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貰い物と喧嘩

今回とても短いです。

それから教室に戻って着替え、お弁当を食べる。相変わらず美味しい。

ホームルームが終わって、お姉ちゃんがいるクラスに向かう。


「なんで一年がここにいるんだよ」

「餓鬼は帰れ」


いつの時代でも喧嘩吹っかけてくる奴はいるんだな。


『…姉、に、会いに、来た、だけ』

「先輩にため口かよ」

「教育しねぇとな」

『…一歳、しか、変、わら、ない、けど…』

「ほう?言うじゃねぇか。こいつにわからしてやれ!」


チンピラと一緒かな…?この人たちは。

突っかかってきた相手を交わしながら、足を引っかける。盛大に転んでる。


「いてぇ!」

「何しやがった!」

『足で、引っか、けた、だけ』


引っかけた足を見せる。


『教育、する、なら、もっと、強く、なっ、たら…?力で、相手を、従わ、せる、ん、で、しょ…?』


こけた相手を睨む。


「覚えてろよ」


負け犬の遠吠えだな。


「弐劉」

『お姉、ちゃん…』


いつの間にか人だかりが出来ていた。その中からお姉ちゃんが来た。


「どうしたの?」

『喧嘩、吹っ、かけ、られ、た』

「また?」

『ん』

「怪我は?ない?」

『ん』

「そう。でも気を付けるのよ?」

『ん』


頭を撫でて、鞄を取りに行った。


「お待たせ。はい、これ」

『?』


何かの袋を受け取った。なんだろ?甘いにおいがする。


「これ、友達が弐劉のために作ってくれたの。あそこにいるでしょ?」


お姉ちゃんが見るほうを見ると、ドアの近くに隠れながら見ていた。


『これ、いい、の…?』

「ええ」


クッキーが入った袋を持って、彼女の所に向かった。


「!」

『これ、あり、が、と』


持ったまま感謝した。


「い、いらなかったら、す、捨ててもいいから////」

『大事、に、食べ、る、よ』

「う、うん////」

『ばい、ばい』


手を振って、お姉ちゃんの所に向かった。


「良かったね」

『ん。あの、人、優、しい、ね』


優しいけど、何で俺に渡したんだろ。


「クスクス」

『?お姉、ちゃん?』

「何でもないわ。さぁ帰りましょ」

『ん』


最後まで見てくださりありがとうございました。

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