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TS美少女ロリイケボ系配信者  作者: 未成年ニート系カフェオレカス作者
TS美少女ロリイケボ系配信者爆誕編
2/45

怪しい宗教団体疑惑の人がいる病院

1話だけなのに謎に日間ランキングに入ってました

本当にありがとうございますm(_ _)m

「よーし行こう。」


配信を終わらせて出発の準備を整えた僕は、この姿になってから初めてとなる外へと歩き出した。

病院は、徒歩五分くらいのところにあるので、わざわざ車で行く必要はない。というか、運転できない。


そもそも、どうやったら側溝にハマったり壁にぶつかったりせずに運転出来るのかが分からない。

マカオカートよりむずいとかもう無理ゲーすぎる。


世の中の運転が出来る人は皆すごい、本当に。

誇っていい。



流石に運転免許は持ってるだろって?


もちろん持ってないさ!!

遊園地のゴーカートで事故を起こした僕を、甘く見ない方がいいぞ?


なんて馬鹿なことを考えていたら、いつの間にか病院についていた。

自動ドアが開いて受付に向かうと、やはり周囲からの視線を感じた。


そりゃあ、紫髪のツインテ(さっき髪型変えた)美少女が入ってきたら、誰でも凝視してしまうだろう。


何なら受付のお姉さんなんて、僕の声を聞いて三度見さんどみしてきた。

まぁ普通に考えて、美少女の口から男の声が出てくるとは思わないよね。


僕も朝起きて息子がないことに気づいて八度見したもん。



待合室に入って席に座る。


近くにいたお姉さんが「あぁ、、なんという奇跡っ!!」とか言っていたが、あれは大丈夫な人なんだろうか?

怪しい宗教団体と関わりがあるとか?悟り開く系配信者なのかもしれないなぁ。


まぁいいか。


「はぁ、、それにしても、ちょっと歩いただけで疲れるなぁ。この体、体力なさすぎじゃない?」


男だった頃との差に愕然とする。


これでも運動は出来る方だったのだが、体力はどうやらこの体には受け継がれていないらしい。


「ふぅ、、、トレーニングしないとなぁ、、、。」


何からやるべきなんだろう?プランク?


◆◇――――――――◆◇◆――――――――◇◆


「うぅ、、やだなぁ。」


これから予防接種を受けなければならないと思うと、自然と憂鬱になる。

しがない社畜の私は、注射が犬の苦手なのだ。


あ。間違えた、、大の苦手か。



あの細い針が体の中に入っていくのを見ると、どうしても気持ち悪いと思ってしまう。


何であんなものを身体に刺されなければいけないのか、、、可愛い看護師さんに口移しでしてもらえばいいじゃない?


「どうにかして回避できないかな、、」


海外出張でアフリカの国に行くので、予防接種を受けることは必須だ。

それならば出張自体をやめてやると色々と工作してみたのだが、結局ダメだった。

「君には期待している。」と言われたのは嬉しかったけれど、注射を受ける羽目になるとは聞いていない。


まぁ確かに、銃を扱える実戦経験アリの社員なんて、、私しかいないか。


「部長め、絶対許さん。」


次に無理難題を押しつけて来た時には、問答無用で殺す。



私が待合室で静かに怒りをつのらせていると、透明なドア越しに、とんでもない美少女が受付をしているのが見えた。

身長は140cmくらいで、スタイルが良く、紫色のツヤツヤの髪をしている。そしてなにより、顔が良い。


あんな顔の美少女に、可愛い声で「お姉ちゃん」とか言われたら、今すぐ胸に隠しているピストルを取り出して乱射する自信がある。

とりあえず、存在自体が尊いのだ。


「暗黒の世界に、一筋の光が差し込んだ、、、」


とまぁそんな感じでその美少女を注視していると、なんとその美少女が待合室に入って来て、私の近くに座ったではないか!


「あぁ、、なんという奇跡っ!!」


思わず心の声が出てしまった。

美少女は私の方をチラっと見た後、そーっと私から遠ざかった。


もしかしてやばい人だと思われた?


クソッ、、私は何をやっているんだ、、、折角あんな美少女と物理的にお近づきになれたというのに、、!!!


あぁ、、光が消えて、暗黒の世界が戻ってくる。


嘆き悲しむ私の横から、声が聞こえてきた。


「はぁ、、それにしても、ちょっと歩いただけで疲れるなぁ。この体、体力なさすぎじゃない?」







、、!?





今のは、、あのトンデモ美少女の声なのか!?




え、、っと、、、



うん、そうなんだろう。



声が聞こえてきた方向には、あの美少女しかいない。

でも、明らかに男性の声だったんだけど、、それも、声優か!というほどの超絶イケボ。


あの美少女が、この超絶イケボの持ち主だと言うのか!?


「ふぅ、、、トレーニングしないとなぁ、、、。」


待ってくれ、もうしゃべらないでくれっ!!


その顔でそんなイケボを出されたら、絵面が意味不明過ぎて脳がバグる!!


「う~ん、順番まだかな?」


もう喋るなぁっ!!


声が、声がイケボすぎてっ、、超絶好みなんだけどっ、でも顔も私好みの美少女でっ!!

でも声がイケボでぇ、、、、、


「お、呼ばれた?」


あぁ、、、神よ、、、、









その日、レイルの熱狂的なファンの集団に、社畜の女性という一人のメンバーが追加された。


アフリカから配信を見ているその社畜は、回線の悪さにブチギレて、アフリカのインターネット環境改善を推進し、革命を起こして政府を打倒したらしい。

髪の毛が伸びすぎて目に突き刺さりながら書いてます

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