雀が死ぬとき
今回は、若干長めです。
かなり重くなってきますので、心構えを・・・よろしく。
<1>プロロ―グ
あの時、私が教室に残ったのは・・・運命なのかもしれない。
縁なのかもしれない。
だが、縁だとしたら、その縁をどう活用して生きればいいんだ?
神はこれを踏み台にして、生きて行けというのか。
別に神を信じているのではない。
だけど、聞かずにはいられない。
神よ、どうしたらイイの・・・・
<2>教室に
「あ、傘がない。」
「ほんとォ?もう、教室の鍵しまってるよォ・・・絶対。」
「ごめん。先行っといて、部長には、うまく行っといて。」
「もー!!職員室、佐々木センセしか居ないんだからね?」
「マジでーっ!!」
・・・疲れる。このテンション。
まぁ、確かに佐々木先生は怖いけど。
やだなァ。
なんで、傘忘れたんだろ。
こんなに土砂降りなのに。
「すいませーん!!1年2組の鍵、貸してくださーい。忘れ物しちゃって。」
「はぁ?勝手に取ってケ。」
「は、はい!!すみません・・・。」
こえェ・・・。
<3>死ぬとき
ガチャッ
わぁ・・・熱い。
もう、やだなァ。部活休んじゃおっかな。
「チュン・・・」
あれ、雀?なんか弱ってるような・・・。
ま、雀だってこの暑さは・・・死ぬっしょや。
どーでもいいや。・・・どーでも・・・いいやァ・・・うん、ホント、私には関係ないシィ。
う…ちょうっと見るぐらいなら。
やっぱりみたとおり弱っている。けど。私には関係のないことよね。だいたいみんな『雀だ。』『ピヨちゃんだ』とか言っといて、三連休が近づいているのに放置するとか、あり得ない。
私には、関係ない・・・関係ない・・・そして、出来ることもない・・・。
それが雀を見た最後の姿だった。
シリアスな雰囲気を壊したくないので、次へどうぞ。