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今から、なのです

痛いのかな?苦しいのかな?いつも、誤字の報告ありがとう御座います。助かりますです~。

 「皆さん、今日もお疲れ様でした。今日も沢山狩れましたね」


 「「は~い、ありがとう御座います、フェリノア様~」」


 「じゃあ、施設に戻って、夕食の準備に取り掛かりましょう~」


 「「お手伝いしま~~す、フェリノア様」」


 手早く使ってた道具などを回収して、帰路につきます。そして帰る途中、レーネ様が話し掛けられます。


 「フェリちゃん、短時間で、結構魔物は倒せたと思うのだけれど、もう終わりにするの?まだ早いわよ?」


 「いえ、今くらいから戻って準備しないと、人数が多いので間に合いません、レーネ様。それに倒し過ぎるのも問題がありますので、これぐらいが丁度いいです」


 「それって、昨日言ってた事?今のところ、それ程変わったところはないみたいだけど?」


 「えっと、ですね、身体の作りが変わるというか何といいますか、急激に能力が上がりますので、それがその場で来てしまうと、動けないものが多く出るので、魔獣のいる場所なんかだと、とても危険なのです。ですが、何故か、ちゃんと、身体を休められる時間までは、変化が来ないのです、レーネ様」


 「そ、そうなの?フェリちゃん」


 「はい。たぶん、この摂理をつくられた神様がそうして下さったんだと思うのですが、正確には判りません。ただ、直ぐにはそうならない、という事だけが判ってます、レーネ様」


 「じゃあ、今は平気だけど、やっぱり来るのね、痛み」


 「はい。ですので、早めに食事とお風呂を済ませ、ゆっくりお休みください、レーネ様」


 「フェリちゃんが、念を押してそういうのだもの、それに従うわ。侍女の半分はその為に置いて来ているしね。でも結果次第では、交代で連れていきたいわね。結構楽しかったし」


 「貴族の男性で、狩りを嗜まれる方がいるのは知ってましたけど、レーネ様があれ程楽しまれるとは思いませんでした」


 「なんかね~、王妃なんてやってると、魔物被害なんかも良く聞くの。でね、普段は悲しんでる方の苦情を聞いてあげる事位しか、私には出来なかったのだけど、目の前にその魔物が居て、退治できると思ったら、つい、ね。まあ、ストレスも少しはあったのかもしれないけどね、フェリちゃん」


 「レーネ様、大変なのですね。でも、この村にいる間は、少しでも嫌な事が軽くなる様に、楽しんで過ごしましょう」


 「そうね、そうしましょ、フェリちゃん。なので、取り敢えず、今日は早めの休息ね」


 「はい。で、皆の時にも言いましたが、明日のご予定は、朝の体調次第で、決められたらいいと思います。痛みに関しては、大丈夫なのですが、人によっては、睡眠不足になられる方もいらっしゃいますので」


 「だそうよ、エマ。貴女も明日は無理をして、早く起きなくても大丈夫ですからね」


 「お気遣い、ありがとう御座います、エイレーネ様。無理は致しません、が、私の出来る限りの事はさせて頂きたいと思っております」


 「それが無理というものではないの?」


 「いえ、此方に伺ってからというもの、エイレーネ様の傍には、フェリ様が居てくださり、食事やその他もろもろ、私達の分までお気遣い下さっていますので、申し訳ない程です。なので、もう少し、なにかお手伝いできればと、そう思っておりました」


 「いえ、エマ様には色々な事を教えて頂いていますので、大変ありがたく思っています」


 「フェリ様には、まだ、なにもお教えしてないと思いますが?」


 「いえ、目上の立場の方に対する、さりげない気遣いや礼儀作法など、その場で実践して頂いているのが、とても勉強になっております。この場所に生まれて、みて頂ける先生などもいませんでしたので、エマ様の行なわれる事すべてが、とても貴重な経験になっています」


 「そうですか。そう言っていただけて、嬉しく思います、フェリ様。

 エイレーネ様、貴方様の見る目の確かさ、改めて実感させて頂きました。一見派手な魔法や、料理などに目がいきがちですが、違うのですね、彼女の本質は、その心構えにあるのだと、気付く事が出来ました。貴女様が目を掛けるに値すると。なので、先日お願いされたお約束、是非守らせて頂きます。私も彼女に目を掛けたくなりました」


 「でしょう。判ってくれて嬉しいわ。これで教育の面は、ばっちりね。エミリアとエマ二人が見てくれるのだもの、申し分ないわ」


 「はい、心して務めさせてもらいます」


 「あの~、レーネ様、お二人で何のお話なのでしょう?」


 「あ、フェリちゃんは、まだ気にしなくていいのよ、まだ、ね」


 「そ、そうなのですか?なんか不穏な会話な気がしたんですけど?」


 「そんな事ないわ、ねえ、エマ」


 「はい、ためになる事はあれど、損をする事は無いお話です、フェリ様」


 「え~と、エマ様までそう言われるのであれば。では、早めに料理をしてお持ちしますので、着替えを済まされたら、ゆっくりくつろいでいて下さいね、レーネ様」


 「ええ、そうさせてもらうわ、フェリちゃん」


 まだ、早いので変化はないのですが、夜は大変だと思うので、後で様子を見に行きたいと思います。侍女の方が対応が判らずにいたら、もんだいですからね。

 楽しく読んでいただけたら幸いです。

 励みにしたいと思いますので、よろしかったら、評価等々頂けたら嬉しいです。でも、くれぐれも酷評は避けてくださいね、お願いします。作者、メンタル紙ですので書く気力が・・・無くなる可能性があるのです。

 読み手様が増えてくれるのを願いたいです~。

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