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あの日、君に恋をした場所  作者: 桜渓凪愛
4/7

4話目投稿しました。

「では、ここの問題を解いてください」


あれから放課後に2人きりで勉強会をするようになった僕たちだが、思ったより島原さんがスパルタだったことに驚かされた。普段はゆったりしてそうなのに、と少しギャップを感じながら、そこが彼女を彼女たらしめている部分なのだろう、そう思うことにする。


「え、えっと……これでどうかな!」


「…正解ですね」


「よぉし!」


「…ちょうどキリよく問題も終わったことですし、今日

 の授業はこれくらいにしておきましょうか」


「そうだね、もう5時半だ」


彼女とのマンツーマン授業は終わり、2人は向かい合ってそれぞれの勉強をする。しばらく沈黙が流れた後、ある質問をしてみる。


「島原さんは、好きな人とかいないの?」


「好きな人、ですか?」


「うん」


「それは去年の噂の真偽を聞いているのですか?」


実は去年、彼女はある男の先生が好きだったという噂が流れたのだ。学校中に広まっていたため、弁論の余地もなくその先生は離任してしまった。それがより一層真実味を強めたのだろう、今まで誰もが彼女を避けていた。そのせいで本当かどうかは今となっては分からない。


「そうじゃないよ、純粋に気になっただけなんだ。

 気を悪くしたなら、ごめん。だけど僕はあの噂は信じ

 てないから」


「…」


彼女は何も言わなかった。そして一言だけ


「ごめんなさい」


そう言って、帰ってしまった。


「島原さん…」


僕は追うこともできず、小さな背中を眺めることしかできなかった。そして、昨日はごめん、と謝ろうと思っていた次の日、彼女は学校に来なかったーー

噂は怖いですからねー…

その人を傷つけてしまうこともあります。

根も葉もない噂はしないに限りますね。

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