1 天職
僕の名はルーシュ。今日は自分の天職を知れる日。
毎年この春の時期に5歳の子供達が自分の天職を知る。
「おーい、スパーロー。役所に行くよー」
僕はいつも一緒に遊んでる金髪の背が僕よりも大きい男の子のスパーローを呼びに行き、
「ジェックゾン、早く行くぞ」
次に僕とスパーローはジェックゾンという僕と同じぐらいの背で少しぽっちゃりしてる茶髪の男の子のジェックゾンを呼びに行った。あだ名はジェだな名前が長いから。
「今日はまちに待った、天職を知る日だ。俺は剣士がいいな。
ジェお前は?」
「僕は魔術師がいいな。ルーシュは?」
「僕は、わかんないなー。神様に従うよ。ははは」
僕たちは、そんな話をしながら役所に向かう。
僕たちの住んでる村は500人ぐらいしか住んでない小さな村だ。エックス帝国の中にある。帝都の方だとこの村の何十倍の大きさと人口があるって聞いたことがある。
「みんな、ついたな。」
僕が二人に向かって言うと、二人共頷き、そのまま役所に入った。
役所の外観は石造りの2階建てで、中は奥の方に5つの窓口があり、二階に行くための階段は窓口の両端の2つもあった。
「確か、窓口に行って一回受付をする。だったはずだ。行くよ」
「ルーシュがいてよかったぜ」
スパーローの言葉を聞いて頷きそのまま窓口の方に行った。
「あ、えっと。僕たち天職を知りに来ました。」
「おや、ずいぶんと来るもがはやいね。僕ちゃんは私が見るから、その2人は隣の窓口に行って。」
20代後半ぐらいのお姉さんが受付をするみたいだ。
スパーローには、20代前半のお兄さんが。ジェには40代のおじさんが受付をするみたいだ。
「よし、名前を教えて」
「はい、ルーシュです」
「書ける?」
僕は少し恥ずかしかったから顔を少し伏せて頭を横に振った。
「大丈夫よ。この横に親指を押して」
言われた通りに、僕の名前らしきものの横に指を押すと僕の指の線と同じ線の物が書いてあった。
「これは、指紋というの。この紙に魔法がかかっているの。。。天職を見ますか、このナイフで手に切り込みを入れてください。私回復魔法少しできるから心配ないよ。」
僕は心配だったけど、天職のためだと思い、勇気を込めて手を少し切った。
「いい子すぐに紙の上に手をのせて」
言われた通りにのせたら、紙から万人に支持を出してる人の絵が飛び出た。
「あら、初めて見るモンショね。少し待って」
お姉さんは奥に行って、いろんな本をパラパラと見たあとにまたこっちの方に来た
「おめでとう。珍しい職業だよ。【指揮官】と言うやつね。この本にだいたいどんな職業なのか乗ってるけど、、、読めないかな」
とても居心地の悪い空気になった。
「この本と本を貸すから頑張って読んでみて。わからない字があったらまた来て」
そう言われて、薄い本と薄い本の倍ぐらいの厚さのある本を渡された。
「いやいや、何もできません」
。。。
「日が沈む頃に来て教えてくれる人を紹介するわ」
「あ、はい」
僕は返事した後に役所から出て、スパーローとジェを待った。
「やっと来たか。どうだった?」
役所からスパーローとジェが嬉しそうな顔で現れた。
「俺、スパーローは【剣士】だ」
「僕、ジェックゾンは【魔術師】だ」
お、二人共なりたかった職業だったんだ。良かった
「僕、ルーシュは【指揮官】だ」