第二章 07 チョココロネ
『ご覧あれ』
小さな少年は黒色のオーラを纏うと目の前のたくさんの魚を斬撃を飛ばして捌き、周りはその光景を見て、大興奮して、大歓声を上げた。
それをテレビの画面越しに見た双子の姉妹はソワソワしていた。
「ねえねえ、ケイちゃん。ツリト君に会ってみたい。年も近いし、仲良くなりたい。それに守って欲しい」
「そうね。アイちゃん。ケイも会いたいわ。こんな風にずっと暗い部屋にいて閉じ込められて自由に走れないなんてもう嫌。そろそろ、逃げ切る準備はできたしね。アイちゃん、行こう」
「うん」
二人は黒色のオーラを纏い、手を握ると目の前の壁を壊して外に出た。外では大雨と雷が村一体に降り、鳴っているはずだった。だが、降っていなかった。それどころか、周りには血の雨が降っていた。
「「え⁉」」
目の前には同胞、ケイとアイを閉じ込めたウサギ人の死体がたくさん転がっており、今も空から死体が降って来ていた。そして、目の前には青髪蒼目の髪を適当に括っただけで無精髭を生やした桃色の着物を着た一本だけ刀を腰に差した男と、鼠色の袴をきた鼠色の髪をした物腰が柔らかそうな顔つきをした男が現れた。おでこを見せた鼠色の髪をしている男はウサギ人の少女の前で座ると手を出した。
「こんにちは。お嬢さんたち。助けに来ましたよ」
「「ありがと…う。でっでも、何で?」」
「お嬢さんたちのためですよ。ところで、お嬢さんたちはどこに行くおつもりで?」
「「ツリト、君」」
「そうですか。ツリト君に会わせてあげましょうか?」
「「ホン、ト?」」
「ええ、ええ。私を信じてください。誓いの印として握手しましょう」
その男はそれぞれ姉妹に手を出した。姉妹は手を恐る恐る出して握手した。サンドラは軽く舌打ちをしてソッポを向いた。
「では、行きましょうか。サンドラさん。凄い逸材を手に入れることができましたね」
「ハッ。俺的にはツリトの傍に連れて行ってやりたかったんだがな」
「何でですか?」
「そりゃ、ツリトに切磋琢磨できるライバルがいて欲しいからだ。このままじゃあ、俺に届くことすらできずに寿命が来る」
「ホント、好きですね。私はエージソンさんの考え通り、ツリトさんも実験室に連れて行くべきだと思うんですがね。あなたに反対されると両手を上げざるをおえませんよ」
「ハッ。どの口が言ってやがる。結果的に俺を死なせた奴が。行くぞ」
サンドラは空間を歪めて異空間に繋げた。顔は苦虫を嚙み潰したようだ。一方、鼠色の髪をした男はニコニコしたままであった。
「私の名前はウィーチ。よろしくです」
「「ここは、どこ?ツリト君に会わせてくれないの?」」
「果て果て、困りましたね。やはりオーラの練度が勝ってるとはいえ、黒ですね。それにアイさんのシックスセンスの影響か。すぐに暗示が消える。仕方ありませんね。余り使いたくはないのですが、お嬢さんたち、信じろ」
「「はい」」
「では、これからはサンドラさんに託しますね。仲良くしてください」
「俺の名前はサンドラだ。お前らにはこれからオーラの練度を上げてもらう。毎日、夜、一回は見に来る。もし、俺が満足するほどに上がっていなかったらお仕置きだから覚悟しとけよ。それと、アイ。シックスセンスを使ったズルは分かるからな。じゃあ」
「「はい。ツリト君のために」」
「おいっ。今日のノロマを達成できていないぞ」
サンドラは容赦なくケイとアイに雷撃を飛ばした。二人は悲鳴を上げて痙攣した。
「チッ。ウィーチの暗示が消えないように攻撃するのも一苦労だな。ったく面倒だ。が、この暗示のせいで練度が上手く上がっていない。消してやる。明日を楽しみにしてるぜ」
「「はい。ツリト君のために」」
