パート2:天才や神童という人でも、起きてほしくないものは起きてしまう
さて、どうしよう・・・。助けてノリで、家に連れこんでしまった。あのままスルーすれば・・・。
「あのー、大丈夫ですか?」
「ん?ああ、気にするな。問題ないから、たぶん」
そう言ながら、頭かかえてるけどね。今、俺の家にいる。あれから、警察と合うのはイヤなのであらかじめ家に施していた転送魔法で助けたこの美少女、ソニス=レイドとを連れてきた。俺の家は、ワンルームで中は生活必需品以外にラノベとゲームがたくさんある部屋である。それは置いといて、さて聞いてみますか。
俺は彼女をこたつに誘い(テーブルは買ってない、アケコン置くのにちょうどいいから)、俺は向かいに座った。
「単刀直入に聞くぞ。君は誰で、あのデスイー○ーみたいなやつら何者だ?」
「その前にここは普通の家ですよね?出来れば、こことは違う場所で話したいのですが・・・」
「移動か、ちょっと待ってくれるか?すぐ終わるから」
そう言って、俺はすぐにこたつを中心に魔方陣を発動した。すると、魔方陣から青いフィールドが出てそれが家の形を沿うように発動した。
「これは、一体・・・?」
ソニスは恐る恐る聞いてきた。スゲー可愛い、ドキッとしたよ・・・。
「ああ、今発動したのはこちらからの音を聞こえないようにしたんだ。後、この魔方陣はジャミングタイプでな今いる場所をここではなく別の所に移動したみたいになってる」
「えーと、よく分からないのですが」
「要は、俺達の幻が他の所に現れて連中はそっちに気付きここはあのフィールドで隠れてる訳だ」
「つまり、連中はこっちに気付きことは無いと?」
「そういうこと、じゃあ話してくれるか?」
ソニスは、姿勢を正し話してくれた。
「はい、まず改めて自己紹介します。私はソニス=レイドと申します。アルザス王国の第一王女です」
マジかよ、王女なんだ。しかも第一ですか。だが、アルザス王国なんて聞いたことないな。バチカン市国とかグレードブリデン王国とかは知ってるがアルザス王国なんてどこだそれ( ̄ー ̄)。一応、聞くか。
「それって、どこら辺にあるの?」
「いえ、私はあなた方の言う異世界の者です」
やっぱりかー、薄々感じてたがホントにいたんだこういうの。ラノベの世界だけだと思ってたのに。俺はゲンナリしながら聞いてみた。
「君、ではなく。貴女が襲われていた連中は何者なのですか?」
「あ、敬語しゃべらなくてもいいですよ。普通のおしゃべりでいいですよ。後、ソニスでいいですよ」
「そうですか、じゃあお言葉に甘えて」
うん、王女、ソニスにに悪いがこうしゃべろう。ソニスは続ける。
「彼らは、カコスと呼ばれる秘密組織です」
カコス。
たしか、ギリシャ語で悪いて意味か。・・・ある意味ストレートなネーミングだな。
「その、カコスて言う組織君を誘拐して身代金と要求とかか?」
「それもありますが、私を生け贄としても欲しいのでしょう」
そう言うソニスは、うんざりした言い方であった。
「なんか、その怖がってる感じてじゃないな」
「ああいう連中は悲しい話いるものですよ、ただ、カコスは油断出来ない組織です。何故なら、事実か分かりませんが私の王国の者も加担しているのです」
それを、うんざりした言い方で言うのかい。こっちは驚いてるのにどう反応すりゃあいいんだよ。この展開、たぶん協力してくださいとか言うんだろうなー。
「そこでお願いします、私と・・・」
というソニスを俺は、
「断ります」
と、きっぱりと言った。
「え!?断るのですか!?」
「めんどい事は嫌だし、何よりあんたがいた世界。つまり、俺からしたら異世界だろ?テレビゲーム出来ないじゃん」
自分で言うのもなんだがヒドイ理由である。しかし、ソニスはとんでもない事を言った。
「彼らはこちらの地を消滅させます」
・・・ハイ!?
消滅!?
doゆう事!?
「何ですと!?」
「彼らは、私を捕まえるまたはいないと判断した場合はそこの地を破壊するのです。自己満足のために・・・」
タチが悪すぎ。
「分かりましたよ、行けば良いのでしょ、行けば」
とっと、終わらせてさっさと帰ってゲームしよ。そうしよ。
「ありがとうございます!!では、行きましょう!!」
かなり喜んだ表情でソニスは言った。
「え!?もう行くの!?」
「はい!!今から問を開けますので」
ソニスはこう言いそして俺の手を掴み、
「では、結界を解除お願いしますね」
・・・さっさと、終わらせますか。その前に、
「こっちに、あいつらまだいるだろ?片付けようか?」
「出来るのならしてほしいですが、でもどうやって?」
「おとり役、頼めますか?」
短めなのに、この空いた時間。すいません(T-T)