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ガチャから始まる無人島生活  作者: 人中の蝮
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勇志の危機

総合評価100を超えましたので次の目標を考えています。


次の目標は300ですけどこれを超えたら何かしたほうが良いかと考えています。でも本当は500欲しいですけど・・・でもその時は・・・絵師でも頼んで絵でも作ってもらおうかな?

出来る限り僕は自信をもってマーシャたちにそう言った、確かにほかの方法に比べたら成功しやすいだけであり別に絶対成功するわけではない。


けれどもマーシャたちには余計な心配をかけさせたくはない、危ない橋を渡るのは僕だけで十分だ。そう考えながら伝えるとすぐに村長が僕を見つめながら心配の表情を浮かべながら僕が内心では成功するか心配をしていますねと言われてしまった。


流石ですねと思いながら僕はそうです、これは確実に成功する保証は何もないですけれどもほかの方法に比べたら安全であり確実と言うだけです。そう話をした、けれども今できる可能性で一番助かるのはこれしかないのですと思っていると村長は真剣な顔をして僕に対して


「分かりました、もともと村が病に侵されたときにもあなたが助けてくれました。今回もそうしてくれると私は信じて先に行きます・・・勇志さん、どうかご無事で」


それを聞いた僕はマーシャ、村長に村で一番強いエルフを笑顔にしながら大丈夫だ、先ほどもそうして助かったのだから今回も助かるってと自信満々そうに言いながら一緒に洞窟に入りそして中間地点で止まってダイナマイトの設置を開始した。


そしてその時にこれをつけるために持ってきていた木材に火をつけてもらってからマーシャたちは先を急いで走って行った。僕はその間にもダイナマイトを設置をしてこの洞窟を爆破して海水を流し込む準備をしていた。


これで成功しないとエルフたちは逃げ場を失ってどうなるかわからない、絶対に成功をして見せる。魔法はできないけどせめてこんなところだけでも活躍をしたいと思いで準備を進めていた。


そうしてついに準備も終えていつでも爆破できると思っていたら前のほうからこちらに向かって走ってくる足音が聞こえてきた。僕は万が一ほかのクラスメイトであるかもしれないと思って声をあげて叫んだ。


「向かって来ているのは石田蓮さん、松田準さんそれともそれ以外のクラスメイト達ですか。できれば返事をくださいーー今からこの洞窟を爆破するので返事がないとやりますので」


僕は出来る限りの大声を出してそう叫んだが返事は来ずにただ足音だけがこちらに向かって来ていた。そうなるとやはりダークエルフたちかと思いで僕は火がついている木材をダイナマイトに火を移してそのまま一気にエルフたちが逃げたほうへと走り出した。


ここに海水がなだれ込めば僕も危険な状態になるから少し泳げるけどこんな狭い場所もある以上は危険だからそう考え必死に走り出していた。


しばらくすると背後からものすごい爆発音がこちらまで届いて耳鳴りが酷かったけどその後に水が流れる音が聞こえてきたので成功したと同時にもっと速く走らないと追いつかれる。


そう思って必死に走っていたがとうとう追いつかれてしまって押し寄せてきた海水に飲み込まれた。その前に大きく息を吸って覚悟をしていたので一応、なんとか保っていた。


それに洞窟に入ってくる海水の流れで噴水のように押し出されていた。これならば動かずに頑張って息を止めていれば外に出られると思いで実を任せようとしたけどその時に洞窟の中にある石の棘が当たり当たった場所から血を流していた。


痛い、そう思って口を開けようとしたけど我慢して堪えていた。ここで開けてしまえば命が助かる可能性が低くなる、死にたくないと思いのおかげで何とか堪えていた。


それでも傷ついた場所は痛く海水に当たり出血がなかなか止まらずにいた、そしてそんな僕をどこから見ている運命があざ笑うかのようにまた洞窟の棘に当たり激痛が走った、遂に痛いと感じてつい口を開けてしまった。


しまった、空気が無くなって・・そう思いながらも海水は僕の口の中に流れ込んできて僕は息ができない苦しさ、そして痛みでパニックになっていてどうしたら良いの、誰か助けてと必死に心の中で助けを求めていた。


誰も助けてくれるはずもないのにだれでも良いからと思いながら海水に流されるままにいたら頭に強烈な激突したと思うと急に意識が遠くなってそのまま意識を離したのだった。



マーシャと村長そしてエルフたちは勇志が無事に戻って来てくれるか、そして洞窟の封鎖に成功したのかと心配にしていた。すると洞窟の中からこちらに流れてくる水の音が聞こえてきたと思ったら次の瞬間に大量の海水が洞窟の入り口から放出された。


