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たぶん寝言は言ってない。〜良い夢見たので記録する〜

良い夢だったので、書いておく。(2024年12月31日)


 クリスマスの日に、至福の夢を見た。どうせなら初夢に見たかった。


 でもさすがにそんなのはコントロールできないので、年明けに読み返し、初夢に見たテイで気分に浸れるように、書いておこうと思う。




 夢の中の私は、喫茶店でお気に入りの本を読んでいた。……起きているときだって読書は好きだが、睡眠中まで読書しているとは、我ながら驚きだ。


 夢の中の喫茶店の様子はよく覚えていないが、たぶん、以前に行った喫茶店だったように思う。

 描写すればこんな感じだ。


 適度にかたい、紅い天鷲絨(ビロード)張りの椅子。木目も美しいテーブルの上には、白いデミタスカップに、揃いのソーサー、黒い魅惑の液体。私は砂糖もミルクもいれない、でも一口含めばまろく苦く甘い、芳醇なエスプレッソ。左側の窓から射しこむ午後のやわらかな木洩れ日。

 八割がたの席は埋まっていてにぎわっているけれども、いたって静かな店内。カウンターの向こう、飴色の棚に並ぶ瓶には遠く異国からやってきた種々のコーヒー豆が、いかにも素敵にたっぷりとつまっている。

 店と雰囲気と完全に調和したマスターが注文を受けて、新しいコーヒーを注いでいる。手元のエスプレッソとはまた違う香がふっとかすめた気がする――


 そんな場所で、美味しいコーヒーに読書という時点で、すでに純度100%の幸せなのに。

 読んでいるのは、大好きな小説。

 私の精神の1/3くらいは、この作家様の作品群で構成されているんじゃないかと思う、お気に入りの一冊。もう読み返すのも何度目かわからないのに。


「はあ……アプロかわいい……アプロ……」


 登場するキャラクターに、私は満ち足りたため息をつきつつ悶えていた。

 そんなパッと見で不審者な私に。


「うれしいなあ」


 誰かからの声がかけられて、はっと本から顔をあげると、なんとそこには作者様が!




 という夢だった。

 大好きな小説の作者様に声をかけられるという至福が限界突破したところで、目が覚めた。良い夢だった。作品は推すけど、べつに作者様までは推していない……つもりだったけど、幸せな夢だった!


 2025年が、良い一年になりますように。


私の、私による、私のためのエッセイw

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