表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

【朝起きたら家なんてなかった】第二話

優:おーい、ひとみん


優:起きてる?



古都花とは違いなかなか既読が付かない

通知切ってるパターンか

瞳のことだし、まだ寝てんだろうな


暫く時間を空けてスマホを確認すると瞳からのメッセージが届いていた。



瞳:めっちゃ久しぶりじゃん!


瞳:え、いきなりどうした⁇


瞳:ってかひとみんって、どう言う風の吹き回し?初めて呼ばれた!



久し…ぶり?

そんなはずはない、確か昨日もゲームしながら通話してたはずなのに…



優:いや、お前昨日も通話してたじゃねぇか


優:それよりも今日の予定知らね?


瞳:通話…?なんの話?


瞳:ってか難波の予定なんて知らないよw



話し始めてすぐに違和感が溢れ出す

瞳も、古都花同様…


噛み合わない会話、まるで左手でキャッチボールをしているかのような気持ちの悪さが喉元に込み上げてくる。




何かがおかしい




本能的に手が震えて、文字の入力がぐしゃぐしゃになる



瞳:っちょ、難波誤字だらけだってwww落ち着け落ち着けw



小刻みに震える右手を左手で押さえ、椅子に倒れ込む


「何が…起きてるんだ…」


ぐらぐらと回り始めた視界に胃がキリキリと痛む

脳裏に浮かぶ家メンの顔が薄れていく



「なんで誰も覚えてねぇんだよ…」



空に舞った呟きは誰に聞かれることもなく霧散していった。



ありえない、家メンが消えるとかありえない



信じれなくて、いや、信じたくなくて、

必死に原因を考える。


これは…ドッキリ的な何かか??

でもそれじゃ個チャが消えたことに説明がつかない…


アプリの不具合か??

いや違う、バグっててもメッセージの書き換えなんて起こるわけがない


じゃあなんで…



夢だ、全部夢なんだ




まとまらない思考は「夢」と言う結論を出し停止する。



夢から覚めるには…叩くか



短絡的になった脳みそが指令を出す。

右頬を思いっきり平手打ちしてみるも、

結果はわかる通り失敗。


ジンジンと熱い痛みが頬に広がる。

夢…じゃない



殴った勢いで混乱でくぐもった頭が少し晴れる。


霧の薄れた視界に映ったのは、


知らない部屋だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