これを見ていたエルフたちは封鎖に成功したぞと喜んでいた、マーシャも本当にこれで助かったと安心してすぐに勇志を探した。するとそこから勇志が放り出されるように海水と一緒に出てきた。


マーシャは流石だね、勇志と言いながら勇志に向かって走っていると勇志の様子が可笑しいと気がつき急いで勇志のところに向かってみると明らかに体力は落ちている上に脈も弱くなっており今にも止まりそうな状態だった。


すぐに周りにいるエルフたちに伝えて助けを求めてから自分も治療精霊術を発動して治療したけどそれでは間に合わないぐらいに重傷をしておりほかの者たちも一緒にしていたがその前に勇志の体力が尽きて死んでしまいそうになっていた。


マーシャは泣きながら勇志に必死に声をかけて何とかしようとしたけどそれと裏腹にどんどん脈が弱くなり止まりかけていた。その光景を見ていた、村長が覚悟を決めた表情でこちらに向かって歩いてきてマーシャはどうするのですかと泣きながら村長に問いかけると


「こんな状況になった彼が生き残れる、最後の賭けです」


そう言うと村長が雰囲気が変わり髪の毛も金髪から緑髪に変化したと思うとすぐに勇志に近づきそして勇志の口に対してキスをしたのだった。


それを見たマーシャは真っ赤になりながらこんな状況で何をしているのですかと少し怒りながら言っていたけど村長はやめることはせずにそのまま村長も治療の精霊術を使い回復をさせていた。


しばらくすると勇志とのキスをやめてからゆっくりと地面に寝かせてからまた治療の精霊術を始めていた。その表情は真剣なものであり周りにいる者たちにも見ていないで勇志に治療の精霊術をかけてと村長が言って周りにいるエルフたちもそうして村長に続いて精霊術を発動して勇志の回復を詰めた。


みんなの力もあり何とか傷口や体内部の治療は一応終えた。これで助かるはずよと言って村長は力を使いすぎたのかその場で座り込んだ。マーシャは座り込んだ村長を心配しながら勇志は助かるのですかと聞いてきたので村長は少し難しい顔をしながら答えた。


「これで死ぬことは無くなったわ。でもいつ意識が戻るのかはそれは分からないわ。明日には戻るかもしれないし一年後かもしれない、もしかするとそれ以上にかかるかもしれない。でも出来る限りの最善は尽くしたわ」


それを聞いてマーシャはそうですかと言って少し落ち込んでいたけどでもいつかは目を覚ますと言うことそれまでは私が勇志を面倒を見れば良いだけ、命を二回も助けてくれた恩返しだと思えば軽いものだ。


その日は疲れ果てたのでみんなその場で休みをしたのだった。翌朝になり私たちはこの島に追手が来れないことを確認すると本格的に村づくりを始めた。私は食料などを集めるほうになり勇志の面倒を見ながら狩りや山菜などを採ってみんなの食料を集めていた。


ここは確かに食料が豊富でかつてこの島にほかの知能的生命体がいた理由もわかる気がする、ここならばこの人数ぐらいならば全然余裕で食べていける。千人ぐらいまでならば食べていけるぐらいに豊富で三十人ぐらいしかいないエルフたちにとってみれば安全な場所でありある意味求めてきた場所でもあった。


そのためにそうした場所まで守ってきてくれたことそして病に侵されている時に命を助けてくれたことエルフたちはとても恩を感じており何かお礼をしたい想いであった。


けれどもその本人は意識がなく眠っているようになっていた。その中でもエルフたちは勇志のお見舞いをしていた。いつか意識を取りもどしてもいい様に毎日誰かしら様子を見に来ていた。そしてテイムで仲間にしたユータも主人である勇志を心配にして見に来ていた。


もちろんマーシャは毎日どころか一緒に寝ており、勇志が起きてもすぐにみんなを呼べるようにと考えて一緒にいた。けれどもマーシャはそれだけではないように思えた、それは自分でもよくわからない感情だった。


少しでも一緒に居たい、友よりも仲間よりもそれ以上の想いを勇志に対して抱いていた。その想いの正体にマーシャは分からないでいた。でも勇志ならば何かわかるかもしれない、私のことをよくわかる勇志ならばと思いで眠っているようにしている勇志を今日もマーシャは面倒を見るのであった。


そんな時に思わぬ来客が新しく作っているエルフの村に来ていたのであった。それは安部恵美であり勇志の様子はどうなっていると心配になって海を渡ってきたのである。最初はエルフたちはどうしようかと言って相談をしていた。けれども村長は素直に話したほうが良いとみんなに言って村長自ら、勇志が寝ている場所に案内をしたのだった。

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