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田舎の剣術道場に通う僕は道場主の娘に恋をする  作者: 髙龍


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四十六話

アレンは汗を流してから母屋へと入った。

アリアはもう戻っており、食事の準備をしてくれていた。

「アリア。ありがとう」

「ううん。私も頑張らないとね」

食事を2人で食べる。

「アレンはどんどん凄くなっていくね」

「そうかな?」

「中途半端とはいえ奥義をものにしちゃうんだから・・・」

「でも、道主にばれたら怒られそう」

「確かに・・・」



食事を終え、のんびり過ごす。

アレンはうとうとしはじめていた。

「アレン・・・。眠いの?」

「うん・・・。思ったより疲労が溜まってるみたい」

「私のことは気にしなくていいから眠っていいよ」

「アリア。おやすみ」

アレンはそう言って横になった。

「おやすみなさい」




翌朝、全身に激痛が走って目が覚めた。

「いっつ・・・」

アレンの声で目が覚めたのかアリアが眼を覚ます。

「アレン。大丈夫?」

「なんだか全身が痛くて・・・」

「私、先輩呼んでくるね」

そう言ってアリアは出ていった。


先輩はすぐにやってきた。

「おいおい。アレン。大丈夫か?」

「はい・・・。なんとか」

「あっ~。多分、筋肉痛だな」

「筋肉痛ですか?」

「斬鉄剣の練習のしすぎだな。2,3日も休めば元に戻るだろ」

「そんなにですか?」

「はぁ・・・。真面目過ぎんだろ。文句を言っても体はよくならん。安静にしてろよ」

「わかりました・・・」

「嬢ちゃんもこの機会だからじっくり休めよ。他の奴らには言っといてやる」

そう言って先輩は出ていった。




アリアは食事を布団まで持ってきてくれる。

「大丈夫?食べれる?」

「うん」

アレンは非常にゆっくりしたスピードで食事をとる。

アリアは心配そうにしながら自分の分を食べていた。


アレンは食事を終えて横になる。

少し動くだけで激痛が走るが何とか耐える。

心配そうにアリアがこちらを見てくるので非常に申し訳ない気持ちになった。


いつの間にか眠っていたのか外はすっかり暗くなっていた。

横ではアリアが眠っている。

アレンは痛みを堪えつつ何とか立ち上がりトイレに向かった。

アレンがトイレから戻るとアリアが起きていた。

「アレン。大丈夫?無理しちゃダメだよ」

「大丈夫だよ」

そう言ってアレンは笑うが痛みが襲ってきて変な顔になった。

「もう。まだ痛むんでしょ。横になって」

アリアは怒っているが怒っている顔も可愛かった。

アレンは素直に横になる。

アリアは食事を持ってきてくれてそれをゆっくりと食べるのだった。

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