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TS美少女ロリイケボ系配信者  作者: 仏滅
女装系金髪美少女編
20/45

なんとまぁ暑いのでしょうか

き、季節感が、、

「んーっ!たまには散歩も良いね。」


澄み渡る青空の下で、僕は大きく伸びをした。


散歩と言っても、カップラーメンの在庫が無くなったのでコンビニに向かうだけだが、僕にとっては約一週間ぶりの外出となる。


「やっぱり引きこもり過ぎも良くないか。」


リアーナに怒られちゃうし。


それにしても暑い。

夏だから仕方ないんだろうけど、どうにかならないものか。


「えーっと、太陽を抹消するには、、どの規模の爆弾を作ればいいんだっけ、、、」


なんて馬鹿なことを考えながら、僕はコンビニに入った。


「ふぅっ!?涼しい、、、」


冷気が気持ち良い。

最高だ。生きてて良かった。


「えーと、カップラーメンは、、、どこだ?」


あまり必要ないことは忘れちゃうんだよね。

確か、向こうの棚にあったはず、、、


「あ、あった。」


ついでにタバコも買って帰っちゃおう。



カップラーメンをカゴいっぱいに詰め込んで、レジへと向かう。


「すみません。後、102番もお願いします。」


僕がそう言うと、優しそうな若い女性の店員さんが、ピキっと固まった。


「えっと、、102番を、、、、」


え、伝わってるよね?

あの102番のタバコが欲しいってことだけど、、、


しばらくじーっと見つめていると、店員さんが我に返ってきた。



「あの、すみません、、聞き間違えたかもしれません。もう一度お願いします。」


「102番下さい。」


「た、、タバコ、、ですよね!?」


「、、?はい。」


どうしたんだろう?


そんなに僕がタバコを買うことが意外、、あ、そっか。

今の僕って中学生くらいに見えるのか。そりゃあ驚くよね。


「一応、成人してますよ?」


そう言って、免許証を見せる。

写真のところはきちんと今の美少女ルックに変わっているので、問題はない。


「そ、、そうでしたかっ!!すみませんっ!102番ですね?」


「はい。」


店員さんは慌ててつつも、しっかりとした手さばきでカップラーメンをまとめて袋に入れ、タバコも渡してくれた。


「ご買い上げありがとうございました。」


店員さんの可愛い声を聞きながら、僕は店を後にした。


外に出た瞬間に、蒸し暑い空気に包まれてブチギレそうになるが、何とか我慢する。


「はぁ、、吸って帰ろ。」


ちょうど近くに喫煙所あるし、、最近吸っていなかったから禁断症状が出そうだ。


「うぅ、、あっつぅ、、、、う?」


暑さに立ち向かいながらダラダラと喫煙所に入ると、先客がいた。

こんなマイナーな喫煙所に人がいるなんて珍しい。しかも、とんでもない美少女だ。


美しい金髪を持ち、お胸は大きく、顔は少し目元がキツめだが整っている。


それにしても、こんな美少女がタバコを吸っているなんて、、世の中何があるか分からないものだね。

僕が言えたことじゃないんだけど。


「はぁはぁ、、、。」


というか、暑さで死にそう。

体力ノミ以下だから歩いてるだけで死にそうなのに、こんなに暑いなんてもう拷問じゃないか?


「あぁぁ、、うっ、、、」


しかも、き、禁断症状がっ、、、


「ふぐぅっ、、ヘッヘッ、、、っ!」


僕は素早い手付きでライターを取り出し、火をつけた。


「ふぅー、、、。」


生き返るぅ!!!


「で、どうしたの?」


「いや、『どうしたの?』じゃなーい!」


例の美少女が僕のことを驚いたように見つめていたので、声をかけたらキレられた。


何で?


というか、つばが飛んできて僕のほっぺに着弾したんだけど?

舐めちゃお。


「今さりげなく私のつば舐めなかった!?、、まぁいいや。

で、『どうしたの?』だっけ?そりゃあ喫煙所に明らかに未成年の美少女が、死ぬ三秒前みたいな形相で入ってきて、タバコ吸い始めたたら普通驚くでしょ!?」


「確かに!でも僕成人してるよ?」


この免許証が目に入らぬか!?


「えっ、、あっ、、本当ですね。すみません、疑っちゃって。」


「いいけど、なぜ敬語?」


「だって、あなた、私より年上だし、、、」


若いねぇ。


「別にタメ口でいいよ?僕と君の仲なんだから。」


「いつそんなに仲良くなったのかは分からないけど、ありがとう。そうさせてもらうね。」


え?出会って会話したらもう友達じゃないの?

リアーナがそう言ってたよ?



って、そろそろヤバイかも、、。



「ところで、ちょっとお願いしていい?」


「えっと、、何?私が出来ることならしてあげるけど、、」


美少女は不安げだが、そんなに難しいことじゃないので安心して欲しい。


「僕、体力無いんだよね。」


「あ、、うん、、」


「でさ、今暑いじゃん?」


「うん。」


この喫煙所には、容赦ない日差しが降り注いでいる。


気温はそろそろ40℃といったところか。

暑すぎるね、全く、、これだから異常気象は、、、。



「その、そろそろ倒れそうだから、倒れたら涼しい所まで運んでくれない?」



「うん、、、うん?」




あ、、ヤバイ、、、



「じゃあ、よろし、、く、、、、、、」














「えっ、、はぁぁぁっ!?ちょちょちょ、、おいっ、、噓だろ!?」
















意識を失う直前に、野太い男の声が聞こえた気がするが、気のせいだろう。


この喫煙所には、僕とあのしかいないのだから。

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