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☀「 セロ 」もしも、霄囹がマオと一緒に冒険者をしたら……。  作者: 雪*苺
三一日目 【 ダンジョン、行こうぜ★ 】
26/49

⭕ ランク昇格


──*──*──*── 3週間後


──*──*──*── ゼシュカノ村


──*──*──*── 冒険者ギルド


──*──*──*── 受付カウンター


受付嬢

「 ──おめでとう御座います!

  シュンレイさんはシィランクに昇格されました!

  シィランク冒険者は《 ダンジョン 》へはいる事が許可されます 」


マオ

かったな、シュンシュン 」


惷麗

「 やっとか。

  長い3週間だった 」


マオ

「 シュンシュンは “ 見ぃてぇたぁだぁけぇ~~ ” だけどな! 」


惷麗

「 フフン♪

  戦闘ちゅう傍観(高見の見物)は召喚術士の特権だからな★ 」


受付嬢

「 アノスベルドさんのランクもシィランクに昇格です。

  おめでとう御座います! 」


アノスベルド

がとう御座います 」


受付嬢

「 は、はぃ~~(////)

  どう致しましてぇ……(////)」


惷麗

「 アノスは女ったらしだな 」


マオ

「 絶世の美形だから仕方無いよ…… 」


惷麗

「{ 腐っても吸血鬼ヴァンパイアだな。

   魅了チャームでも使ってるんじゃないのか? }」


マオ

「{ シュンシュン、言いかたぁ~~。

   アベルは腐ってないだろ }

  しっかし、なんでオレの周りってシュンシュン以外は美形ばっかなんだ…… 」


惷麗

「 コラ、“ シュンシュン以外 ” ってなんだよ。

  僕だって大人の姿になったら超絶絶世の美形男子だぞ! 」


マオ

「 超絶絶世の美形男子ってのは、セロの為に有るような言葉だぞ。

  超絶は却下な 」


アノスベルド

「 これで僕も一緒に《 ダンジョン 》へはいれますね♪ 」


惷麗

「 そのキラキラ笑顔を此方こっちに向けるんじゃない!

  まぶしくて目が腐るだろが! 」


マオ

「 腐らないだろ…… 」


 アノスベルドと使い魔のプディが頼もしいすけはいってくれた事もあり、シュンシュンのランク昇格を早める事が出来た。

 1000年をきた吸血鬼ヴァンパイアは成長の調整が自在に出来るようになるらしく、アノスベルドには17歳の青年に成長した容姿で冒険者登録を済ませてもらった。

 とはいえ、成人前の10歳だから成長した姿は24時間ぶんしか維持が出来ないらしい。


 そんな訳でアノスベルドには《 冒険者ギルド 》にはいときだけ成長してもらっている。

 便利な能力ちからだと思う。

 オレも使えたらな……。


マオ

「 さてと──、シィランク冒険者になった事だし、《 ダンジョン 》に行ってみるか? 」


惷麗

「 当然だろ!

  その為にシィランクになったんだからな! 」


アノスベルド

「 楽しみです!

  《 ダンジョン 》は地下なん階まで在るんですか? 」


マオ

「 階層の深さは《 ダンジョン 》に依って違うんだよな。

  アベル、ちょこちょこ敬語になってるぞ 」


アノスベルド

「 あっ──。

  なか(なか)なおせないですね(////)」


惷麗

「 僕には遠慮無くタメぐちなのにな! 」


アノスベルド

しゅんれい主人あるじじゃないし 」


惷麗

なまな奴! 」


マオ

「 シュンシュン……。

  自分を棚上げして言うなよ。

  じゃあ、≪ ゼシュカノ ≫から1番近い《 ダンジョン 》へ行こうか 」


アノスベルド

「 はい! 」


惷麗

「 《 ダンジョン 》で魔物マタムトるいを倒しても冒険者ランクは上がるんだよな? 」


マオ

「 冒険者ランクを上げるには出来る限り、純度の高いせきを集める事かな。

  純度の高いせきの重さに比例するんだ。

  純度の低いせきが軽いって訳じゃなくて、“ 純度 ” は《 冒険者ギルド 》に配属されているせき専門の純度鑑定士の鑑定書を基準にして評価されるんだ 」


惷麗

「 純度だぁ?

  初耳だぞ!

  高純度のせきなのか素人しろうとには判断がむずかしいって事かよ? 」


マオ

むずかしいんじゃなくて出来ないんだよ。

  せき専門の純度鑑定士じゃないと判断が出来ないんだ。

  せき専門の純度鑑定士に対する待遇はいし、給料もいから賄賂を送ってズルしようとすると逆にチクられて《 冒険者ギルド 》から、マイバイ証を没収されて、1年間の出禁をらう事になるんだ。

  マイバイ証を没収されてるあいだは冒険者としての活動を一切出来なくなる。

  仮にせき専門の純度鑑定士が賄賂を受け取ってをしたら──、加担した冒険者パーティもろとも≪ カルセライル ≫に連行されて公開処刑されるんだ。

  せき専門の純度鑑定士はしょうな存在だけど、信頼をうらる不公平で不誠実なせき専門の純度鑑定士は必要とされないんだ 」


アノスベルド

「 厳しい処罰ですね…… 」


マオ

「 “ 信頼をうらる ” ってのは、いのちもっつぐなうくらい “ じゅうざい ” って事だよ。

  せきには王族が関わってるからな。

  王族を騙す事になるし、王族の信頼をうらる行為だから “ 国家反逆罪 ” になっちゃうんだ。

  誕生日プレゼントっていうめいもくで、最終的にはオレに献上される訳だし。

  高純度のせきを散りばめたオルゴールに使われているせきに少しでも低純度のせきが混ざっていたら──── 」


惷麗

「 そりゃ、大事件になるよな。

  鑑定したせき専門の純度鑑定士と冒険者パーティは即死刑だな! 」


マオ

「 簡単に処刑になんてされないよ。

  セロが黙って無いからな。

  オレに贈られたオルゴールは、セロの抜き打ちチェックをごとに合格したから、オレの手元に有るんだ 」


アノスベルド

さすセロフィート様です!

  マオ様には本物しか贈られないようになっているんですね! 」


マオ

「 まぁ……そうだな。

  ははは………… 」


惷麗

「 いい加減に慣れろよ、皇子様! 」


マオ

「 “ 皇子様 ” は余計だからな!

  オレはセロだけの守護衛士のマオ・ユーグナルとしてきていたいんだからさ! 」


惷麗

「 世界一──いや、地球テッラ一贅沢なままだな! 」


アノスベルド

「 次元の違うせいだいままですね♪ 」


マオ

「 ははは…………」


 オレ達はひととおり喋ったら《 冒険者ギルド 》を出て、せいもんを目指して移動した。

◎ 訂正しました。

  コラ、“ 僕意外 ” って ─→ コラ、“ シュンシュン以外 ” って

  高純度のせきを散りばめられた ─→ 高純度のせきを散りばめた

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