「すみません。暗示が切れているみたいですね。お嬢さんたちはツリト君に会えますよ。信じろ」
「「はい。ツリト君のために」」
「アイ。お前のシックスセンスでウィーチを欺け。それがいずれ、ツリトのためになる」
「はい。ありがとうございます」
「アイちゃん、よろしく」
「よしっ。今日はこんな感じでいいだろう。一つ、報告だ。ツリトに会うための準備が少しずつされている」
「「はい。ありがとうございます」」
「喜べ。多分明日、お前らはツリトに会える。その時にはお前らの愛を爆発させな」
「「はい。ありがとうございます」」
「すみません。今日はサンドラさんは来れません。ですが、明日からツリト君に会いに行かせてあげますよ。お嬢さんたち。一応、暗示を掛け直しますね。信じろ」
「「はい。ありがとうございます」」
「いやあ、それにしても、ツリトさんには驚かされました。サンドラさんを足止めする実力があるとは。そして、私たちの視点から更に上のところからの攻撃。サンドラさんは辛うじて生きて戻って来ましたが、今日はエージソンが付きっ切りですね。まるで、クローンを作ってるみたいだ。さてと、エージソンさん。明日からは、僕のやり方を押し通しますね。だから、あの時、ツリトさんを攫おうと言ったんですが」
「ああ、ツリトのサンプルが入るなら何でも構わんよ」
「グッドモーニングです、サンドラさん。良い夢は見れましたか?今日からは僕のやり方を押し通しますね」
「そうか。俺は知らん」
「いやいや、待ってください。私はずっとサンドラさんのやり方に従って来ました。今度はサンドラさんの番ですよ。私に従ってください」
「ハッ。だが、俺はお前が死にそうになっても一切手を貸さんからな」
「ええ、ええ。構いませんよ。私はお嬢さんたちを使いますから」
「…そうか。だが、ツリトの居場所は知っているのか?」
「知りません。ですが、向こうからやって来させますよ。私がサンドラさんをやって来させたようにね」
「そうか。だったら、手伝ってやろう。だが、ホントに俺はお前が死にそうになっても手を貸さない。せいぜい、頑張りな」
「ええ。ありがとうどざいます。そもそも、私が追い詰められるはずありませんから」
ウィーチはずっとニコニコしたまま表情を変えなかった。サンドラは頬を上げて笑っていたが、ウィーチを嘲笑っていた。
「さて、お嬢さんたち。今日からこの星に大雨をバンバンと雷をゴロゴロとやっちゃってください。そうすれば、お嬢さんたちはツリトさんに会えますよ」
「「はい。ありがとうございます」」
「もし、ツリトに会う前に殺されそうになったら俺が会いに来てやる」
「「はい。ありがとうございます」」
「じゃあ、私たちは行きますね。頑張ってください」
サンドラはケイとアイに優しい声を掛けると瞬間移動でその場から消えた。
「さて、こんにちは。私はいい知らせを持って来ましたよ。カナヤ新興国の中央銀行の総裁。ちょっとお話しませんか」
ウィーチとサンドラは顔を変えてニコニコと一人しかいなかった総裁の部屋に現れたのだった。
「ということで、私を信じてください。明日の夜六時にお金を一時的に王都にある世界銀行に預けてカナヤ新興国のお金をすっからかんにしてください」
ウィーチは握手しながらニコニコとお願いした。
その後も、カナヤ新興国の主要企業の社長と順番に面会して行った。内容はいずれもおんなじだ。
「ということで、私を信じてください。明日の夜六時一分前にお金を一時的に全てカナヤ新興国の中央銀行に預けてください」
順調に挨拶周りを終わらしたウィーチはニコニコして笑っていた。否、ずっと笑っている。彼が真顔を見せたのは生前の死ぬ俊前だけだ。そして、その顔を見たのはもちろんサンドラだけだ。サンドラは大雨と雷の音を聞きながら今後の展開を予想し直していた。というのも
