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彼の始まり、世界の始まり
白色の世界の中心に彼はいた。
彼は世界を見渡して思っていた。
ーー何もないーー
彼の手によって生まれたばかりなのだから当然だが、それにしたって何もない。
そんな世界を見続けていても退屈なだけだと彼はそれ以上世界に対する思考を止めた。
次に彼が考えたのは自分に出来る事が何かだった。
とは言っても世界を創った彼に出来ない事の方が少ないのだが。
その事に気付いた彼は、ならばこの何もない世界に自分自身で退屈しない世界を創れば良いと思い付き、彼は思考する。
ーー退屈しない世界を創るにはまずはーー
そして、彼は__
彼の容姿は白髪に左目の隠れた髪型、薄水色の眼、高身長です