片思い
愛しています。永遠に。
手紙の冒頭文を思い出す。
自分で書いて思ったけど、重い。
思いを文に直すのは難しい。
考えて考えて、やっとシャーペンを動かして紙に書いたのがこの一文だった。
手紙はもちろん好きな人に渡した。
あの時の全てを覚えてる。
心臓の鼓動。頬の熱さ。手の震え。
あの人の視線。
全てを。
今日は、返事をくれる日。
答えを貰う日。
あの日手紙しか、渡せなかった。
私はもう、無我夢中で返事は3日後でお願いします
って言って走り出していた。
きっと、あまりの重さに引かれているだろう。
もしくは、友達に言って笑ってるのかな。
それとも、怖いって思ったかも。
来ないかもしれない。
私は手紙を渡した場所に、ずっといた。
3日後とはいったけど、場所も時間も言っていないことを思い出した。
来ないかも。
だんだん、手足が冷えてゆく。
目のおくが、だんだん痛くなる。
鼻がツーンと痛くなる。
凄く心臓が痛い。
足元から暗くなる。
もう、来ない。
諦めろ。
諦めろ。諦めろ。諦めろ。諦めろ………………!!。
目の前が虚ろいでく。
「ごめん、待った?」
「あっ…………」
嘘。私の好きな人、愛している人がそこにいた。
来てくれた。
たったそれだけなのに、暖かくなってゆく。
心臓が痛いほど、強く脈打つ。
「手紙。ありがとう。」
「いえ。むしろ、重いですよね……ごめんなさい。
けど、書いてることは本当です。好きなんです。
頭の中ぐちゃぐちゃになるぐらい好きなんです。
あい………愛しているんです。」
「…………うん。読んで凄く思ったよ。」
「………………………」
「返事だけど。」
ぎゅっと、目をつぶる。
「お付き合いお願いします。」
「……………ほぇ。」
「僕も君を好きなんです。」
「……………ふぇ………あっ、あっありぃ、ありがとぉ……うございますぅ」
私は泣いた。
枯れるまで。
あなたは微笑みながら、私の涙を拭う。
幸せだ。
幸せだ。
こうして、私の片思いは終わった。
けど、今日からはあなたとこの思いを共通できる。
私は、そっと微笑んだ。




