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幼女「そんなお菓子なんて釣られない…くっ…」マテ…違う。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー(前回まで)


次の日の朝、庭には死屍累々(ししるいるい)…(しかばね)の山があった。

酔っ払いの山である。


裸女騎士は裸女騎士であった。

相変わらず[女の子がしちゃ駄目な格好で寝ている]。


ノーマルメイド達が、騎士やメイドを運んでいたり、

庭の清掃をしていたりと忙しい。

そのせいか幼女が来ているの見逃していた。


幼女が棒で、裸女騎士の垂れ乳をツンツンしている。

(つつ)かれて「うふ~」と声をあげてる裸女騎士。

教育に悪いってもんじゃない。後で小一時間は説教をしたい気分だ。


幼女を拾い上げ、ノーマルメイドを呼び止め連れて行ってもらう。

(こんな裸女騎士も守護騎士(・・・・)と言う特別な騎士らしいのだが…)

爺が飛んで来て裸女騎士を蹴り上げていた。

ノーマルメイドに告げ口されたな…アレは…。



爺が来たので、盾を貰ったお礼を言う。

屋敷に来た時に一時(いっとき)付き人となったメイドに、

うっかり呟いてしまったのだ「盾が欲しいかな」と。

「今のは無し!」止めるのも聞かずにメイドは屋敷に走って行った。


それが昨日の事。一日でこんな立派な盾が届けられるとは…。

大きさや重さ質から[完全オーダーメイド]なのは必然(ひつぜん)

仕上げの速さから領内の鍛冶屋の皆様方、ありがとう御座います。

そして思う。盾の仕上げから見るに領民達に愛されている領主なのだろうと。



二日酔い(など)解毒(げどく)をする補助魔法は、裸女騎士の得意分野らしく、

その裸女騎士は爺によって、気を失っている。

男性騎士もメイド達も、二日酔いでグロッキー。

裸女騎士が寝ているから強力な回復魔法を掛ける人が居ない。

ノーマルメイドも回復魔法が使えるが、完全解毒ではなく普通の解毒の威力らしい


ふむっ…折角、盾があるのだから使ってみたいのだ。

だが相手の騎士達は二日酔いで寝込んでいる。

(どれだけ飲んだんだ?ま…庭の惨状と空き瓶…いや[空き樽]の数を見れば…)


盾を試しにブンブン振り回していたら

「相手をしましょうか?」と爺から言葉を投げかけられた。


今迄の人生?+戦車に成った戦車生?合計しても盾など持った事が無い。

私の構えと動きから初心者と見抜いた爺は、爺が相手をするのではなく、

盾の練習相手をノーマルメイドがする事になった。


ーーーーーー


(くっ…強い……)


視覚が追いつかない。死角は無い私だが動きについていけない。

フルブーストの局地旋回をして辛うじて、

ノーマルメイドの木剣を盾で防いでいる。


(この実力で幼女と出会った旅には、戦力外通知でお留守番だと?)


私の眼には前後左右と空中に1人と、姿が5人に見える。

辛うじて防ぎきっているのは、

対戦車ミサイル警報装置が付いているM1A2と私が一体化しているからだろう。

ノーマルメイドが魔法攻撃を混ぜて攻撃をしだした辺りから、

防ぐに一杯一杯になり私は[降参~]と白旗をあげた。


精進しないと…。

あれだけ幼女は必死になって魔法練習をしているのだ。負けてなんかいられない。


(しっかし…スキル「パリィ」効いてるのかな~効いてない気がする)


ーーーーーー


そこにキラキラ目をした幼女が登場。


爺とノーマルメイドの落胆感が凄い。ヤッチマッタ~と。

幼女が居るのを気が付くのが遅れたみたいなのだ。


『まぜて、まぜて。私もするー』

「じゃ~一緒にしようか?」


『うん。剣するのー』

『一緒一緒~♪』


私は幼児用の木剣…ん~そんな物は無いな。

そんな危険な物はPX(ピーエックス)とかで市販されていないな。

屋敷にお嬢様用の木剣を置いてあるかな?と思ってた所で


「あ~~ドラゴンさんから渡されたチョコレートケーキあるんだった~」

『えっ?』


「お嬢様、一緒に食べませんか?」

『…いいの?』


「ドラゴンさんの出した品ですから~」

『おおーー』


「内緒ですよ?」

『ないしょー♪』


おい!待てやメイド!

いつそんな事を云った?

ポリフェノールが含まれて有能な食品でも、

量と質を考えたら幼児には食べさせて味を覚え指す意味はないだろ!

(小さなドーナッツ1個とチョコ1欠片の意味)


幼児にたった[ひとかけら]位で納得させられるか?

この世界線ではカカオみたいな物は5歳まで毒物だと聞いたぞ!



しかし、爺までもが一緒に、両手を合わせて涙目で私を拝んでいる。

[頼みます頼みます][お願いです][この通りです]と。


仕方なく5歳でも毒物にならない地球産のカカオ製品、

チョコレートケーキを出してノーマルメイドに渡した。


『わーい♪』とメイドと共に走り去る幼女。



「爺さん、一体どうゆう事だ?」説明を求めた。

[昔の事を忘れている幼女にトラウマを思い出せない為]との事。


幼女が剣を振ると[根元から折れる]らしいのだ。

M4(シャーマン)を片手で持ち上げたり、

M1A2を引き摺ったりする事が出来る怪力なのだ。彼女に重さは関係ない。


大人の両手剣ですら(しな)る事が出来ずに折れると言う。

子供特有のしなやかな筋肉と柔らかさが合い余って、

幼女が剣を振ると[パン!]と音がすると言うのだ。

(それって…音速を越えてないか???)


