夕食は外食
お寿司好きだけど食べられないネタがあるから悲しい(ノД`)・゜・。
「ただいま~」
龍たちが帰ってきた。あ、お風呂洗わなきゃ。
「兄ちゃん早かったんだね」
『ん。今日、は、身体、測定、だけ、だった、から』
「そっか」
すれ違ったときに短い会話をし、お風呂を洗いに行く。今日は俺が担当。
『腰、いた、い』
屈みながら浴槽を洗っているけど、腰が痛い……。あらかた洗い終わり、水で流す。水が冷たい。
「弐劉?」
『ん?』
お母さんが呼んでる。
『どう、し、たの?』
「今日は外食でいい?」
『ん、構、わ、ない、よ』
「じゃあ、準備しててね」
『ん。分、かった』
濡れた手を拭き、自室に戻る。動画はアップロードされてるね。さっそく見てくれてる人がいる。
“チートとかする気持ちが分からない”
“うぽつ!”
“チート報告しました?”
“〇〇チャンネル登録よろしく”
↑〇〇チャンネル“売名すんな”
“相変わらず凄いですね!”
“チーターに勝つSaMやばっw”
“チーターざまぁww”
相変わらずのコメント欄。もっと見ていたいけど、出かける準備しなきゃ。
私服に着替えて準備完了。携帯は充電されてるね。
パソコンの電源を落として、携帯を持ちリビングに向かう。
「あとは龍牙だけね」
「……準備出来てるよ」
「!早いわね」
「……うん」
「じゃあ行きましょ」
人数が多いからワゴン車に乗る。俺は後ろが好き。
お父さんが運転で、お母さんは助手席。
「何食べたい?」
「寿司がいいでござる」
「とんかつが食べたい」
「おれもとんかつ!」
「……寿司」
意見が別れちゃった。
「弐劉は?」
『寿司、が、いい』
「じゃあお寿司ね。とんかつはまた今度でいいかしら?」
「うん」
「仕方ないな~」
決まったということでお寿司屋さんに向かう。大人数が座れる場所あるかな?カウンターにしても場所取っちゃうし。個室を二つ借りることになりそう。
会話しながら車で移動してたら回転寿司に到着していた。
「お寿司は久方振りでござる!」
「そうね~」
「……先にどうぞ」
レディファーストかな。
「れでぃふぁーすとでござるな」
「……竜之介兄は相変わらず横文字苦手?」
「…う、うむ…苦手でござる…」
あ…ショボンってなってる。古文が得意な兄貴だけど、外国語は苦手なのは変わらないんだね。
「げ、元気だして。竜之介の兄ちゃん」
「…うむ」
龍が宥めてる。龍と竜之介の兄貴は、身長差があるから頭に手が届いてない。その代わりに背を撫でてるけど。
「……皆待ってるから早く中に入って」
「!了解した」
ずっと待ってたのね。竜之介の兄貴に続いて、中に入った。お腹空いてきたな。
中は混んでいて、待っている間携帯を見ていた。Youtubeのコメント欄をだけどね。
「どんな感じ?」
『こんな、感じ』
「チーターいたのか」
『ん。報告、済み』
「相変わらず仕事早いな~」
『邪魔、だった、し』
それと楽しんで遊んでいる人が不快になっちゃうからね。
「あれ?凛姉ちゃんは?」
「お手洗いよ」
「そっか…」
「ただいま」
「!おかえり」
トイレから帰ってきたお姉ちゃんに反応する龍。龍は少しシスコンなんだ。まぁ前世のことがあるから仕方ないけどね。
「25番でお待ちの迫田様~」
「行こっか」
店員さんが案内された場所に向かう。やっぱりテーブル席二つ使っちゃうか……。
お母さんが座っている所には俺とお姉ちゃんと龍牙で、お父さんの所には竜之介の兄貴のと龍と慶。
『♪』
それぞれで話しながら楽しく食べ、お腹いっぱいになった後デザートを頼んだ。デザートは別腹♪
「美味しかったね~」
「また行きたいでござるな」
「次はとんかつだぞ?!竜之介兄!」
「はははっ。分かっておるわい」
むきになる慶の頭を撫でて宥める竜之介の兄貴。
「ったく~!」
「そう怒るな、慶」
「絶対忘れんなよ?」
「男に二言は無いでござるよ」
「ならいい」
いまだに頬を膨らませてる。
『……』
好奇心で慶の頬を押した。
「!何すんだよ~!」
『好奇心、で、押した』
「相変わらずだな~」
『ん』
それから車に乗り込んで家に帰った。
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