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⭕ 冒険者デビュー 3


受付嬢

「 御待たせ致しました。

  マイバイしょうの書き換えが終了しました。

  セロフィートさん,マオさんのマイバイしょうを御返し致します 」


マオ

がとう 」


 オレは受付嬢から2枚のマイバイしょうを受け取り、ポーチの中へれる。


受付嬢

此方こちらがシュンレイさんのマイバイしょうになります。

  無くさないようにケースにれてくださいね 」


惷麗

「 おぉっ!

  これで今から僕も冒険者の1人なんだな! 」


マオ

「 これでシュンシュンも〈 サムシンググレート 〉の一員だな!

  おめでとう 」


惷麗

「 ケースにれたけど、どうすればいんだ? 」


マオ

「 シュンシュンの冒険者ランクは1番下のジィだから、赤い紐をケースにとおして──、首に掛けて衣服の中にれとけばいよ。

  ケースと紐はセットで300クインだから── 」


 そう言ってオレは受け付けカウンターの上に300クインを出した。


受付嬢

がとう御座います。

  依頼書は壁に貼られています。

  なるべく自分のランクに見合った依頼を浮けるようにしてください。

  無理せずに身の丈に合う依頼を選んでくださいね。

  右側がジィランクです。

  左側に向かってエスランクに上がっていきます 」


マオ

がとう。

  シュンシュン、依頼書を見てみよう 」


惷麗

「 いよいよだな! 」


 オレはシュンシュンをうながして、依頼書が貼られている壁に向かって歩く。

 どうやら依頼帳は置かれてないみたいだ。


──*──*──*── 壁・掲示板


マオ

「 右側がジィランクだったな。

  う~~ん、薬草ハーブ採取の依頼が多いな。

  薬草ハーブ採取以外の依頼は──ノブラット(野ネズミ)ボフラビット(野ウサギ)サーペビス(森ヘビ)ゴブランコ(ブタ)ベラシッカ(鹿ジカ)の依頼が有るな 」


惷麗

なんだよ、怪物モンスターじゃないのかよ? 」


マオ

「 動物にた姿をしてるけど、間違いなく怪物モンスターだよ。

  まぁ、シュンシュンなら式神やびとに戦わせれば問題無いだろ。

  シュンシュン、受けてみるか? 」


惷麗

「 受けれるなら受けたいが、いくつも受けれるのか? 」


マオ

「 シュンシュン、〈 サムシンググレート 〉はエス級冒険者パーティだぞ。

  信頼と実績さえ有れば複数の依頼を受ける事が出来るんだ。

  貼られてる依頼書を壁から剥がしたら、受け付けカウンターへ持って行こう 」


惷麗

薬草ハーブ採取はれるなよ! 」


マオ

「 分かったよ 」


 オレは初心者向けの怪物モンスターりの依頼書を壁から剥がして、受け付けカウンターへ持って行く。


──*──*──*── 受付カウンター


マオ

「 依頼を受けたいので受理してください 」


受付嬢

「 はい。

  依頼書は5枚ですね。

  ノブラット(野ネズミ)ボフラビット(野ウサギ)サーペビス(森ヘビ)ゴブランコ(ブタ)ベラシッカ(鹿ジカ)の依頼書ですね。

  此方こちらの書類に注意事項が書かれていますので、りを始める前に必ず御読みになってください。

  怪我,戦闘不能,死亡されても自己責任となりますので怪物モンスターりの前にはしっかりと装備を整えてからにしてください 」


マオ

「 忠告、 がとう──。

  シュンシュン、ずは装備を整えよう。

  《 武器屋 》《 防具屋 》《 装飾アクセサリー屋 》《 道具アイテム屋 》に寄って必需品をぶっしょくしよう 」


惷麗

「 おぃおぃ、この格好じゃ駄目なのかよ? 」


マオ

「 軽装過ぎるからな。

  自分に合う装備品を揃えたり、必需品を買い揃えるのも冒険者の醍醐だいごなんだ。

  今のシュンシュンに合う装備を買い揃えよう 」


惷麗

「 僕の可愛さを引き立てるような装備にしてくれよ! 」


マオ

「 可愛さって──。

  今でもじゅうぶん可愛いだろ。

  今より可愛くなったら襲われかねないぞ 」


惷麗

「 そんなヤツはマオが返り討ちにすれば済む問題じゃないか。

  だろ、にいさん♥ 」


マオ

まったく……。

  たまには自分で対処してくれよな…… 」


 そんな訳で《 冒険者ギルド 》を出たオレは、シュンシュンの装備を整える為にシュンシュンを連れて《 防具屋 》へ向かった。


──*──*──*── 防具屋


マオ

「 シュンシュン──、が《 防具屋 》だ。

  今のシュンシュンに合う防具を探そう 」


惷麗

「 可愛いのだからな! 」


マオ

「 シュンシュンは召喚術士だから、召喚術士の防具品を見せてもらおう。

  済みませーーーーん 」


 オレは店員さん(従業員)に召喚術士の防具品の場所を教えてもらった。

 召喚術士ってのはマギタ(魔法使い)よりしょう神官プリーストよりも特殊な職業みたいだから、装備品の値段も張るらしい。


惷麗

「 パッとしたいろが無いじゃないか!

  なんで根暗っぽいいろしか無いんだよ! 」


マオ

「 言いかたぁ~~。

  “ 落ち着きの有るいろ ” って言えよ? 」


惷麗

「 なぁ、この中なら選ばないといけないのか?

  いろ違いは無いのかよ? 」


マオ

「 う~~ん、聞いてみようか。

  いろ違いを頼むとなるとオーダーメイドになるから値段は上がるし、出来上がりにも時間が掛かると思うけどな。

  …………いや、いろ違いに関してはマオキノに頼んでみるか。

  必要な素材集めも防具作りも任せてみよう 」


惷麗

「 マオキノがるのかよ?

  姿が見えないけど、るんだ? 」


マオ

「 家にるよ。

  宿屋に泊まると宿泊費がかさむから、今にも潰れそうなはいおくが建ってる土地を買い取ったんだ。

  今はマオキノが住めるように建てなおしてくれてるよ 」


惷麗

に── 」


マオ

ひととおり防具を買おう 」


 オレはシュンシュンに必要な防具を見積もってみる。

 シュンシュンは不本意みたいだけど、防具に関しては大丈夫だな。


マオ

「 シュンシュン、レジで支払おう。

  会計が済んだら試着室で着替えてくれな 」


惷麗

「 おい、試着してから買わないのか? 」


マオ

「 先に試着をすると、重ねして盗むやからるんだ。

  防犯の為に試着は購入にする決まりになったんだよ 」


惷麗

「 冒険者が盗みをするのかよ?

  犯罪者もさおだな! 」


マオ

ひんこうほうせいな冒険者ばかりじゃないんだ。

  冒険者が冒険者をつかまえて連行する事だって有るんだぞ。

  無駄に強いからな~~ 」


惷麗

「 ふぅん?

  購入は “ 試着 ” って言わないんじゃないか? 」


 オレは購入する防具一式を持ってレジへ向かった。

 どえらい金額を支払って召喚術士の防具一式を購入すると、シュンシュンに手渡して試着室にはいって着替えてもらった。


マオ

「 よし、次は武器だな。

  《 武器屋 》に行こう 」


惷麗

「 あぁ……。

  可愛くないな………… 」


 着替えた防具品に不満をいだいてるシュンシュンと一緒に《 防具屋 》を出て、次の目的地の《 武器屋 》へ向かった。

◎ 訂正しました。

  無いんじゃないか! ─→ 無いじゃないか!

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