何で、ツリトはこの雨と雷をすぐに斬ってないんだ。もう決着を着けてないとおかしいだろう。しかも、ツリトのオーラが全く感じない。雨が降る前は感じてたのに……。これはちょっと、想定外だ。こいつの企みを突破するつもりがないのか?まあいい。どうせ、ツリトの勝ちは変わらん。
「ケイちゃん。ホントに大丈夫かな?」
「大丈夫、アイちゃん。こうしないとあの男に気付かれる。あの男がもし、何重にも暗示を掛けて来たらケイたちが危ないから。それより、アイちゃんは大丈夫?」
「アイは大丈夫。ウィーチは気付いた様子はない。サンドラは気分屋だから、分かんないけどアイたちには興味がないんじゃないかな?」
「そうね。きっとそうだって信じよう。それに、ツリト君はここにいるのは間違いないんでしょ?」
「うん。今は、位置が掴めないけど、雨を降らす前はちゃんと分かってたから」
様々な思惑が動いてそれぞれ準備、対応に追われている中。ツリトはと言うと
「ツリト君。幼児体形では興奮しなかったみたいだけど、元に戻ったら興奮してるね。やっぱり巨乳好きなのかなあ?アナがもっと興奮させてあげる♡」
ツリトはセナにより体を洗われた後、リナにより真剣な話をされて、そして、体を元の大きさに戻されて、これからアナから順番にツリトを誘惑する流れとなった。制限時間は十分。つまり、最低でも、八十分は拘束されることが決定した。
アナは今、ツリトのアレの上に暗闇があり足をツリトの腰に回して首に手を回して体を密着している。尚、セナによるツリトへのオーラの吸収は続いていており、頭のてっぺんから吸収されている。ツリトは何が来るのか身構えた。が、何も起こらなかった。視界の先にいる、妹たちもキョトンとしていた。そして、やがて、お風呂の水面が細かに揺れ出した。
「「「まさか…」」」
アナ以外の全員が驚愕の表情と共に思わず声を漏らした。アナは自信が溢れていてツリトの耳元に口を近付けた。
「下半身だけ振動してるよ♡」
アナはツリトの耳を甘噛みした後、わずかに腰を上げると暗闇の隙間を埋めてツリトの口に舌のみを振動させて自分の舌を口を合わせて入れた。
アナは残り五分で上半身も振動させてツリトを誘惑し始めた。ツリトはとっくに興奮させられていた。
「ツリト…君、もう一回行け」
「「「ダメ」」」
「「時間切れだよ。アナ姉」」
風呂場に備え付けられてあ時計を見ていた全員がストップを掛けて、モナがアナをツリトから無理やり離して瞬間移動させてハナがアナを十歳の体にした。
「まさか、龍の血を流さずにツリト君にここまでさせるとは、やるね、アナ姉。リナも自分にできることをやって見せるわ。ツリト君、元気?」
「はあ。龍の血を流して欲しいな。記憶がなくて気疲れしないから」
「そんなこと言わないでよ、ツリト君。まだまだ、頑張ってね。血を流した時のツリト君も嫌いじゃないけどさっきの消極的なツリト君も悪くなかったよ」
「じゃあ、リナ姉。始めちゃうよ」
「うん。お願い」
リナはツリトの前で体の大きさが元の大きさに戻った。それを確認すると軽く体を伸ばした。
「「「スタート」」」
「さて、ツリト君。始めよっか」
リナは暗闇の隙間を埋めると腰に足を巻き、首に手を巻くとツリトの耳を甘噛みした。そして、軽く横に腰を振りながらツリトだけに艶っぽく小声で話した。
