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朗読台本  作者: サンケー
1/2

つくり物


誰かの話に合わせて笑った

よく分からなかったけど 笑った

それ?どう言う意味なの?なんて

野暮(やぼ)なことは聞かない

別に興味がないんだ 僕も話してる君も


世の中はつくり物ばかり

道路も建物も車も食べ物も

僕が大衆に見せる笑顔も

あの子の可愛いらしい性格も

色な物が つくり物


どれだけの人が見極めているのだろう?

つくり物とそうじゃない物

誰かが言った言葉はどこまでが真実?

誰かが口にした気持ちは本当に真実?

疑えば切りがなくて

疑うより 騙される方がまだ良いなんて

思ってる時点で 僕は君を疑っている


信じて傷付くのが怖い


そんな過去の記憶が

やたら深い傷として

いつまでも残ってる


家に帰って

僕はひとりでアニメを見る

漫画を読む ゲームをする


つくり物がなにか…

いや 真実がなにか分からない世界より


最初からつくり物しかない


この世界の方が 僕は好きなんだ

これは、事実なの?嘘なの?本当の話?それとも、嘘?世の中には、そう言ったものがたくさんあって、それをいちいち疑って生きるより、最初から、つくり物ってわかってる方が気兼ねなく好きになれるって言う台本です。

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