表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

67/198

二回目開催に向けて、なのです

お茶会なのですが、開催前に一話使ってしまいました。次に行きましょ~。

 「ねえ、咲姫ちゃん。貴族の方達って、この前の中庭に作った、あの場所で大丈夫かな~?何か足す物とかある?」


 「そうね~、場所は良く出来てるから、あのままで良いと思うわ。で、あの時満開にしてた花々を、もう少し派手目の物にしたら、良いんじゃないかな」


 「う~~ん・・・」


 「どうしたの?派手な花の心当たり?」


 「え~とね、純粋に花の種類を交換するだけなら、すぐにでも大丈夫なんだけど、今咲いてる花、あれ実は観賞用じゃなくて、錬金や調薬用の花なの。なので、交換するの躊躇うのよね~」


 「またアンタは、そんな良からぬ事を。それも学園の敷地内でしてるとはね~。この国ではご禁制の花とかあるんじゃないわよね~?」


 「そ、そ、そんなもの、あるわけないじゃない。嫌だな~、咲姫ちゃん」


 「明らかに怪しすぎるよ、春香。さあ、正直に言ったんさい」


 「いやいやいや、ホントにご禁制の花とかはないよ~。ただ、嘆きの森にしか咲いてなくて、この国の人達が知らない花なら、ある、かな?」


 「それって、充分ヤバいんじゃない?大丈夫なの?」


 「生成すれば劇薬だけど、自然のままなら大丈夫な奴だから、問題ないかと思うんだけど・・・どうかな~?」


 「その生成は誰でもできるの?」


 「さっきも言った様に認識されてない花だから、誰も出来ないよ、私以外」


 「学園の中の寮のお庭が、無法地帯になって来てるわ。映画に出て来る、あれに似せたゴーレム人形し然り、薬草然り、ホント末恐ろしいわ。此処は実験場か何かなの?春香用の」


 「でも、見た目的には、ちゃんとした中庭に見えると思うんだけどな~」


 「それが尚更恐ろしいよ、春香さん」


 「え~~ん、リリ、咲姫ちゃんが虐めるよ~。助けて~」


 「自業自得です、お嬢様」


 「リリシアさんは、寮での会話にしか参加できないから、寂しいね。最近は学園での友人たちと結構時間を使ってるからね~」


 「はい。学園の控室まではご一緒していますので、侍女も参加可能にしたいただけたら、嬉しいのですが、・・・無理でしょうね」


 「リリも、入る?部活動?」


 「ちょっと、春香、何言い出すの」


 「と言うかさ~、咲姫ちゃん。部活動って放課後じゃん。他の生徒が居なくなった部室に仲の良い友達だけだよ。正式入部とかじゃなくて、その時間は控室から部室に来てるだけなら、大丈夫そうじゃない?お茶会の時、顔見せしてるし」


 「アマンダさん、リルさん、ロッテさんには、まだでしょう、春香」


 「じゃあ、明日にでも紹介しとく?皆に」


 「正式な認可が下りて、ちゃんと部室を貰えてから考えよう、春香」


 「わかった。そうするよ、咲姫ちゃん」


 「本当にご一緒出来れば嬉しいです、お嬢様。宜しくお願いします」


 「まかせなさい」


 「と言うか、話がそれてるよ。今はお茶会を如何するかの、話し合い中でしょう」


 「いや、なんか、テスト期間中に掃除したくなるような、そんな感じ?」


 「判る気はするけど、逸らして誤魔化しても、問題は解決しないから。料理なんかはちゃんと準備できる、この前みたいに」


 「あの程度で良ければ、何時でも大丈夫。でも、あんな庶民向けの様な感じのお菓子で大丈夫かな?咲姫ちゃん」


 「いやいや、春香。その感覚がおかしいって。そもそも、庶民はお菓子なんか食べられないって。それを手軽な感じで話してる事が異様なのよ」


 「そうかな?材料も手頃なものも多いし、それ程でもないと思うんだけどな~」


 「材料も自給自足してる、アンタから見ればそうかもしれないけど、普通はそうじゃないから」


 「そうかな~、リリ。昔から食べてたよね~」


 「食べておりましたが、お嬢様が作られた時だけですね」


 「あれ、そうだった?」


 「はい、そうです」


 「という事で、料理はオッケー、と。

 で、明日、男性陣には、今度の日曜にでも開催するという事でお伝えするけど、女性陣はどうかな~、普通ならこんな急な開催は、準備が間に合わないから、常識的にはアウトなんだけどね。

 でも、生徒同士の催しものという事で、貴族の社交という事ではないから、どうかな~。取り敢えず確認してみるか」


 「私達2クラスのメンバーが、1クラスに行くの、習慣的にあんまり良くないみたいだから、お願いね、咲姫ちゃん」


 「うん、任されたわ。春香」


 「じゃあ、週の途中で、マリエラさんの店に買い出しいかないと、だね。足りないもの買っとかないと。なんか珍しい材料もあれば、もっと違う料理も作れるかもしれないし、ね」


 「料理のメニューが増えるのは、嬉しいね。相変わらず春香の料理は美味しいからね~」


 「咲姫ちゃんは、今世でも、料理苦手?」


 「尚更苦手。厨房になんか近寄らせてももらえなかったからね」


 「あ、そうだったね、お貴族様のお嬢様だったもんね」


 「見えなくて、ごめんね。それはそうと、男性陣三人と、女性陣二人、それと私達だけで、参加者は大丈夫?他に増える予定は?」


 「私にはないけど?咲姫ちゃんは?」


 「私にもないけど、何か嫌な予感がするのよね。前回もカイル様が顔を出されたし、今回も誰か顔を出しそうな気が」


 「それ、かなり嫌な方の予感?」


 「う~~ん、危険な感じじゃないけど、さりとて楽しい感じでもないしな~、どうなんだろ?」


 「曖昧な予感だね、咲姫ちゃん」


 「予言じゃないんだから、予感なんてそんなもんでしょ、春香」


 「そう言えばそうだね」


 「じゃあ今週は、準備に時間を掛けて、週末にお茶会、来週に正式に部活動開始という事で良いかな?」


 「オッケー」


 前回お友達と開催していたので、場所などから作る事は、要らないので、料理だけ頑張る事にします。でも、咲姫ちゃんの予言、あたらないといいな~~。

楽しく読んでいただけたら幸いです。励みにしたいと思いますので、よろしかったら、評価等々頂けたら嬉しいです。でも、酷評は避けてくださいね、お願いします。作者、メンタル紙なので書く気力が・・・無くなる可能性が。読み手様が増えてくれるのを願いたいです~。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