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⭕ 僕らのエロフ♥ 1


──*──*──*── 翌日


──*──*──*── ゼシュカノ村


──*──*──*── 奴隷商・外


惷麗

「 おぉ~~!!

  がリアルな《 奴隷商 》か!

  なんか……僕の知ってるイメージと違うな…… 」


マオ

「 シュンシュンが知ってる《 奴隷商 》は、アニメや漫画,ゲームや映画の中で見てたがいかんだもんな。

  現実リアルがいかんなんてだよ 」


惷麗

「 はぁ……。

  ワクワク感が半減したな…… 」


マオ

「 シュンシュンがうるさ──しつこいからわざ(わざ)連れててやったってのに……。

  ほら、はいるぞ 」


アノスベルド

「 エルフ専門の《 奴隷商 》なんですね。

  なんでエルフは奴隷ドンクラとして売られてるんですか? 」


マオ

「 オレも詳しい事は知らないけど──、もと(もと)を追われて、行く当ての無いエルフを保護して就職先をあっせんしていた施設だったとかなんとか…… 」


アノスベルド

「 ふぅん?

  就職さきあっせんをするなら奴隷ドンクラとして紹介する必要は無いんじゃないですか? 」


マオ

「 そうなんだよな。

  オレもが分からないんだ… 」


惷麗

「 そんな事、どうでもいだろ!

  早くエロフと対面しようゼ★ 」


マオ

「 シュンシュン、エルフのまえで “ エロフ ” なんてくちばしってしたら駄目だからな。

  入館禁止にされるから 」


惷麗

「 分かった分かった 」


マオ

「 不安…… 」


 《 ダンジョン 》でシュンシュンが「 エルフを仲間にしたい!! 」って()ねるもんだから、仕方無くいったん攻略を中断して《 ダンジョン 》を出る事にした。

 《 ダンジョン 》を出てからは古代遺跡でいっぱく、シュンシュンの転移陣を使って≪ ゼシュカノ(むら) ≫へ戻った。

 ≪ ゼシュカノ(むら) ≫にも大きくは無いけど《 奴隷商 》は在る。


──*──*──*── 奴隷商・店内


 《 奴隷商 》の店内へはいる。


アノスベルド

「 マオさ──にぃさん、あの耳がとがっているのがエルフ族なの? 」


マオ

「 そうだな。

  エルフ族にも種類が有って、耳のとがっていないエルフもるよ。

  鼻の長いエルフや鼻がデカいエルフ,背の低いエルフ,えてるエルフ,痩せてるエルフ,黒肌のエルフ,青肌のエルフ,緑肌のエルフ……環境に依っていろ(いろ)と特徴が違うんだ。

  エルフ族ってのは、バラエティにほうな種族かな 」


アノスベルド

「 そうなんで……だね。

  仕事をあっせんする為にわざ(わざ)エルフ族を “ 奴隷ドンクラ ” に落とすなんて、僕は変だと思うな……。

  マオにぃさん、人間ってなにさまなの?? 」


マオ

「 ……………………エルフ族を “ 奴隷ドンクラ ” にしてる理由が知りたいなら、マーフィにでも聞いてみるよ。

  仮にマーフィが知らなくても伯父さん(アルソリュンド)やラオインダなら事情やけいなんかを知ってるかも知れないし 」


アノスベルド

「 は~~い!

  マオにぃさん、人間ってエルフをこのんで買ってるのかな? 」


マオ

「 シュンシュンを見てれば分かるよ。

  スラッとした体型で、胸がデカくて腰がくびれてて、お尻がキュッと絞まってる美人系や可愛い系じゃないかな…… 」


アノスベルド

しゅんれい最低ぇ 」


プディ

「 ぷてぃ…… 」


マオ

「 エルフ族って高額なんだよな……。

  勝手にエルフを買った事、セロに怒られないか心配だよ。

  セロは怒ったりしないけど…………≪ みやこ ≫が1つ〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されたりしないか気が気じゃないよ…… 」


アノスベルド

「 セロフィート様って、〈 (原質)(みなもと) 〉で≪ みやこ ≫を消しちゃうんですか?! 」


マオ

「 ≪ くに ≫をじょうくうに持ちげて、逆さまにして地上へ落下させた事も有るんだ。

  ≪ まち ≫をこおらせた事もあったし── 」


アノスベルド

「 セロフィート様、凄いですっ!! 」


マオ

「 感激しちゃうんだな~~。

  それにしても、シュンシュンはまで行ったんだ?

