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TS美少女ロリイケボ系配信者  作者: 仏滅
動乱のエフェリア編
32/45

『天才軍師系配信者』

「着いたよー!」


「やっと、、、はぁ、、よく生きてたな私。」


サーナちゃんが今にも死にそうな顔でフラフラしている。

どうしたんだろう?モン○ナ飲み過ぎたのかな?


「大丈夫?」


「全然っ!?、、めちゃめちゃ死にそうですが!?」


おお、怖い。


「がんばってね。」


「おっけい、謝罪は無いのね?まぁいいよ?私優しいから、うん。」


「??」


よく分からないが、元気そうで良かった。


「行くよー。」


車を降りて、事前に指示しておいた滑走路に向かう。


予定通り、滑走路に小さめの黒い飛行機があった。


「あれが、僕たちが乗るやつだよ。」


「、、ねぇ」


「どうしたの?」


「あれってさ、私の見間違いじゃなかったら、、戦闘機じゃない?」


バレた?


「気のせいだよ。」


「ファーレンハイト王国軍の戦闘機だよね?前にニュースで見たよ?」


あー、前に国営放送で特集組んでたからか、、、ちゃんとニュース見てるんだ、偉いね。


「がんばってね。」


「何を!?待って、私、何をさせられるの!?」


騒ぐサーナちゃんを引き摺って、僕はその戦闘機に近づいていく。


真下まで来ると、操縦席から大柄な黒人のパイロットが降りて、手を振ってきた。


「Hi!!!」


「Hi!!!」


「は、、Hi?」


お、サーナちゃんの抵抗が止まった。


「サーナちゃん、こちらは今回お世話になるパイロットのジョンだよ。

先の戦争で数知れない敵機を撃墜して、空の王って呼ばれてるよ。日ノ本語は上手だし、撃墜されたことはないから安心してね。」


「は、、はぁ、、」


「コンニーチハ!!ヨロシクナ!!!」


「よ、よろしくナ?」


「イェア!!サァ、イクゾ!!」


「ごーごー!!」


楽しい楽しい空の旅の時間だ。


「なっ、、なんか不安だぁぁ!!」


再び抵抗を始めたサーナちゃんだったが、ジョンに担がれて無事に戦闘機に放り込まれたのだった。



◆◇――――――――◆◇◆――――――――◇◆


【配信が開始されました!】


「どもー」


「あ、こ、、こんにちは~、、。」


「オ?コンニーチハ!!ドモー!!」


上空で暇なので、配信することにした。

なんとこの戦闘機、改造してあってWi-Fiが付いているのだ。


文明の技術力って素晴らしい。


上位チャット:えっと

上位チャット:どういう状況?w

上位チャット:レイルさんは結局何者なんだ!?

上位チャット:どういうことですか!?

上位チャット:てかどこから配信してるんだよwwwww

上位チャット:誰そのパイロットっぽい人wwww


「まぁ順を追って説明すると、まず、『日ノ本の叡智』が僕であることに間違いは無いよ。」


今更否定してももうどうにもならないし、言っちゃおう。

暗殺者でも何でも来やがれ!!今なら撃墜してくれる、、うちのジョンが!!


上位チャット:はぁぁぁぁ!?

上位チャット:ガチだったの、、

上位チャット:推しの配信者が外国の英雄だった件

上位チャット:推しの配信者が王女の婚約者だった件

上位チャット:推しの配信者が天才軍師な件


「で、知ってる人がいるかもしれないけど、リアーナ・ラ・ファーレンハイトっていう愛しい愛しい婚約者がいるよ。」


あ、名前を呼んだせいでさらに会いたくなってきた、、。


上位チャット:ほんとに愛してそう

上位チャット:熱愛報道です!!

上位チャット:これはスクープ!!

上位チャット:レイル様ガチ恋勢の私、無事撃沈

上位チャット:レイル様ガチ恋勢のワタクシ、まだ諦めない

上位チャット:レイル様ガチ恋勢じゃない俺、婚約者とか羨ましすぎてキレる

上位チャット:マジでわけわかんなくて混乱しているけど、とりあえず、どこから配信してるの!?


「ここは、、せ、、戦闘機の機内、、ですっ、、。」


「違うよサーナちゃん、飛行機、、だよ?」


「いい加減認めやがれ!!」


「ノーノーノー!!コレハ、オレノ、アイシャダゾ!?」


「どちらかというと、愛車じゃなくて愛機じゃないかな、、?」


上位チャット:サーナちゃん死んでるwwww

上位チャット:大丈夫かwwww

上位チャット:いやこれ絶対戦闘機だろ

上位チャット:エンジン音からしてもうおかしいんだよなーw

上位チャット:戦闘機だったとして、なぜ戦闘機!?

上位チャット:ガチで謎

上位チャット:それはそう


「今はね、現地に向かっているんだよ。」


上位チャット:げんち?

上位チャット:げんち?

上位チャット:現地、、というと?


「旧帝都エフェリア」


そう言った瞬間、サーナちゃんが凄い形相でこちらを凝視してきた。


「え、おい待って、、エフェリアぁ!?

ねぇレイル!!激戦地には行かないって言ったよね!?ね!?」


「がんばってね。」


「こ、、こいつっ、、、、死んだら末代まで呪ってやるぅ!!」


上位チャット:バリバリ激戦地で草ぁ

上位チャット:おい草とか言ってる場合じゃねぇぞこれ

上位チャット:サーナちゃんは大丈夫なのか?


「サーナちゃんは同意の上で来てるからね。」


「そうなんだよねぇ、、はぁ、、、なんで同意しちゃったんだろうね、、、。」


上位チャット:哀愁漂うサーナちゃんwwww

上位チャット:そっか、それは仕方ないな

上位チャット:サーナ虐たすかる

上位チャット:まぁ『日ノ本の叡智』って、数十倍の兵力差を覆した天才だし

上位チャット:練度の低いファーレンハイト王国軍でエフタリア帝国を逆に滅ぼしたんだろ?

上位チャット:まったく、、どういう頭してるんだよ、、、

上位チャット:それがタバコと酒が生きがいのTS意味不明美少女っていうのが、もう分けわからなくて好き

上位チャット:『天才軍師系配信者』

上位チャット:現代の諸葛孔明(TS美少女・酒カス・ヤニカス・イケボ)

上位チャット:マジで何者だコイツwwwww


高評価もよろしくおねしゃす!

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