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田舎の剣術道場に通う僕は道場主の娘に恋をする  作者: 髙龍


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九十六話 アリアの手記6

〇月◇日

私は結局、眠ることができなかった。

横ではアレンが寝ている。

握っている手からアレンの体温を感じられる。

色々混乱していたけれどそれだけで癒される気がした。

朝食を食べていると不良の先輩がやってきた。

昨日の映像の編集ができたらしい。

大勢を相手にするよりは1人を相手にする方がいい。

私はそう思って不良の先輩の提案を受け入れた。

我が物顔で不良の先輩は私の部屋に向かっていった。

私は急いで食事を終わらせて後を追いかけた。

予想は出来ていたけれど不良の先輩が再生したのは私の恥ずかしい姿が録画された水晶だった。

不良の先輩は私が嫌がる反応を楽しんでいるようだ。

言うことを聞かなければこの映像をばら撒くという脅された。

アレンにはもちろんのこと、他の人にも見られるわけにはいかない。

私が不良の先輩達に逆らえない理由がまた1つ増えてしまった。

それにしても不良の先輩はどれだけ体力があるのだろう。

休憩を挟みつつも1日中相手をさせられた。

不良の先輩が帰りここであった痕跡を消すように動き回った。

私が部屋を出た時、アレンは水晶を見ているようだった。

いつ帰ってきたのかわからないがバレていないかヒヤヒヤだった。

体中がべとべとしている。

アレンにばれないように急いで井戸に向かい体を洗った。

何度も体を洗うが形跡が残っていそうで怖かった。

母屋に戻るとアレンは食事を用意してくれていた。

雑談の中で何をしていたか聞かれて「色々教えられた」と思わずいってしまった。

しまったと思うがアレンは不自然に思っていないようだった。

アレンの話では他の不良の先輩達は真面目に修練をしていたらしい。

今思えば不良の先輩達が真面目に修練しなくなったのはユーリさんがいなくなってからだった。

ユーリさんが不満を受け止めていたのかもしれない・・・。

それが私に向いているのだろうか?

わからないけれど私にはどうにかする方法はない。

アレンが不安そうに私がいなくなったらと話している。

私はアレンから離れるつもりはない。

安心させるようにアレンにまたキスをしてしまった。

食事を終え、私は出かける準備をしていた。

不良の先輩達に呼び出されているからだ。

今日だけでも色々教え込まれた。

これからそれが出来ているかチェックすると言われていた。

恥ずかしいことを色々させられた。

ただ、この日は修練で疲れていたのか早い時間に母屋に戻ることができた。

アレンはまだ起きていて一緒に寝ることになった。

アレンは横でスヤスヤ寝ている。

私の体はすっかり開発されており、アレンを見ていたら自然と体が動いていた。

アレンが横にいるのに手を止められない。

ばれていないか時折、アレンの方を確認していたが熱が入り夢中になっていった。

私の口からは「アレン大好き」と声が出てしまっていた。

行為を終え、私は服を正して目を閉じる。

やってしまった。

そう思ったがアレンのことを考えながらするのは心が満たされた。

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