⭕ 追放劇 2
──*──*──*── 受付カウンター
受付嬢
「 ──御待たせ致しました。
依頼の受理をさせて頂きました 」
マオ
「 うん、有り難う。
後、依頼帳が有れば見せてほしいんだけど 」
受付嬢
「 依頼帳ですか?
事情はギルド長から伺っております。
御自由に御覧になってください。
ハイデス──、〈 S・G 〉さんに依頼帳を渡して差し上げて 」
ハイデス
「 分かりました、先輩。
〈 S・G 〉さん、此方へどうぞ── 」
マオ
「 シュンシュン、オレは依頼帳を見るけど、シュンシュンはどうするんだ? 」
惷麗
「 僕は未だ床に座り込んでる奴に声を掛けて来る。
野次馬が集まって来てるからな 」
マオ
「 セイリース・ナトバン──か。
シュンシュン、父親心が出ちゃったのか? 」
惷麗
「 父親心ねぇ──。
………………そうかもな? 」
マオ
「 声を掛けるのは良いけど、騒ぎは起こさないでくれよ 」
惷麗
「 分かった分かった。
妹らしく、努力はしてやるよ 」
「 不安だなぁ~~~~ 」と思いつつ、オレは依頼帳を見る為に従業員のハイデスさんの案内に従う。
シュンシュンが未だ人間だった時代、家庭を持っていて大黒柱として家族を養っていた経験者だ。
妻,娘,孫が居たから、親心ってのが分かるのは、シュンシュンだけだ。
挧氤さんとミカトさんが居
子供姿のシュンシュンしか知らないから、想像が出来ないや。
──*──*──*── 惷麗Side
惷麗
「 ──おい、何
此
通
さっさと立って隅
僕は可憐な声で床に座
相手を見
(* ̄▽ ̄*)フフン!
セイリース・ナトバン
「 …………貴女
惷麗
「 妨害者に名乗る様
さっさと退
それとも腰が抜けて1人で立てないのかよ? 」
セイリース・ナトバン
「 …………貴女
惷麗
「 余計な御世話さ。
僕の事なんて今は良
セイリース・ナトバン
「 …………そう……ですわね……。
……………………此
………………言われなくても退
女
惷麗
「 アンタ──、複数属性を使えるセイリース・ナトバンだろ 」
セイリース・ナトバン
「 そうですけど………………それが何
惷麗
「 アンタのパーティは、ダンジョン攻略するってのに1番の “ 戦力 ” でもあるマギタ
イカれてるねぇ 」
セイリース・ナトバン
「 …………見てましたの? 」
惷麗
「 あんな派手に追放劇を繰り広げといて目
注目の的
セイリース・ナトバン
「 …………何
アタクシに何
惷麗
「 別に用なんて無いさ。
何
僕は親切な美少女なんだ★
(* ̄▽ ̄*)フフン! 」
セイリース・ナトバン
「 ……………………貴女
随
惷麗
「 僕は15歳だ。
つい最近、成人したばかりさ。
冒険者登録をして11日目だ! 」
セイリース・ナトバン
「 貴女
惷麗
「 G
違うんだよなぁ~~。
僕は今日
(* ̄▽ ̄*)フフン!
凄いだろうっ!! 」
セイリース・ナトバン
「 冒険者になって11日目でE
幾
そんな事…………有り得ませんわ!! 」
惷麗
「 有り得ない?
おぃおぃ、ド狭
僕は現
フフン、僕は凄い召喚術士なんだぞ! 」
セイリース・ナトバン
「 召喚術士ですって?!
召喚術士が11日目でE
益
惷麗
「 フン!
僕はS
昇格が早いのは当然だろ!
(* ̄^ ̄*)エッヘン 」
セイリース・ナトバン
「 〈 S
……………………〈 S
惷麗
「 “ 用なんて無い ” って言ってるだろ。
まぁ──強
セイリース・ナトバン
「 アタクシの保護……ですって……??
……………………どうして〈 S
惷麗
「 リーダーがアンタの事を知ってるんだと。
アンタを助けるとリーダーが喜ぶんだ 」
セイリース・ナトバン
「 〈 S
あ……有り得ませんわ………………アタクシには面識が有りませんもの── 」
惷麗
「 アンタに有ろうが無かろうが関係無いんだよ。
今回はセロフィートに感謝するんだな。
盛
マギタ
名前も知らないケダモノと化した男
セイリース・ナトバン
「 ………………貴女
惷麗
「 悪
知った事かよ。
天下の〈 S
〈 S
──アンタを追放した彼奴
ダンジョン攻略中
セロフィートのマオが言うんだから間違いないぞ。
自業自得ってヤツだな! 」
セイリース・ナトバン
「 全滅するとは思えませんわ……。
アキオリドが率
アタクシが抜けたぐらいで全滅するなんて── 」
惷麗
「 どうやらアンタは頗
僕は《 ダンジョン 》に入
謂
《 ダンジョン 》に関する酸
嘘は言わない 」
セイリース・ナトバン
「 ………………………………………… 」
惷麗
「 見
《 ダンジョン 》の中で死なずに済んだ訳だからな!
大
アンタを無駄死
今回のダンジョン攻略にアンタだけは巻き込みたくなかったのかも知れないねぇ 」
セイリース・ナトバン
「 ………………アタクシを生
惷麗
「 善
だが、はっきり言って “ 違う ” に決まってるだろ。
ガキにだって分かるさ。
アンタはアキオリドって奴
モリディアって奴
モリディアって奴
アンタをパーティから追放する様
命
おめでとう── 」
セイリース・ナトバン
「 ……………………どうしてパーティを追放されて喜べますの?
ちっとも……………………嬉しくなんて…………ありませんわ………… 」
惷麗
「 何
ほら、行くぞ 」
セイリース・ナトバン
「 貴女
惷麗
「 当然だろ!
僕は偉いんだからな! 」
僕は何
面倒見の良
◎ 訂正しました。
親
ミカト
邪魔だっただけさ。─→ 邪魔だったんだ。
た




