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田舎の剣術道場に通う僕は道場主の娘に恋をする  作者: 髙龍


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九十五話 アリアの手記5

〇月〇日

久しぶりにぐっすりと眠れた。

起きた時、アレンが困ったような顔をしていた。

その理由は私が服を掴んでいたからだった。

慌てててを放した。

迷惑に思われていないといいけれど・・・。

アレンと過ごせる日常は凄く幸せだ。

もっと一緒に居たいけれどアレンを守る為にも不良の先輩達の元に向かった。

不良の先輩達は何やらにやにやしている。

きっと私の嫌がることを思いついたのだろう。

その予想は当たっていた。

アレンを打ち込み稽古をすると言って連れてきて行為中の音を聞かせようとしているようだった。

壁一枚向こうにはアレンがいる・・・。

私は気付かれないことを願うしかなかった。

アレンと相手をしている不良の先輩の声が聞こえる。

アレンにも音が聞こえているようだ。

恥ずかしくて穴があったら入りたい気分だ。

アレンの相手をしていた不良の先輩が入ってくる。

私の相手をしている不良の先輩は興奮しているのか激しく攻めてきた。

私に出来るのは声を我慢することだけだった。

行為を終え、私の相手をしていた不良の先輩が服を着て出ていった。

私は荒い息を整える。

外からは不良の先輩とアレンの声がする。

先ほどまでアレンの相手をしていた不良の先輩が指示を出してくる。

私はそれに従う。

肝心な部分はぼかしているがアレンにも聞こえるように言われた言葉を言いながら実行するしかなかった。

どれぐらい経ったのかわからなくなった頃、体を洗ってこいと言われた。

服を着て外に出るとアレンが水浴びをしていた。

私はアレンに気づかれないように素早く母屋の井戸へと向かった。

体を洗って先輩達の溜まり場に戻るとアレンに謝られた。

最初は意味がわからなかったけれど裸を見せたことを気にしていたようだ。

初々しい反応にアレンが可愛く見えた。

アレンの横に座り、いつの間にか眠ってしまったようだ。

夕方になり目を覚ますと横にはアレンがいた。

アレンは私がどんなことをしているのか気にしていたが知られるわけにはいかない。

しばらくすると不良の先輩達が戻ってきた。

どうやら食事を買ってきたようだ。

不良の先輩達がアレンにお皿とかを取りに行くように言っていた。

不良の先輩達は私を囲むように陣取って座っていた。

アレンはすぐに戻ってきた。

料理を取り分け食べ始める。

不良の先輩達は不安と違って何もしてこなかった。

食事を終えアレンの元に向かうとユーリさんの記録映像を見ていた。

懐かしさについつい話し込んでしまう。

不良の先輩達は苛立つこともなく私を待っている。

私はアレンと別れて溜まり場の中に戻った。

私の前にはアレンの持っていた水晶がセットされている。

不良の先輩の指示で一礼して素振りをさせられた。

不良の先輩達は水晶を確認して頷いている。

不良に先輩に呼ばれて別の水晶を見せられた。

そこに映し出されたのはユーリさんだった。

私の憧れの女性。

そんな人が水晶の中で人には見せられないことをしている。

私にこんな映像を見せて何をしたいのかすぐに知ることとなった。

不良の先輩達は私に同じことをしろと言ってきたのだ。

出入り口は不良の先輩で塞がれている。

それにここで逃げたらアレンに迷惑がかかる。

私は意を決して指示に従った。

その後も色々な行為を映像として記録された。

私は日の変わりそうな時間まで拘束され母屋へと戻った。

私の入る音で起きたのかアレンが身を起こしていた。

アレンは心配そうな顔をしている。

色々ショックなことがあって顔に出ていたのだろう。

疲れているだけだと言って誤魔化した。

私は今日もアレンの横で寝たいとお願いしてみた。

アレンはそのお願いを聞き入れてくれた。


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