終章 観測されない光
名前を持たない観測者となった二人は、研究所の外側から世界を見つめる。
誰の記録にも残らないが、確かに存在した証明として。
理論は完成し、観測者は消える。
夜。
研究所の屋上に立つ。
街の灯りが広がっている。
人々はそれぞれの名前を持ち、互いに呼び合い、存在を確認し合っている。
その輪の外側に、私たちはいる。
「寂しいですか」
彼女が訊く。
「少しだけ」
「戻りたいですか」
戻る方法はない。観測は不可逆だ。
「いいや」
私は言う。
「ここからしか見えないものがある」
名前を持たない視点。
誰にも属さない観測。
それは孤独だが、同時に純粋だった。
彼女は頷く。
その仕草を“彼女”としか呼べないことに、もう違和感はない。
空に星が見える。
あれらはすべて、観測された過去の光だ。
観測されなければ、存在しないのと同じ。
だが観測した者の名前は、どこにも残らない。
それでも光は届く。
結果だけが世界を形作る。
「理論の名前はどうしますか」
彼女が訊く。
「名前はつけない」
「理由は?」
「名前をつけた瞬間に、誰かのものになる」
この理論は、観測者を持たない。
だから名前も持たない。
それが一番整合的だ。
風が吹く。
観測されない二つの存在の間を通り抜ける。
誰の記録にも残らない夜。
だが確かに、ここにある。
観測したからではない。
存在しているからでもない。
観測されたという事実だけが、世界を支えている。
私は空を見上げる。星の光が目に入る。
それを見たという記録は残らない。
だが光は確かに届いている。それで十分だと思う。
名前を持たない観測者として、私は初めて世界を完全に見る。
そして世界は、誰のものでもなく存在している。
ログはもう更新されない。だが証明は完了している。
観測者のいない証明として。
実はこの作品は「犯人はヤス」をやりたくて、AIに書いてもらいました。
でも、なぜかこんな感じのよくわからない作品になってしまいました。(苦笑)
AIに舞台設定定から登場人物まで考えてもらってから、書き始めてもらったはずなのにね。
私自身は文章に一切修正をしていません。全てAIが作成したままです。
なかなか上手くいかないものです。




