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反転の錬金術師  作者: ルケア


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聞きたくもない雑談

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 夏が終わろうとしている。後1か月を切った。夏は暑すぎるんだよ。冬も寒いのに、何でこんなに暑いんだ? 最高は体感40℃位にはなった気がする。気がするだけで、違うかもしれないが。というかだな。近場に沼地があるから湿度が高いんだよ。それが一番の問題だと思う。日本の夏は暑い。気温で高い所は、砂漠とかを考えればまだまだあるのに、それでも異常に暑いと言われる所以は湿度だ。湿度が高いと、じわじわとスタミナを削っていく。欧州の人たちは、それで苦労をするとかなんとか。まあ、そもそも都会の方では、コンクリートジャングルだし、エアコンの室外機が大量にあるからな。体感気温と日陰で計っている気温とが違い過ぎるのが問題なんだけどな。俺が作ったエアコンは、室外機がない、持ち運びが出来るタイプである。熱交換を使えば、もうちょっと経費が抑えられたのかもしれないけど、錬金術師の家って、色々と魔法陣を刻んであるから、壁に穴を開けられないんだよな。貴族の屋敷も同様である。


「ほら! 見てください! ちょっと、ちょっと動きましたよ!」


「おおー!」


「エレナちゃんの方が先に第二段階に近づいたのか。レジエナも頑張らないとな」


「ん。頑張る」


「後はしっかり握れるように訓練を続ける様に。何とか秋くらいにはなりそうな感じではあるけどな。レジエナも頑張ろうな。弓を引くのはレジエナなんだから」


「……あの弓は、引ける気がしない」


「そりゃあ、第三段階までいかないと無理だからな。冒険者登録をするのは、あの弓が使える様になってからだ。一気にランク上位まで上げられるとは思うけどな。ゴブリンとか、苦戦する方がおかしいし」


「……討伐部位を吹き飛ばさない?」


「……吹き飛ばすだろうなあ。完璧に使いこなさないといけないだろうな。多分だけど、狩った数と、討伐部位の数が違うって事が頻発するとは思う。まあ、頑張れ。何とかなるさ。そもそも冒険者で稼がないといけない訳でもないんだから」


「ん。将来はお嫁さん。楽隠居?」


「隠居してどうするんだよ……。というか、結婚する気満々だな?」


「そもそもエルフがいない。相手を見つけようがない」


「それは、まあ、その通りではある。俺も、自分の親と、国立錬金術師大学校で見た以外は見てないからな。貴族には勿論居ないとしても、ここまで居ないと、いっそ清々しいな」


「だから結婚。相手見つからない。それに、これ以上の優良物件はない」


「……もうちょっと何かあるんじゃないか? 顔がタイプじゃないとか」


「顔はどうでもいい。問題は金」


「そこはもうちょっと、言葉を濁さないか?」


「でも、現実問題として、お金は大切ですよ? お金がないと生活が苦しいですし」


「エレナちゃんもか……。お金で選んでも良いのか? もうちょっと夢があるんじゃないのか?」


 女の子の方が現実的である。結局はお金らしい。お金がないと愛は生まれないとはよく言うが。本当にそんなものなのか? 某夫人が言ったらしい。年収100万円の男を好きになったとしても、お金の事で愛は薄れていく。年収1億円の男を選んだ場合、好きになる所を探そうとするから、結果的に円満な家庭になる。現実はそんなものだと。


 だからお金で選ぶことは間違いではない。どれだけ愛があろうとも、お金の関係でぎくしゃくしては、段々と好きな相手から、憎い相手へと変わっていく。愛もそうだが、憎しみも積み重なっていく。その内、憎しみが愛を抑え込むという。そして、最終的には離婚。最悪の場合は殺人に発展するらしい。だから、結婚とは、相手の事を好きである必要はないんだそうだ。好きな所は増やせる。憎しみも増えていくが、それ以上に良い所を見つけてやれば良いんだそうだ。だから金で選べと言っていて、驚いたものだ。愛って増えるんだってさ。それでも人として駄目な場合は、慰謝料を大量に確保しつつ別れられるから良いんだって言っていた。女って怖い。金で愛は買えないが、愛は増やせばいいんだって。育てることは出来るらしいんだ。


 ……まあ、だからって、男の前でそう言う話をするのは止めような? 聞いていて嬉しいかって言われると、微妙だし。結局は金で選びましたって言われているような物だからな。まあ、それでも良いんだけど。金で選んで損をする事は無いと思うし。なお、女性側は結構大変らしいよ? 男に見切りをつけられない様にしないといけないって事も言っていたし。某夫人曰く、男は浮気するものなんだそうだ。浮気をさせないためには、女性側が努力をしないといけないらしい。何というか、努力の方向性が間違っていないかなあとは思うんだけど、どうなんだろうね?