[重たい物を持つ時、身体に(まと)う薄いオーラが対象を包み]

[一体化して持ち上げる事が出来る]


幼女が[振って]折れないのは、幅2mの巨樹(おおき)位だそうだ。

(2mの木を掴んで振り回す幼女…か、重力を無視してんなぁ…)

ソレさえも何も持って無いかの様に振るう為に、巨木は(しな)ると言う。

それがどうしてトラウマと関係あるんだ?



騎士団の練習を見学していた時に…幼女が近寄って剣と持ちたがったそうだ。

(その頃は会話が成立していないから駄々をこねたのだろうな…)

流石に実際の剣を持たせる訳にいかず練習用の木剣を渡す。

すると剣を振って次々と根元から折っていったらしい。


「そして、折れた木剣の先が幼女の後頭部を直撃した…だと?」


それはもう[ギャン泣き]だったそうだ。

そーだよなー幼女にしてみたら不意打ちみたいで、

[あれ?何か当たった…あれ?痛いかも知れない、痛い、なんで?どうして?]

だろうな…それはギャン泣きするわ。


「…そして…泣くと同時に…その…あの…色々とありまして……ですね…」

「…コホン!お嬢様には[剣は鬼門]なので御座います」

「今でも、剣を触ると当時の事を思い出して泣いてしまうので御座います」


何か言いにくそうだな…。

理由は分った。爺とメイドが焦るには十分な理由だ。

チョコレートケーキの件は不問にしよう。

ん~~これからの[幼児おやつ計画]の見直しが必要だ。




~昼食後~デザート


『チョコは?』



早速(さっそく)来たかぁ~~ハハハハハ…ハァ~~。


ほらっ…奥様が見開いて驚いているし、メイド達のジト目が集中する。

おい!メイド達…私に呪い言葉を唱えてないか?事実だけど私は無罪だぞ。


『さっきの、欲しいの』


1人のノーマルメイドに駆け寄り袖を引っ張る。

うっわっ!能面の様に顔を引きつらせてるわ…。

メイド達の殺気が、私からノーマルメイドに変わった。


「ドラドンさんに聞いてみましょう」


ちょっ!オマ!こいつ私に丸投げしやがった。。

何とかしてくださいよ!とノーマルメイドが目で訴えかけている。

メイド達の殺気が…おい…暗器を握りしめるんじゃない!隠す気がねぇーな。

爺ー!何時の間にか姿を消しているんじゃねぇーよ!

幼女が期待に満ちた眼で、私を見つめる。

周囲からも矛先が来ちゃった…ゾ…と。


「では、これなどどうでしょう?」

『チョコくない…』


「チョコはお嬢様が午後の魔法の授業を頑張りましたら」

「オヤツに考えておきましょう」

『わかったー』


小さなプリンアラモードを出して誤魔化す。

逆手に取って、幼女の午後の魔法授業のやる気を出させる。

「邪神、汚い!流石汚い!」メイドの呟き聞こえたからな!


地球産とあって何が毒になるか分からない。

メイドに試食、奥様に試食、そして幼女にあたる。全員分を出した。

(だが…呟いたテメェーーは駄目だ!やらない!)


幼女がお昼寝をしだした所で

奥様が「少しお話をし・ま・しょ・う・か」と冷たい笑顔で、

捕まえた爺とノーマルメイドを、メイド達と共に屋敷に入って行く。怖い。


ーーーーーー


幼女がお昼寝中に庭で盾を構えて

イメージトレーニングをしていたら騎士達に声をかけられた。

彼らはまだ青い顔している、二日酔いが抜けきっていないのだろう。


「おっ!いい盾じゃん」

「本当だ!魔法盾ですね」

「ターテルの甲羅が入ってますね」


騎士なだけあって武器や防具に詳しいみたい。

斬撃と爆発系魔法の軽減と衝撃緩和が掛かっているそうだ。

(思ってたより高価な品だったでゴザル…)


少し付き合ってもらったが、

ヘロヘロでヨロヨロの騎士なのに、全く歯が立たなかった。クスン。


ーーーーーー


何かの為に、いや自分の為に航空機を登録しておこう。


基礎兵器からは


UH-1  ・汎用ヘリコプターまたは多目的ヘリコプター。

     これも魔改造されているヘリコプター。派生が多い。

     軍人曰く「戦場の天使」。敵側にしたら悪魔だろうに。

     生産から半世紀、未だに現役である。


ヘンタイ系から


AV-8B ハリアー IIイギリスバージョン

    ・垂直/短距離離着陸機のベストセラー。

     アメリカ仕様とは異なり独自の路線。

     現在ではイギリスでは退役。

     世界各地で現役である。

     日本で言うF-16の魔改造したF2みたいな物。



これらを登録しておいた。

ヘンタイ要素が多いとすんなり登録できたのには助かる。


ーーーーーー


さて…[おやつ]だが[クレープ]を出した。


『チョコ少ない…』


チョコは掛けるのとトッピングだけだからね。

幼女に[ジーッ]と見られたが、それは想定済み。

奥様を呼んで一緒にクレープ作り。玩具の製品だし大人が付いていれば大丈夫。

クチームに果実と色々乗せて作って、幼女大興奮。


「夕飯が食べれなくなるから、食べるのは一つね」

「その代わり、夕食後にもう一回作ろうか?」


これには幼女が踊りだす。勝利のポーズが可愛いゾ。



余ったクレープの後始末は、皆まで言うまい…。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



皆さんは小説を書いてて文字数とかどうしてるのかな?

私は右のバーを見て「こんなもんかな?」と区切りをつけています。

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