「キュウリ。…バナナ。…ナス。うーん。そっちじゃないか。じゃあ、桃。…バーガー。…チョココロネ。おっ。これかあ。チョココロネはねえ、穴が開いてる反対側のパンを千切って穴に、挿入…するんだ。そしたら、反対側に、穴が開いちゃうねえ。じゃあ、次はその穴に、口を近付けて舐めて吸ってあげないとね。あっ、指を入れてから、舐めるのも…あり、かな?でも、待って。吸い過ぎたら、湿っちゃうね。フフフっ。困っちゃうね。あっ、もう…。まだまだ、頑張ってね♡…」
その後も、リナの淫語攻撃に興奮したツリトはとにかく興奮した。
「じゃあ、次は、ホットドッグか」
「「「ストップ」」」
リナは元の大きさに戻されて皆の位置に戻された。
「リナ、やるねえ。まさか、あんな戦法があったなんて」
「うん。次はモナだけど、多分ダメね。武器がないから」
「そうね。武器がないから」
二人はそんな話をして談笑している間にモナは元の大きさになりツリトの目の前に移動した。
「スタート」
「さて、ツリト君。モナの武器はここでは生かせないから、龍の血を流すね」
モナはツリトに龍の血を流すと、感覚で十分ぐらい動けるように、後は、モナは楽しんだ。
「「「ストップ」」」
「モナ、潔かったね」
「うん。リナは英断だったと思う。だって、無理して新しいことして、失敗するよりも全然良い選択だったと思うから」
「確かにね。次はセナか。一番手札が多いから何するか分かんないや」
「そだね」
モナはもう十歳の体になってアナたちの溜まり場、お風呂の隅で固まっていた。そして、全員がセナの様子を固唾を飲んで見守っていた。ツリトは今、意識を取り戻したばかりで軽く首を回していた。
「ふう。どうせやるならこうやって意識がない方がいいな」
「そう言うけど、ホントは意識がある方がいいでしょ?」
「んや、マジで。まだ、俺の中で整理できていないから」
「そっか。でも、セナは本気でツリト君に気に入ってもらうから」
セナは自身のオーラをツリトの腰と自分の腰に二本繋げた。前述したが、セナのオーラは自由自在にゴムのように動き、粘土のようでもある。つまり、サポートアイテムとでも言うべきだろうか。セナは姉妹のシックスセンスを使おうとはしなかった。それは、二度目だと十分な効果が得られないからか?否、二度目でも使い方を変えれば十分に興奮できるし、させられる。では、何故使わないのか?それは、単純に自分の力だけでも十分に達成できるという理由もあるが、やはり、一番は姉妹のためだった。姉妹の楽しみを先に奪うのは気が引けたのだ。だから、自分の力だけで楽しみを見つけようとしたのだ。
「いいよ」
「「「スタート」」」
セナは暗闇の隙間を埋めるとお互いの腰に繋げたオーラを少しだけたるました。少し伸ばすとオーラが張ってたるむように仕向けたのだ。そして、顔を近付けるとお互いの側頭部にも二本繋げた。頭はキスしている状態で張るようにした。これにより、お互いが意識がある限りずっと続けられる仕組みを作ったのだ。さらに、オーラの張りをどんどん強くした、つまり、繋げている長さを短くしたのだ。そのため、お互いに十分が過ぎた頃には息切れが起こり熱中症に近い状態になった。
「「「ストップ」」」
モナはそう言った後、セナを瞬間移動で自分たちの待機場所、お風呂の隅に移動させたのだが、ツリトまで一緒に移動された。全員が驚きを露わにした。遅れてハナがセナを十歳ほどにして、二人がくっつくのを止めさせるつもりだったがセナのオーラによりツリトがセナに引っ張られた。結果、ツリトはセナとキスしたまま、くっついたままだった。だから、ユナは無理やりセナの心を操った。
「解除。えいっ。さすがにこれは画的にマズイかな」
ユナはツリトを押して無理やり離れさせた。モナはいつのまにか冷蔵庫にあったフルーツジュースを瞬間移動で人数分取り出していた。
「セナ、ツリト君。それに、皆」
「ありがとう。お風呂の中でするのはさすがに危険だったわ」
