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小旅行は終わり、なのです

旅行は終わりなのです。

誤字の報告、いつもありがとう御座いますです。助かっていますです。

 「お嬢、もう帰ってしまうんですかい?せっかくお友達方も、俺たちに慣れてきたとこだったのに」


 「ダイナス、我儘言わないの。お嬢達が困ってるでしょ」


 「でもよ~、この村はやっぱ、お嬢がいてこそだと思うんだよな~、俺としては」


 「馬鹿ね~、そんなの皆そうに決まってるじゃない。ただ、お嬢の将来の事を考えて、我慢してるの。それぐらい判りなさいよ」


 「でもよ~」


 「ありがとう御座います、ダイナスさん。でも大丈夫です、そこの建物、そのまま残して、皆とちょこちょこ来ることにしていますから。この前のカレーの材料も、この森の物ですし、切れる前には戻りますから」


 「そっか、あの料理の素材が必要という事なら、間違いないな。あれだけ美味しいいんだ、絶対定期的に作る事になるだろうからな、帰って来る事は確定だな」


 「でも、お嬢、向こうでばかり料理しないで、こっちでも作って。食べれないと探索するのに力が入らないから」


 「はい、カーラさん。戻った時は、またこの広場で、皆で食べましょう、色んな料理を」


 「それって、今回食べてないのもある?」


 「まだまた、沢山ありますよ、出してない料理」


 「お嬢、向こうでの生活に、侍女もう一人くらいいらない?」


 「おい、クリス、なについて行こうとしてるんだよ。回復役がいなくなったら、パーティが成り立たないだろうが」


 「え~、私、お嬢と一緒がいいよ~~」


 「まあまあ、クリスさん。月に一度か二度は、帰ってきますから。それで我慢してください。まあ、学園を卒業すれば、またここでの生活だと思うので、あっという間だと思いますよ」


 「本当に?なんか戻ってこれない様な、そんな予感もしてるんだけどな~」


 「え~、不吉な事を言わないで下さいよ。私の友達にも、そういう事を言う子が居て、良く当たるんですから。なるべくフラグは立てないで下さい」


 「それって、もしかして、私の事?春香」


 「さ、咲姫ちゃん、何時から其処に?」


 「さっき着いたばかりだけど、面白そうなことを話してるみたいだから、聞かせてもらってたの。で、誰がフラグを立ててるって?」


 「え~と、それは~・・・」


 「あんたね~、人の所為にしてるようだけど、フラグを立ててる原因は、全部自分だと自覚しなさい。他の人は客観的に事実を言ってるだけなの、判った?」


 「そんな事はないと思うんだけどな~・・・」


 「あるの。聞いてみなさい、他の人に」


 「リリ、そんな事ないよね~?」


 「いえ、カトリーナ様の仰る通りかと」


 「え~と、他の皆は、違うと思いますよね~~?」


 「「「「・・・・・・・」」」」


 「あ、あれ、皆から視線を逸らされてるんですけど、なんで?」


 「私のいう事が正しいからに決まってるでしょ。それぐらい判って、ちゃんと自覚しなさい、春香」


 「皆さん、帰る為の準備は終わりました?」


 「誤魔化したわね、春香」


 「そ、そんな事ないよ~。ただ、もう帰る時間だから、確認してるだけだよ~」


 「ホントに?」


 「フェリノア様、ここに残しておく荷物以外、皆さん準備を終えているのを確認しています。なのでいつでも戻れます」


 「あ、ありがとう、アマンダさん。助かります」


 「じゃあ、今から直ぐに戻る?春香?」


 「皆さんは、それで大丈夫ですか?やり残した事なんかはありませんか?」


 「もしあったとしても、またすぐに、顔を出すんでしょ、この村に。皆もそのつもりだから、やり残してても、次来た時で大丈夫だから、問題ないよ、春香」


 「それもそっか、じゃあ、バーク村長、建物はそのまま残す事になったので、この場所はこのまま使わせて頂きます」


 「ええ、構いませんとも。元々この村をこの広さまで、広げたのもお嬢ですしね、誰も文句など言わないでしょう。それに、建物を残す事で、定期的に顔を出してもらえるとなれば、村の皆は逆に喜びますよ」


 「そうでしょうか?」


 「「「「そうです、お嬢。またすぐに顔を出してください」」」」


 「ありがとう御座います、皆さん。出来る限り顔を出しますからね。それと、バーク村長、もう一つ」


 「何でしょう、お嬢?」


 「また、リリシアをお借りします。何時も生活だけでなく、心の支えになってくれてます。なので、ご家族は寂しいでしょうが、許してくださいね」


 「ええ、ええ、構いませんとも。お嬢にそこまで言ってもらえるとは、幸せ者ですな。リリシア、私達の分もお嬢のお世話を頼んだぞ」


 「はい、お任せください、父上。お嬢様のお世話は、私以外には考えられませんから、当然の事です」


 「え~、私でも~大丈夫です~、ねえ、フェリさま~~」


 「え~い、マリエラさん、余計な口を挟まない。良い雰囲気が台無しです」


 「では、皆さん、行ってきます。村の事はお願いしますね~~」


 「「「任せてください、お嬢」」」


 「じゃあ、皆さん、寮に移動しましょう」


 「「「は~い、フェリノア様~~」」」


 宿泊施設内の空き部屋に作ったポイントから、寮の部屋へと繋げると、皆の移動を促します。


 「さあ、皆さん、此処から向こうに見える部屋に、移動してください」


 「ほ、本当に大丈夫なの?春香?王家の方も利用したんだから、間違いはないと思うけど」


 「大丈夫だよ、咲姫ちゃん。今のところ私以外使えないから、外部から干渉される心配もないしね。それに、歩幅一歩分だよ、一瞬で終わるって」


 「じゃあ、行ってくるわ、えいっと」


 「皆さんも、進んでください、お願いします」


 「「「は~い、フェリノア様~」」」


 そうして、寮の部屋へと全員戻り終え、今回の小旅行は終了したのでした。あ、また、一週間後、学園の部室に集合する事に決まりましたんで、夏季休暇中に、また皆さんと会えるみたいです。楽しみですね。

 楽しく読んでいただけたら幸いです。

 励みにしたいと思いますので、よろしかったら、評価等々頂けたら嬉しいです。でも、くれぐれも酷評は避けてくださいね、お願いします。作者、メンタル紙ですので書く気力が・・・無くなる可能性があるのです。

 読み手様が増えてくれるのを願いたいです~。

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