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料理をしたのです

日にち進んでますか~?進んでませ~ん・・・ごめんなさいです。

 「フェリさま~、此方に、お願いします~」


 ただいま、寮へと戻りマリエラさんのお部屋に家具類をお届け中です。

 寮に到着する成りの、ひと騒動。大変です。頑張ってください、エミリア様。


 「なんでリリさんが、フェリさま~と同室なのですか。私もご一緒します。異論は認めません」


 「何をいきなり言っているのです。私はお嬢様の侍女として入寮しています。なので、お部屋にある控えの部屋に入れるのです。マリエラさんはちゃんとした学園の生徒。それならば個室を頂きそこに入るのが筋というものです。ねえ、エミリア様」


 「ええ、規則でそうなっておりますので、従って下さいね。マリエラさん」


 「でしたらせめて、お隣の部屋を。それはお許しください」


 「それ位でしたら、大丈夫です。まだ部屋は何処も使われておりませんから。しかし、あまり騒がないで下さいね。酷いと感じましたら、他所に移って頂きますから、宜しいですね?」


 「判りました~。ふふふ~、これから毎日フェリさまと~一緒なのですわ~最高です~」


 などなどという出来事をこなし、今度は私の部屋での荷物整理です。


 「制服が二着と私服が五着。合計七着もの大量の服を購入してしまいました。後悔しかありません」


 「なにを衣装棚を前に仰っているのですか。それぐらい、貴族の令嬢でなくてもお買いになります。何故、食材などにはあんなにお金を費やすのを厭わないのに、衣装は駄目なのか判りかねます、お嬢様」


 「消え物は良いのです。贅沢して美味しい物を食べて、私が満足できて、それでその後にはお姉様方にも、他の貴族にも何も残っていないので、お金が有るのが判らない。最高ではありませんか、リリ」


 「ま~、小さい頃から一緒ですので、お気持ちは判るのですが、もうよいのでは、お嬢様」


 「いいえ、油断大敵です。どこからか少しでも話が漏れたら、辺境から王都まで間違いなく来られますわ、お姉様方」


 「田舎の貧乏子爵家と言われてるのに、お嬢様と違い、見栄を張るのが大好きな方々ですからね」


 「ええ、ですので、森での討伐素材や薬草類、魔石で作った魔道具など、買い取って頂いたお金は結構溜まったのですが、表立っては使えません」


 「父君、母君、弟君は良い方なのですがね。何故ああなったのか判りかねますね、お嬢様」


 「では、エミリア様に相談されましたので、一品作ってまいりましょうか。材料もふんだんにある事ですし」


 「今日話されて許可を頂いたマリエラさんが、今日入寮されるなんて思われないですものね、普通。事前に連絡してある分の人数分しか料理の準備が出来ていないのですもの、足りなくなるのも仕方のない事ですね」


 「丁度食材も購入出来ているので、皆で食べられるようなものを作り、取り分けましょう」


 「予定では何をお作りに?お嬢様」


 「大皿盛りの特製オムレツです。リリも、マリエラさんもお好きだったでしょ。久しぶりにお作りしようと思って」


 「マリエラさんはお嬢様がお作りになれば、何でもおいしく食べられると思いますが」


 「でも昔作った時、あれを食べた時のマリエラさん、本当に幸せそうなお顔をしてらっしゃいました。またあの笑顔を見るのもいいものです」


 「では、急いで食堂の調理場に行きましょうお嬢様」


 まだ誰もいない調理場に辿り着くと、調理を開始します。リリには芋、玉ねぎ、ニンジンの皮を剝いててもらいましょう。その間此方はお肉の処理済ませ、卵を割りまくりのミルクを隠し味に少々、深い器で混ぜ混ぜです。それでリリの処理が済んだら、お野菜たちを食べやすくみじん切りに。

 魔道具の調理台に火を入れ、暖かくなってきたら、フライパンを置き、これでもかとバターを。これもこちらでは贅沢品です。で、ひき肉とお野菜を丁寧に炒め、終わったら一旦お皿へ。で、火を弱めて溶かした卵を広げて半分の部分に先ほどの炒めた具材を投入。端を利用して半分に折りたためば出来上がり。ケチャップは無いので、以前作っておいたトマトソースを煮詰めたものを代わりに掛けて完成です。


 「リリ、これだけ大きければ、四人で分けても大丈夫よね」


 「基本の三人分の料理がありますので、それを分け合っての補助と考えれば十分です、お嬢様。普段の分の私のをマリエラさんにあげて、これだけ食べたいくらいです」


 「また今度色々な物を作るから、みんなで仲良く食べましょうね、リリ」


 「はい、お嬢様」


 「じゃあ、出来上がったこれは、時間をとめた収納に入れておいて、お片付けを済ませて部屋に戻りましょう。料理人の方がもうすぐ夕食の準備に来られるはずですから」


 「時間になってお呼ばれするまでは、お部屋でゆっくりですね」


 「そうね、皆に美味しいと食べてもらえれば嬉しいのだけど、待ってる間、緊張するわね」


 「間違いなく美味しいので、心配は無用です、お嬢様」


 その後、夕食時、だした料理は皆に大絶賛でした。良かったです。

楽しく読んでいただけたら幸いです。

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