表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの日、君に恋をした場所  作者: 桜渓凪愛
7/7

大きな青春

最終話投稿しました。

「絢斗さんっ、今日のテストの出来はどうですか?」


「まぁ…ボチボチかな」


「せっかく教えたところが出たテストでしたのに…」


「流石にそこは解けたよ!!!」


あれから1年が経って、僕たちは3年生になった。3年生にもなると模試が沢山あり、僕も彼女も進学クラスなので毎日のように復習させられている。そんな忙しい中で、変わったことが1つある。彼女の僕の呼び方が下の名前になったということだ。彼女から名前で呼ばれるというだけでどれほど嬉しいだろうか、世の中の人に自慢がしたい。お返しに僕も彼女を名前で呼ぶようになった。


「逆に、叶夏は出来たの?」


「ええ、もちろん」


ドヤ顔が地味にウザい。


「絢斗さんよりは頭がいいので!」


「うわっ!自慢してきやがった!」


「事実でしょう?」


「何も言えないのが悔しい」


「…私よりいい点取れたらチューしてあげますよ」


彼女からの思わぬ提案に目を輝かせる。


「それホントだね?」


「食いつきがすごいですね、ドン引きなんですけど」


自分の腕を体にまわし、眉をひそめて体を縮めている。

おいっ!と彼女の肩を軽く小突く。


「二言はないな!次の模試で勝負!」


「コテンパンにしてあげます

 あ、ちなみに、絢斗さんが負けたらどうします?」


「罰ゲームでもなんでもやるよ」


「言いましたね?二言はないですね」


「もちろん!」


結局この勝負には負け、とんでもない罰ゲームをやらされたのだが、それはまた別のお話。


「さ、くだらない事言ってないで帰りましょうか」


「叶夏から言ってきたんだろ」


「そうでしたっけ?……忘れちゃった!」


不意に敬語をやめた叶夏にドキッとする。


「はぁ、好きだ…」


ボソッと呟く。


「ん?今なんか言いました?」


「なんでもない、帰るぞ!」


「はーい」


あの日、この場所で君に恋をして良かった。そう思ってあの時と同じ席から立ち、教室を出た。

ご愛読ありがとうございました!


最終話はお喋り会ですみません笑


この話は自分の理想の青春を書いてみました。

書いていて、楽しかったです。


また、新しい作品をあげると思うので、その時はぜひ読んでください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