「レジエナはどう思うんですか? 他に良い人が見つかったら」


「見つかるかどうかは解らない。けど、見つけたら乗り換えてもいい」


「そうなんですか? 奴隷だからそのままって事になると思ってました」


「その人に買って貰えばいい。ただ、その時はわたしの価値を見せつけないといけない」


「そう、ですね。買ってもらうにしても、大変ですもんね」


「エレナはどう? 村にいい男は居ないの?」


「うーん。親にも考えろって言われているんですけどね。冒険者志望が多くて、外に出て行く人が多いんですよ」


「別に冒険者でも良い? 家で待っていればいい」


「それもそうなんですよね。でも、冒険者って初めが死にやすいって言うじゃないですか。直ぐに死なれても困るというか」


「……確かに。冒険者だと、ある程度成功してからの方が良い?」


「ですね。ある程度は成功している方が良いと思います。でも、それでこの村に定住してくれそうな人って、いるんですかね?」


「さあ? サンルーグはどう? ここの狩場は冒険者としてどう?」


「俺は冒険者じゃないんだが……。まあ、いいか。冒険者としては良い狩場だとは思うぞ。素材も沢山あるし、倒すべき魔物の種類が多い。初心者から熟練者、目標討伐対象まで居るからな。冒険者としては、一種の上がり状態にまでいける、良い狩場だとは思う。ある程度の実力があれば、食っていくのにも困らないだろうし、村にもまだまだ空地はあるからな。住宅も立てられるだろうし、南側なら安くて住みやすいだろう」


「おおー。定住は出来るらしい。今からでも声をかけておけば?」


「……そう、ですね。冒険者としてここに帰ってくるなら、有りかもしれないです」


「ライバル多そう」


「そ、そこは何とか頑張ります。こう見えても、お料理やお洗濯も頑張っているんです」


「……わたしは何もしてない。サンルーグ? わたしも家事する?」


「……まあ、やるなら料理くらいか。洗濯は洗濯乾燥機があるから困らないし、掃除も殆どする必要が無いからな。家がそう言う機能を持っているし。流石に150年も放っておいたらある程度の埃はあったが、それも直ぐに掃除できる程度しか無かったしな。料理をやるなら、ある程度の物は揃えるが。レジエナは魔力が多いから、魔導コンロも使えるだろうし、食器も買えば雑貨屋の収入にもなるしな。料理がしたければ言ってくれ。用意はする。……が、俺は教えられないからな? 料理は錬金術師の専門外だ」


 パイ職人という錬金術師も、あっちのゲームの世界には居たが、こっちの錬金術で料理は、……まあ、出来なくはないんだけど、やる人が少ないだろうな。主に後片付けが面倒だから。錬金釜とかで、パンを作ろうと思えば作れるけど、その後の掃除が面倒だ。ポーションにパンの匂いが付いてしまう。それ用の錬金釜を用意すれば別なんだろうが……。その為だけに錬金釜を用意するのはどうかとは思う。それなら魔導コンロで良いだろう。


 食べるものだけじゃなくて、毒物なんかも扱うのが錬金術師だ。そこで食事を作りたいかって言われるとな。間違って毒物を摂取するのは怖いし。万が一があるからな。そんな危険な事はしない方が良いとは思う。まあ、レジエナが料理をするというのであれば、止める気はない。宿屋から買うのと、農家から野菜を買うのが違うだけだからな。まあ、肉屋も使うだろうが。基本的にどっちを使ってくれてもいいが、俺の好みとしては肉だな。肉の方が良い。


「料理、頑張る」


「あたしが教えますね。……一通り揃えたいので、雑貨屋で揃えても良いですか?」


「ああ、その辺は時間がある時にやってくれればいい」


「ん。頑張る」


「でも、今後の事を考えると、掃除も出来た方が良いとは思います。……そうしないと、次のエルフの女性が見つかるかもしれないですし」


「それは大丈夫」


「あれ? そうなんですか?」


「サンルーグなら100人くらい余裕。それだけのお金はある」


「ああ、それもそうですね」


「いや、それは色々と問題があるんじゃないか?」


「問題ない。サンルーグはちゃんと責任を取る方」


「それは、そうでしょうね。流石にレジエナを放置するとは思えないですし」


「……まあ、放置はしないだろうが、それはそれで良いのか?」


「お金持ちは、女を複数抱える。これ常識」


「まあ、貧乏人が2人目と言う事は推奨されてませんけど、お金を持っている商人なんかは、何人もお嫁さんは居ますよ?」


 あれ? 重婚って有りだったっけ? その辺の制度を調べたことは無かったけど。両親も2人だったからな。詳しくは知らないんだけど、重婚って有りなのか。まあ、だからと言って、そんな10人も20人もって、探す方が面倒だぞ。そんなにエルフが居るのかって話になってくるしな。居るなら居るで良いんだけど、どうなんだろうな。……今度また、冒険者を見繕いに行くときに、掘り出し物を探してみるのもいいか。エルフの男性が欲しいな。流石に、100人も面倒を見ていられない。少しは押し付けないと。まあ、見つからなければそれはそれで構わないんだが。