「はあ。ありがとう。死ぬかと思った」
「でも、ビックリよね。あんなにしんどいそうなのにちゃんと体は反応してるんだから。アナ、もうちょっと振動させたら良かった」
「ツリト君は凄いね。まだまだ、余力がありそう。リナは結構疲れてるのに」
「いや、俺も疲れてるよ。でも、龍の血が流れたことにより、大分、体力が回復したんだよね」
「ふーん。モナのおかげってことだね」
「ユナはすぐできるけど、ツリトくんはどう?」
「俺はいつでも……、ダメだな。普通のこととして適応してしまってる」
「そんなのとっくにじゃん。じゃあ、ユナとやろっか」
「はあ」
ツリトはフルーツジュースをセナに預けるとユナに引っ張られて先ほどの場所へ移動した。ツリトはさきほどと同じように壁にもたれるとユナに顔を両手でもたれて目を合わせられた。
「ツリト君。今から、龍の血を流すと同時に少しハードにするよ」
「「「スタート」」」
「ツリト君はユナの体に触れるだけでかなり興奮する」
ユナは暗闇の隙間を埋めるとツリトの心臓の位置に手をやり、龍の血を流した。
「ヤバッ。今までで一番凄いかも」
ツリトは本能的に動いているがユナが心を操ったことにより、より感じやすくなっていた。十分が経ったころにはツリトとユナはかなり疲れていた。だが、ツリトはユナを放そうとはしなかった。そして、十分が経った。
「「「ストップ」」」
ユナはすぐにツリトの心を操ったのを解き、ツリトから離れた。ツリトは同時に意識を取り戻したが疲れを感じた。
「ヤバい。これは沼りそう。ミックスするのってこんな良いんだ」
「疲れが…ある。だが、意識がない。はあ」
モナはユナを瞬間移動させてハナは年齢を十歳にして小さくした。サナはツリトの飲みかけのフルーツジュースを投げ渡した。
「うーん。疲れは感じるがすぐに回復する。これはオーラの枯渇状態から来る変化か?」
「セナはずっとツリト君のオーラを吸収してるからそうなんじゃない」
「そうか。これは経験できて良かった。おそらくすぐにオーラが抜き取られるからオーラが俺の体のために練度を勝手に上げているのかな。つまり、この状態に適応しているって言うことなんじゃないかな」
「なるほど。ナナ。リナはもう、ツリト君は運が溜まっていると思うんだけど、どんな感じ?」
「うん。もう、とっくに溜まってる。皆も数値が千に近づいて来てるよ」
「確か、ある程度の望みなら叶えてくれるんだよな?」
「うん。もしかして、逃げようとしてる?」
「んや、逃げないよ。ただ、俺と向き合うだけだ」
「まあでも、ツリト君。アナは最後までやってからするのが筋だと思うよ」
「勝手に決めておいて。まあ、構わんよ。元よりそのつもりだから」
「そっか。じゃあ、サナとも始めよっか」
ツリトは飲みかけのフルーツジュースをセナに投げ渡した。そして、サナの方を見た。サナはハナに体を元に戻してもらうと、ツリトに近づいた。
「さっきの、セナ姉のはここでは危険だから、アナ姉とリナ姉のやり方をミックスする」
そう言うとサナは分身を二人出現させた。アナとリナのようだ。
「ツリト君、後ろにリナ姉の分身を入れてあげて。アナ姉の分身はさすがにきついから風呂から出ててくれない。よしっ。いいよ」
「「「スタート」」」
サナは暗闇を埋めるとリナの分身にツリトの耳元で囁いてもらうと同時にアナのシックスセンスで自信を振動させた。ツリトは一度経験してるとはいえ、ダブルの攻撃は中々に凄まじく興奮した。サナもずっと興奮しぱなっしだった。
「「「ストップ」」」
ナナはモナと同じで竜の血を流すだけだった。それでも、ナナは満足して、ツリトは意識がないため、記憶がなく疲れはなかった。