  アベル,プディ、一緒にシュンシュンを探そう 」


アノスベルド

「 はい、マオにぃさん 」


プディ

「 ぷてぃ~~ 」


アノスベルド

「 マオにぃさん、プディが『 あっちにる 』って言ってるよ 」


マオ

「 よし、行ってみるか。

  教えてくれてがとな、プディ 」


プディ

「 ぷてぃ(////)」


 オレはアベル(アノスベルド),プディとともにシュンシュンがるであろう場所へ向かった。






──*──*──*── とある部屋


惷麗

「 う~~ん……。

  違うんだよなぁ……。

  僕の求めるエロフはきみ達じゃない! 」


マオ

「 コラ、シュンシュン!

  『 エルフ族のまえで禁止用語を使うな 』って教えたよな。

  早速、約束をやぶるなよ 」


惷麗

「 マオ!

  アノスにプディ迄──。

  けたと思ったのに── 」


アノスベルド

しゅんれいって()(鹿)なの? 」


プディ

「 ぷってぃ 」


惷麗

「 黙れよ!

  そのうるさくちやみじゅじゅつで縫い付けてやろうか 」


マオ

「 シュンシュン!

  今は女の子でアベルの妹なんだぞ。

  言葉づかいを気を付けるようにな 」


惷麗

「 分かった分かった……。

  マオはくちうるさい母親かよ…… 」


マオ

「 このまま買わずに帰ってもいんだぞ 」


惷麗

「 マオにいさぁ~~ん!

  しゅんれい、泣いちゃう~~~~ 」


アノスベルド

しゅんれいきっ()しょ(しょく)~~(わる)


プディ

「 ぷってぃ゛…… 」


マオ

「 エルフさんに失礼な事を言ったりしたらそく帰るからな 」


惷麗

「 マオにいさんの~~ 」


 はぁ……無駄に疲れちゃうな。

 早く帰りたい……。

 セロがてくれたら………………それはそれで大変な事態になりそうだな……。


 もう少しシュンシュンに付き合う事にした。

 オレは両目をひからせて、シュンシュンを見張る。

 アベル(アノスベルド)とプディはしっかりしてるから、自由行動をさせても大丈夫だろう。


 うん、ぶん──。

 大丈夫だと思いたいな。






──*──*──*── 6時間後


 シュンシュンはようやく、買うエルフを決めてくれた。

 1人のエルフを決めるのに6時間も掛けるなんて、シュンシュンだけじゃないか?

 いくなんでもぎんし過ぎだろう。


 シュンシュンのがねかないそうなエルフが見付からなかったから諦めて帰るすんぜんだった。

 結局、シュンシュンが買うと決めたエルフは、ノエル(ノンドエルト)さんのパーティがねて助けたエルフだった。

 《 冒険者ギルド 》に保護されたあといろ(いろ)な手続きを踏んで《 奴隷商 》へ戻ってたみたいだ。


 こんな事って有るんだな。

 シュンシュンは再会したエルフに向かって、「 きみに決めた! 」って、かで聞いた事の有るよう台詞せりふで宣言したもんだから、彼女エルフまどっていた。

 困惑しているエルフを連れて、奴隷商人おっちゃんに説明をしてから必要な金額を支払った。


 オレが〈 サムシンググレート 〉だって事を知ってるみたいで、少しだけオマケしてくれた。

 エルフ族の奴隷紋は、背中じゃなくてひだりみみうしろに有るらしい。

 奴隷商人おっちゃんが教えてくれた。


マオ

「 さてと──。

  無事にエルフも買えた事だし、ずは装備を整えないとな 」


アノスベルド

「 マオにぃさん、エルフさんも冒険者登録するの? 」


マオ

「 いや、奴隷ドンクラは冒険者登録が出来ないんだ。

  強くしたいなら戦うすべを教えて、鍛える事が出来るんだ。

  《 ダンジョン 》の中で育てようか 」


アノスベルド

「 《 ダンジョン 》はシィランク冒険者にならないとはいれないよね。

  奴隷ドンクラいの? 」


マオ

「 エルフ族に対してはかんようかな。

  エルフ族は精霊魔法を使う事が出来るんだ。

  精霊魔法は人間が使う元素エレメント魔法マジックより強力なんだ 」


惷麗

「 ふぅん。

  精霊魔法を使えるからるだけで戦力になるって事か。

  さすは僕だな! 」


アノスベルド

「 知らなかったくせにく言うよね 」


プディ

「 ぷてぃ 」


マオ

「 《 冒険者ギルド 》でパーティ登録をしてから《 防具屋 》へ行こうな 」


 オレ達は《 奴隷商 》を出ると《 冒険者ギルド 》をして歩き出した。

◎ 訂正しました。

  入館禁止にされるからな 」─→ 入館禁止にされるから 」

  くちうるさいし母親かよ…… 」─→ くちうるさい母親かよ…… 」

  きっ()|しょ《しょく~~(わる) 」─→ きっ()しょ(しょく)~~(わる)

  ひかられて、─→ ひからせて、

  シュンシュンはしばらく、─→ シュンシュンはようやく、

  はい)れないよね。─→ はいれないよね。

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