「でも、問題はあります。100人もお嫁さんを貰うとなると、村長の家よりも大きくなっちゃいます」


「え? そこが重要か?」


「重要です! 村長の家が一番大きくないと問題です!」


「ん。見栄は大事」


「基本的には、村の宿屋以外は、村長の家よりも小さく作るんです。宿屋だけは、多くの人を泊めないといけないので、大きくなりますけど、基本は村長の家が基準です」


「長は一番大きい家に住む。それが逆転すると、村は崩壊する」


「……そこまで言うか?」


 流石にそれは無いんじゃないか? 村が崩壊するって。……まあ、そもそもだが、この家は改築も出来ないからな。管理魔石の範囲内と範囲外が決まっているし。建てるなら、別宅が必要になってくるな。……建てるつもりは無いけど。そもそもそんなにエルフが見つかる訳がないだろうに。そんな心配をする方がおかしい。100人も居たら、男も複数人は居る筈だからな。全部は無理にしても、押し付けないと厳しいなんてものじゃない。そんなに嫁さんが欲しい訳でもないしな。1人居れば十分じゃないか? そんな気がするんだが。


「じゃあ、町に住まわせる。交代でこの家に来ればいい」


「そう、ですね。妥協点はそこでしょうか」


「ん。でも、一杯になるかどうかは解らない」


「そうでしょうね。エルフが沢山居るって聞いた事がないですし」


「……探す? 獣人の商人に買ってもらえばいい」


「ああ、それは良いですね。代理で購入してもらえば、集まりますか」


「ん。集めてから町の物件を探す」


「あのさ、そこに俺の意志は無いのか?」


「ん? 問題ある?」


「え? 見捨てるんですか?」


「……そこまで言われると、見捨てないとは思うけど」


「ですよね! でも、どの位集まるんでしょうか?」


「さあ? わたしは同族に会った事ない。……両親くらい?」


「そう言えば、レジエナはどうして奴隷に?」


「村が飢饉になった。その口減らしにって、両親と一緒に売られた」


「そ、そうなんですね……。その、両親はどちらに?」


「両親は戦えた。だから戦闘が出来るって事で地方巡回の兵士に買われた」


「ああ、あの兵士ですか。……年に1回見るか見ないかですけど」


「そういえば、ボッテンハイム子爵家は、巡回の兵士も出さないんだったな。経費が重いのか、それとも単純にやる気がないのか。……まあ、後者だろうな」


「ん。わたしは売れ残った。子供だったから、買い手が付かなかった」


 ……変態って、何処にでも居るから、そう言う貴族に買われなくて良かったと思うしかないだろうな。掘り出し物って感じで売られていたし。エルフってだけでも高いからな。種族的に少ないのが問題ではあるんだが。しかし、両親は戦闘が出来たって事は、まだ良かったのか? 飢饉で売られるってのは、ままあることだしな。……多分だけど、植民地の西側から来たんだろう。碌に統治されていないって聞いている。そもそもそんな場所で貴族になりたがる人が居ないっていう話だったよな? だから、無法地帯って言うか、酷い有様になっていたはずだけど。一応、統括する部署はあるんだ。あるんだが、広すぎて管理が碌に出来ていないというか。税金も適当に取り尽くしているらしいし、やりたい放題やっているって噂では聞いた事がある。実際に見たわけではないから、何とも言えないんだけどさ。ボッテンハイム子爵家よりも酷い統治体制だとは思う。ここがマシに見えるくらいには。


「運が良かった。ここでお嫁さんに成れるから」


「そうですね。運は良かったと思います。飢饉で死んでいた可能性もありますし」


「ん。買い手が付かなかった人たちは厳しいと思う」


「でしょうね……。売れただけ、マシだったんでしょうか?」


「いやまあ、多分だけど、西の植民地の話だろうとは思うからな。そっちの方はかなり酷いとは聞いている。奴隷狩りも普通に居るから、運が良かったってのはその通りだろう。奴隷狩りに連れ去られていたら、流石に正規の奴隷としては買えなかっただろうからな」


「正規じゃない奴隷も居るんですか?」


「……居るぞ。あんまり待遇は話したくないが。まあ、良い方で魔物の盾にされるくらいか」


「それで良い方なんですね……」


 まあ、な。それで良い方なんだよ。レジエナの年齢でも、回されることがある位には、非正規奴隷って酷い扱いをされるんだよ。そもそもが違法……すれすれだからな。違法じゃないのが何とも言えない所ではある。国が法を整備していないから問題なんだよな。奴隷制度って、西の国を植民地にしてから、かなり緩くなったって、師匠が言っていたっけ。それまでは結構厳格に運用していたらしいけど、それが撤廃されてから、植民地から大量に奴隷が入って来たって言っていた。可哀そうだと思う方がどうにかしているって師匠は言っていたけど。そもそも何で植民地にしたのかの経緯が経緯だって話だし。そもそも違法移民で溢れ出ていて、国を滅ぼさないと向こうの国家体制が終わっているって聞いた。そんな経緯もあって、向こうの統治は結構適当なんだよな。誰もそんな土地は要らないって言うんで、貴族にもなりたがらないというか。そんな訳で、当時は結構頑張って統治していたらしいんだけど、代が変わって段々適当に。それで最後は利益だけ搾り取れれば良いかなって感じになったらしい。まあ、滅ぼしたんだから、責任もって統治はしろよとは思うけど。

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