ドキュメンタリー番組「想起の扉〜史上最悪と呼ばれた事故の真相」 八月十日放送分録画
皆さんは覚えているだろうか。今から十七年前に起きた、あの悲劇の事故を−
八月八日の午後三時二十三分。暖かく、穏やかな日曜日の午後のことだった。何気ない日常の一幕に、脅威は襲いかかる。誰彼構うことなく、残酷なまでに。
雷のような爆発音が響き渡った。飲酒運転のトラックが信号を無視し、多くの乗用車、歩行者に激突しながら暴走した。トラックはそれでもなお止まることなく、時速八十キロを超えるスピードでたくさんの親子で賑わう公園に突っ込んだ。道路に近かった砂場で遊んでいた親子をはね、公園内の木に衝突したところでやっと暴走トラックは停止した。
この映像を見てほしい。これは、現場近くの防犯カメラが捉えた映像だ。大型トラックが猛スピードで赤信号を停止していた車の列に突っ込んでいくのがわかる。そのまま乗用車を潰しながら進み続けるとトラックはバランスを崩して、公園の方へと姿を消していった。
結果的に乗用車六台、歩行者十五名、公園で遊んでいた親子二名を巻き込む、「史上最悪の事故」と呼ばれるほどの事故となった。トラックを運転していた運転手は衝突した衝撃により死亡。子供を庇い亡くなった川上 楓さん、乗用車に乗っていた早川達也さん、嶺井淳さんが亡くなった。他にも十名が重傷、十一名が軽傷を負った。
数多の死傷者を出したこの事故は、単なる飲酒運転にすぎなかったのか。当番組は、事故当時のインタビューや取材の記録を調査し、その真相を追いかけた−