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忍び寄る影と生き胆信仰

新年あけましておめでとうございます。今年もゆっくり更新ですが、よろしくお願いします(*'ω'*)

今回少ないです

皆が寝静まった夜。街を徘徊する者達がいる。それは普段から影にいて、夜が深まれば這い出てくる通常の人は見ることが無い者達。たまに俺達みたいに見える人もいるけどね。そんなのが特に俺たちの家に集まってくる。幽霊、悪霊、そして妖。この日だけは声というか唸り声であまり眠れない。悪夢を見る日以外、月に一回来るこの最悪な夜。この夜は毎回徹夜になるけど、仕方がないと思ってる。家族を護るためだから。


「……眠れないの?」


毛布を体に巻き付けて、寒さ対策をする。俺がいる場所は屋根の上だからね。

龍牙が屋根に上がってきた。


『ん。今日、は、あの、日、だから』

「……そうだね」

『……』


二人して、待つ。兄貴は部屋の中。火だと周りに火事だと思われちゃうから中にいるんだってさ。龍の場合は中にいてもらった。兄弟たちの中では一番狙われやすいからね。慶は龍の守護をしてもらっている。


「……弐劉兄、来たよ」

『ん』


影から這い出て来た。


「……やろっか」

『そう、だ、ね』


龍牙から翔英に変化した。ここからは龍牙のことは翔栄と呼ぶよ。


「……忍法・闇城」


闇の力を使い、家全体に城型の結界を張っている。


「……しばらくは入れないよ」

『ん…あり、が、と』

「……護る為だからね」


翔栄は忍刀。俺は愛用の銃。それぞれに自分の能力を込めて、妖を待つ。


『……』

「……様子見、ですかね…」

『…そう、かも、ね』


お互いが緊迫した空気を醸し出す中、一匹の妖がこっちに向かって動き出した。


[肝ヲ寄越セ!]

『……』


【生き胆信仰】。兄貴が生まれる前からあったって言った。兄貴も狙われていたけど、何のために集めてるかは今もまだわからない。自分の生命力を上げるのか、それとも能力を強くするためか、いくつか考えられることはあるけど、これだっていう確証ないのは確か。これについては、今研究中だって専属の執事たちが言ってた。専属の執事ってのはまた今度教えるね。今は目の前の標的に集中しなきゃいけないからね。

構えるけど、翔栄の苦無で仕留め終わっていた。それを合図に、お互いが動き出す。


「……」

『相変わ、らず、動き、早い…』


下で妖たちを殲滅していく翔栄が見える。早すぎてたまに見えない……。


『…終わ、った…?』

「……まだです」

『そっ、か』


奥に一匹残っている。体からゆらゆらと妖気が溢れ出ている。強そうだ。


『大、丈夫…?』

「……ええ」


静かに刀を構え、戦闘態勢に入る。


『…助太刀、する、よ…?』

「……その時になったらお願いします」

『ん』


翔栄の殺気に反応した妖は、大きな爪を出す。今回、俺のお役目は無いかなと思ったけど、後一匹いた。


『…さすが、妖、だな』


俺の後ろに立って、武器を振り下ろそうとしていたのを確認し、自分の武器を相手に向ける前に、翔栄によって倒された。倒したかったなぁ。


『おつ、かれ、さま』

「……怪我、ないですか?」

『大、丈夫』


全てが片付いたのを確認した時、すでに朝になっていた。翔栄が相手していた妖は逃げたらしい。向こうだけが怪我を負って、こちらは怪我なく終わった。とりあえず怪我はなくてよかった。


『朝に、なっ、ちゃっ、たね』

「……そうだね」


朝になったと同時に、翔英から龍牙になり、家を覆っていたお城型の結界もなくなった。


『学校、の、準備、しなく、ちゃ』

「……遅刻しないようにね」

『ん』


毛布を手に取り、それぞれの部屋に戻って守備完了。



龍牙によると、影の中では妖たちの作戦会議が行われてるらしい。今回は向こうがこっちをなめていたからそこまで被害は無かったからいいけど、次回は今回のようにはいかないって言ってた。その時の為に強くなってなきゃね。


最後まで見てくださりありがとうございます!


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