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TS美少女ロリイケボ系配信者  作者: 仏滅
帝国の残滓編
29/45

全部アイツのせい

寝坊です

やばい、、マジでやらかした!!


言い訳すると、サーナヴェルの反乱のことを知って動揺してたんだよ。


サーナちゃんをサーナヴェルだと決めつけて、、、殴り飛ばしてしまった、、、、。


しかも、『絶対許さん』って言われちゃった。

マジでヤバイ!!どうすれば許してもらえる?


友達とか出来た事ないから分からないんだけど!?


え、身売りすればいいのかな、、、サーナちゃん、たまに邪な目で見てくるし、、、()()()()ことをシたいってことなのか?




待て、待つんだ。








一旦落ち着こう。


















落ち着いて脱ごう。



「おいおいおいおいおいおい!?」


「えっ、、と?」


脱ごうとしたら、サーナちゃんに止められた。


「何しようとしてたんだ!?」


「その、、許してもらうために、、、僕の身体でも使って貰おうかと、、、」


怖くて顔を直視できないので、俯いて上目遣いで反応を確認する。


サーナちゃんは、顔を耳の先まで真っ赤にして、手を口にあててワナワナと震えていた。


「かっ、、、かっかかかかかかかか、、、」


か?


「身体を使っ、、、なっ、、、、ばっ、バカぁっ!!」


涙目の美少女に罵られた。嬉しい。


、、じゃなくって、何か謝罪する方法を探さないと、、、、


「、、へっ!?」


顔を上げると、目の前に美少女のご尊顔があった。


えっと、怒っていらっしゃる、、、?


「あのね、、そう言うことは言っちゃダメ!!

ただでさえレイルは美少女なんだし、勘違いするおじさんだって出てくるかもしれないよ?」


「こんなこと、サーナちゃんくらい親しい人にしか言わないよ。」


「ばっ、、そっ、、そういうところだぞ!?」


「???」


よく分からないので首を傾げると、サーナちゃんはため息をついてやれやれと手をおでこに当てた。


「まぁいいよ、罰は後で考えよう。

とりあえず、何でこんなことをしたのかとか、サーナヴェルなんとかって奴とレイルとの関係とか、洗いざらい吐いてもらうぞ?」


うぅ、、有無を言わせぬ圧を感じる、、、。


「は、、はい、、、、。」


「よろしい!そうと決まればまずは、()()()()()()、、、」


「配信?」


「うん、配信を、、、、、、配信!?」








え?

















「おい待ってくれヤバイヤバイヤバイ!!!!」



「ねぇ、配信ってまさか、、」




噓だよね、、、?


今までの会話が、全部配信されていたなんて、、そんなこと、無いよね?

















急いでスマホを操作したサーナちゃんは、僕の前までフラフラとやってきて、床に手をついた。



















「ほんっとうに申し訳ございませんでしたぁっ!!!」













えっ、、噓だ、よ、、ね?



「ねぇ、、、まさかとは思うけど、今までの会話って、、、配信されてた?」





「はい、、、。」



恐る恐る尋ねると、サーナちゃんは、ゆっくりと首肯した。











「お、、、終わった、、、、、。」











「そ、そんなに、漏らしちゃいけないこと喋ってた!?」




「うん、その、、少々国家機密に当たるかもしれない部分を、、、、」




「えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」




「いやまぁ、急に部屋に入った僕も悪いんだけどね、、、。」






まずいなぁ、、、



はっきり言っちゃったよ。

僕が『日ノ本の叡智』レーア・スラグだって。



やばいよ、、レーア・スラグの見た目は、今まで秘匿されていたというのに、、。

















「これも全部、サーナヴェルなんとかって奴のせいだ、、、。」



「そうだね、全部サーナヴェルが悪い。

アイツが余計なことをするから、、よし、殺してしまおう!!」



長考した結果、やっぱりサーナヴェルが悪いという真理に至った。


僕とサーナちゃんは頷き合い、がっちりと握手して和解した。


◆◇――――――――◆◇◆――――――――◇◆


「意外と、大したことなかったわね。」


旧エフタリア帝国の帝都、エフェリア。

その中心に屹立きつりつする宮殿での最後の戦闘が、先程終結した。


反乱軍は鎮圧され、首領であるサーナヴェルを名乗る男は無事に捕縛された。



そう、『栄光のエフタリア』が起こしたこの反乱は、意外と大したことなかったのだ。



反乱発生後、すぐさま鎮圧のための軍が派遣された。

旧帝都エフェリアは大城壁で囲まれており、当然、その城門は固く閉ざされていた。


相手が引きこもっている以上、長期戦になるかと思われたが、事態は急展開を迎える。


エフェリア内の、反政府軍に反感を持った民衆が、城門をこじ開けたのだ。

鎮圧軍はたちまちなだれ込み、戦う準備すら出来ていなかった反政府軍を圧倒した。


首領のサーナヴェルはあっさりと捕らえられ、ここに、反乱は終了したのである。



正直言うと、結構余裕の戦いだった。



今回は、玲明に頼る必要もなかった。

私たちだけの力で、怨敵を打ち破ったのだ。



「そうだ、玲明に自慢しないと、、、。」



そう言ってスマホを開いたところ、とあるニュース記事が目に飛び込んできた。



「はぁぁぁ!?【『日ノ本の叡智』レーア・スラグの正体判明か!?】ですって!?」






また、私の知らないうちにやらかしたのね。



モチベが4割くらい上がるので高評価もお願いします!

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