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田舎の剣術道場に通う僕は道場主の娘に恋をする  作者: 髙龍


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九十二話 アリアの手記2

〇月×日

体中が痛い。

寝ていたいけどここで休んだら何か言われそうで修練に向かう。

アレンは普段通りに素振りをしていた。

今日も不良の先輩達に呼び出された。

服を汚さないように脱いでいたけどこの日は着たまま襲われた。

服を洗っている時にアレンとあった。

服についた液体を牛乳と言って誤魔化した。

怪しまれてないといいんだけど・・・。

アレンと合流した時に匂いを嗅がれた。

思わず突き飛ばしてしまった。

アレンと将来の話をした。

今の自分とアレンを比べて凄く落ち込んだ。

先輩達との行為の嫌悪感が薄れている気がする。

アレンに嘘をついた。

心は助けてほしいと叫んでいる。

でも、アレンにだけは知られたくない。

そんなことを考えていたらアレンが私を綺麗だといった。

凄く心臓がどきっとした。

私は心を誤魔化すように不良の先輩達の元へと戻った。


〇月◇日

明日から父さん達は道場を離れる。

私は不良の先輩達に残るように言われていた。

残る理由をアレンと一緒にいたいといって誤魔化した。

父さんはそれを認めてくれた。

父さんがアレンに技を教えたらしい。

私には全然教えてくれないのに・・・。

アレンが父さんに認められて嬉しいという気持ちと私はまだまだだと言われているようで複雑な気持ちになった。

父さんに私にも何か教えてとお願いしたが基礎がまだまだだと教えてもらえなかった。

この日も先輩達に呼び出された。


〇月△日

父さん達が旅立つとすぐに不良の先輩達に呼び出された。

こうなることはわかっていたけどやはり嫌だった。

徹底的に仕込んでやると私が長時間解放されることはなかった。

アレンと少しでも話がしたくて少しだけ時間をもらった。

疲れていたけれどアレンに心配をかけたくなくて元気なふりをした。

アレンに行為中の声を聞かれていたらしい。

内容を知られるわけにはいかないので誤魔化した。

あまり不良の先輩達を待たせると何をされるかわからない。

私は不良の先輩達の元に戻った。

アレンに聞かれていたことを話すと先輩達はわざと外に聞こえるように声を出し続けていた。

言わなければよかったと後悔した。

どれぐらい時間が経ったのか外から水の音がする。

誰が使っているのか確認の為に顔を出すとアレンだった。

少し前に私が使っていたので気付かれないか不安だった。

中から早く戻って来いと先輩の声がして戻った。

夜になっても先輩達の攻めは止まらなかった。

途中でアレンが心配してきてくれた。

慌てて服をきたので着衣が乱れている。

アレンにだらしないところを見せるようで恥ずかしかった。

アレンと話しているのに不良の先輩が体を触ってくる。

顔に出さないように注意した。

アレンに心配しないようにいって帰ってもらった。

その後も行為は続いた。

私は気付けば気を失っておりその間も体を使われていたようだ。


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