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田舎の剣術道場に通う僕は道場主の娘に恋をする  作者: 髙龍


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九十四話 アリアの手記4

〇月×日

朝まで私は不良の先輩達の相手をさせられた。

アレンは薬のせいかまだ眠っている。

シーツが色んな液体で汚れてしまっている。

起きてくる前にシーツを洗わないと・・・。

シーツを何度も洗うけれど完全には落ちなかった。

それが自分の体のようで嫌だった。

アレンにシーツを洗っているところ見られた。

何もみなかったふりをしてくれるアレンの優しさを感じた。

買い物に誘われたけれど不良の先輩達が待っている。

アレンを守る為にも行かないと・・・。

朝まで相手をさせられていたのに不良の先輩達は元気だった。

途中でアレンが差し入れにきてくれた。

溜まり場の窓から顔を出すように言われた。

最初は意味が解らなかったがアレンが通りかかったことで意図を察した。

私はアレンにばれないようにするので精一杯だった。

その後もずっと相手をさせられた。

不良の先輩達に頼み込んでアレンの様子を見に行った。

心配してくれているのがわかって嬉しかった。

不良の先輩達を怒らせるのが怖くてすぐに溜まり場に戻った。

途中までは意識があったがずっと相手をさせられて意識を失ってしまったようだ。

結局この日は母屋に戻ることはできなかった。




〇月△日

先輩達の溜まり場で目を覚ます。

朝の挨拶だといって行為を強要された。

今日は暑い日だった。

不良の先輩達も熱気の籠った建物の中は嫌だったのだろう。

アレンも誘って近くの川に行くことになった。

川のおかげか暑さもだいぶ和らいでいるように感じた。

アレンから見えないように不良の先輩達と岩の影に隠れた。

不良の先輩達はアレンに聞こえるように声を出していた。

アレンを誘ったのは私を辱める為だったようだ。

アレンにばれないように心では願っているのに体に裏切られたような気になった。

不良の先輩達に囲まれ必死になりアレンのことはいつの間にか頭から抜けていた。

息も絶え絶えになり横たわっている。

休んでいると不良の先輩達に呼ばれた。

アレンに好きだと言われた。

不良の先輩達の入れ知恵だとわかったがそれでも私は嬉しかった。

不良の先輩達が見ているのなんて関係ない。

嘘ではないのだと証拠が欲しくてアレンにキスをしてしまった。

自分でしといて恥ずかしくなってしまいすぐに岩陰に隠れた。

予想はしていたが不良の先輩達はアレンとのことをからかってきた。

夕方まで相手をさせられた。

川で体を洗ってからアレンの元に向かう。

アレンはずっと素振りをしていたようだ。

呼びかけても反応がない。

少し心配になったが集中力がきれたのかアレンが反応してくれて安心した。

アレンは散々不良の先輩達にからかれていた。

街に入りアレンと2人きりになった。

道場までの短い距離を2人で歩く。

道場につき私は改めて気持ちを伝える為に「大好きだよ」とアレンに伝えた。

母屋に戻り甘い雰囲気になったが不良の先輩がやってきて空気をぶち壊した。

串焼きを買ってきてくれたのは嬉しいけれど気を利かせてほしいと思った。

食事を終えると不良の先輩に連れられ溜まり場に連れ込まれた。

当然のように相手をさせられる。

途中、忘れ物をしたように見せかけアレンの様子を確認に母屋に戻った。

アレンは私を待っていてくれたようでまだ起きていた。

少し話をしただけだけど勇気を貰って溜まり場に戻る。

この日は遅くなったが母屋に戻ることが出来た。

少しでもアレンのことを感じていたくてアレンの横に寝転がる。

疲れていたのかすぐに眠ってしまった。

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