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第7話.怪しいカゲ

がちゃり。 


ドアが開いて入って来た人物に、俺は見覚えがなかった。 


背格好は、疑いようもなく、教師……性別は男だろうな。 けど、 


見たことない奴だな。 


と、観察しているとそいつは話しかけてきた。 


「はじめまして…でもないんだけど……まぁ、はじめまして?俺…いえ、わたしは上月(こうづき)と申します。よろしくお願いしますね?」


…。 怪しい。怪しすぎる。 


気になるのはいっぱいあった。 

けど、一番気になるのは、 哉

「はじめまして、でしょう?…会った事ないと思うんですが。」


記憶力には自信があるのだ。 例えば、ただすれ違っただけでも…なんとなくなら顔ぐらいなら分かるぐらいにはいいと自負している。 その、自負してる頭がこいつを

「知らない」と判断したんだ。


「え?あぁ、そうですね……わたしからは言えません。すいません、私は下っぱですので、そういった権限はないのです。」 


妙に丁寧な仕草、言動。 

でも、この手足の拘束は間違いなくこいつの仕業だ。 

訳わかんね。 


「?どうされました?…あぁ、手足のことですか?申し訳ございません。少々手荒な扱いをしてしまいました。なにせ、あなた一人にお話があったもので。」


? ますますわかんね。何、こいつ…  


「危害を加えるつもりはございません。ご安心を。RRR…あ、失礼。なんだ。<電話をしだす。>わかった。……………仕方ありません。時間がないようですので、単刀直入に申し上げましょう。あなたはこの学校を、おかしいと思ったことはないですか?」


「は?」


「あなたの能力数値が異常にに低いのは分かりますか?」


「低い?…べつに?」


「では、この学校には<素質ある者>がいるのはご存知ですね?」


「…あぁ。」


「よく、考えて下さいね?あなたは、Level…もないんでしたね。確か、不明。なんだとか。」


「…嫌みか?」


「まさか!よく、考えて下さい…この学校で素質あるだけの生徒はたしか、0.2でしたよね?ここまで測れるんですよ?」


「なにが、言いたい。あんた、教師じゃないだろ…なんなんだ、一体」 


「あなたは、瞬間移動が使えるでしょう。測れないなんて、あり得ない。」


「…」


「学校側は、何かを、隠していますよ。」


それだけ、耳元で言うと奴はひらりと俺の後ろにまわった。 


「さて。誰か来たようですね。私はこれで、失礼します。」


言うのと、扉がガンッと開くのはほぼ同時だった。 



読んでいただきありがとうございました! 更新遅れてしまい、申し訳ありません; コメント等々できればお寄せ下さい。お願いします! では、失礼します。

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