表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☀「 セロ 」もしも、霄囹がマオと一緒に冒険者をしたら……。  作者: 雪*苺
三一日目 【 ダンジョン、行こうぜ★ 】
29/49

⭕ ダンジョン攻略 3


──*──*──*── ダンジョン


惷麗

「 おぉ~~!

  これがリアルな《 ダンジョン 》の中なんだな! 」


アノスベルド

「 へぇ~~。

  意外と綺麗なんですね 」


プディ

「 ぷてぃ~~!

  ぷてぃぷてぃ♪ 」


惷麗

「 おい、見ろよ!

  これって結晶じゃないのか?

  くっはぁ~~~~。

  綺麗じゃないかよ!

  したに転がってるキラキラしてるのは宝石か? 」


マオ

しょっぱなから《 ダンジョン 》の巧妙なさくりゃくに引っ掛かってるしぃ~~ 」


アノスベルド

「 どういう事なの、マオにぃさん 」


マオ

「 結晶も宝石も《 ダンジョン 》を出るとちりと化すんだ。

  持ち出せないから、よくって取らないようにな──って、言ってるそばから取ってるしぃ~~ 」


アノスベルド

「 “ 持ち出せない ” って事は、現金に出来ないって事なんだ?

  じゃあ、集めるだけ無駄なんだね 」


 アベル(アノスベルド)は冷ややかな目で、結晶や小粒の宝石を拾っているシュンシュンを見詰めている。


惷麗

いだろ、別にぃ!!

  ふところれたい男のマンなんだよ! 」


アノスベルド

「 今は女だよね…… 」


マオ

「 余計な荷物を増やさない!

  ほんものは重たいからな!

  したに置いて先に進むぞ 」


惷麗

「 分かったよ。

  さよなら、お宝ちゃん達── 」


マオ

「 シュンシュン……ポケットにれたのも出せよ 」


惷麗

「 ……………………分かってるよ… 」


 シュンシュンは舌打ちしながら、拾った結晶や宝石を地面に落とす。

 バラバラと大量の結晶と宝石が地面に戻された。

 まったくもぅ、どんだけ拾ってんだか──。


マオ

魔物マタムトは地下1階から出現するんだ。

  1階は最初の安全地帯だから、地下へりるまえに準備の最終チェックをしよう 」


惷麗

「 必要ないだろ 」


マオ

「 シュンシュン、最終チェックは大事だぞ。

  地下へりたら1階につうじる階段は消える。

  りきで地下5階へりないと此処(1階)へは戻れないんだ 」


アノスベルド

「 そうなんですね。

  ほかにも安全地帯は在るんですか? 」


マオ

「 敬語になってるぞ、アベル。

  安全地帯は5階ごとに用意されてるんだ。

  階層フロアすべてが安全地帯になってる訳じゃなくて、1部だけが安全地帯なんだ。

  5階層フロアごとちゅうボスがて、ちゅうボスを倒さないと安全地帯を利用する事は出来ない。

  此処(1階)に戻る魔法マジカルサークルも安全地帯に在るんだぞ 」


アノスベルド

「 えぇ~~~~。

  ちゅうボスを倒さないと駄目なんだ…… 」


惷麗

「 鬼畜な《 ダンジョン 》だな 」


マオ

ちゅうボスを倒さないと利用が出来ない安全地帯しか無いから、一休みする場所を探すのも一苦労で── 」


惷麗

「 そんなの僕達には不要だろ。

  式神やびとばんをさせればいんだからさ 」


マオ

「 まぁな~~ 」


 そんな訳で、他愛無い雑談をしながら荷物の最終確認を終えたオレ達は地下1階へりる事にした。


──*──*──*── 地下1階


 先に進んでいると魔物マタムトと遭遇する。

 つぎ(つぎ)と遭遇する色んな魔物マタムトを倒しながら、地下をして進む。

 シュンシュンとアベル(アノスベルド)に対して魔物マタムトは楽勝みたいだ。


 頼もしい限りだけど、地下へりるほど、遭遇する魔物マタムトは強くなって行く。

 ≪ エルゼシア大陸 ≫には、ゲームの世界みたいなLVレベルは無いし、ステータスなんてのも無いから、魔物マタムトの強さを見れないのは不便だよな。


 シュンシュンは召喚したびと魔物マタムトを倒せているから、暢気に欠伸あくびなんかして余裕しゃく(しゃく)だ。

 その余裕がまで続くやらだ。

◎ 訂正しました。

  地下へりるまえ─→ 地下へりるまえ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