「さて、最後はハナだね。ツリト君。この中で一番興奮するのはどれかな?」
ハナはまず、十一歳の体になった。次に十二歳、昼間にあった大きさだ。と言うふうに徐々に年齢を上げて行った。
「やっぱり、ツリト君は十歳じゃなかったら興奮してそう。だから、まだ、小さいけど、確かに弾力がある十三歳にしようかな。いいよ。始めても」
「「「スタート」」」
「待て、待て待て待て、待て」
「待たない。始めるよ」
ツリトは十三歳の体にも力負けして、結局ペースを掴まれて興奮してしまった。新鮮だったことが原因だろう。それと、十三歳と言っても身長はそれなりにあって百五十センチはあって、顔つきも変わらなかったのが問題だろう。
「はあ。何で俺の着替えもあるんだよ?」
「それは、準備していたからさ。モナとハナがね。セナが楽しんでいる間にモナたちは買い出ししてたんだよ」
ツリトは風呂から上がり、ようやくゆっくりすることが、セナにオーラを吸収されているが、できていた。カーテンを開けると大雨と稲光が見えた。雷はロンギヌスに全て落ちていて大雨は地下水に滞りなく流れていて洪水は起こっていなかった。
「アレクの設備か。ニューフロンティア全体がアレクの発明品なんだな。さすがは未来都市だ」
「ツリト君。ナナのシックスセンスを使わなくていいの?」
「うーん。別に今からでもいいんだけど、オーラを纏えない状況だからいいかなって」
「そっか。じゃあ、ずっと使うことはなさそうだね」
「いや、使うな。間違いなく明日。カナが無理やり入って来る。だから、九人でいるのは明日、カナが来るまでがリミットだ」
「自信があるんだね」
「まあな。その後、今、全世界で起こっている問題を解決するぞ。もう、たくさん種を撒かれてるはずだから。この大雨と雷はあくまで注目を集めさせているだけだ。エージソンたちの狙いはまた別の更に影響が大きい攻撃だろうな」
「ふーん。ツリト君は今の方がカッコいい」
「そうか。じゃあ、俺は寝るから。明日に備えて寝ないといけない」
ツリトは一人ベッドに向かおうとしたがオーラを吸収しているセナがついて来た。
「ゆっくり談笑して来なよ。俺は先に寝てるから」
「大丈夫。皆はもうちょっとゆっくりしてから寝るって。それにセナは気付いてるよ。ツリト君は案外あんまり疲れてないでしょ」
「いや、疲れてるは疲れてる。今は体がオーラの枯渇状態に適応して勝手に練度が上がって体内を流れてセナに吸収されてるだけだ。だから、辛うじて疲労が回復されてるだけだよ。多分、セナが俺が元気あるように思えているのはそのオーラをセナの体内に流れているからだ。セナと俺ではオーラの練度が違うからな」
「むう。確かに最初からツリト君の方が練度が高かったけど、この数時間で爆発的に上がってる。つまり、セナのおかげだよね」
「まあな。セナのおかげでもある。でも、俺のポテンシャルの問題かな。じゃあ、ホントに寝るから、おやすみ」
「待って。セナの話聞いてた?お互いまだ、体力が残ってるよね?」
「残ってない残ってない。だったら、勝手に龍の血を流してくれ」
「それじゃあ、意味ないんだよ。ツリト君が意識ある方が気持ちが伝わって来ていいんだよね」
ツリトは無視してベッドに入ろうと布団を捲った時、腰にセナのオーラが巻き付けられてセナに引き寄せられた。ツリトはセナに密着させられた。
「とりあえず、ベッドに入ろう。このままで構わないから。寧ろ、こうしてくれてた方が安心な気がする」
「そんなこと言ったって止めてなんかあげないんだから」
セナは体を宙に浮かすとツリトを持ち上げて一緒にベッドに入った。セナはツリトにキスするなどして寝る邪魔をしていたがツリトは眠った。




