第二話:不穏な風
そこから、何気ない会話を何気なく話しながら、校舎につき、これまた、おきまりのように、担任さまさまに捕まり、冗談のような時間(おそらく、5時間程度)を説教に費やした。
そして。
「…まぁ、今回はこの辺で勘弁してやる…戻れ。」
と、まぁ、こんな感じで無事釈放された。
快
「つっかれた〜」
ぐーっと、背伸びをしつつ、ついでとばかりに、隣で欠伸もかかれた。
「だな…今回は…きつかった…」
そう、今までは、3〜4時間で終わっていたのに…悔しかったからか?(・・?)
廊下にでると、待ってましたとばかりに、俺たちに飛び掛かってきた。
正確には、殴りかかってきた。
バキッ
ー暗転ー
所かわり、こちらは職員室。 「お疲れさまです、むらっち先生☆」
と、話し掛けて来たのは、国語担当の、安部先生(女性)。
「…安部先生…その、あだ名…なんとかならないんですか?」
と、聞いて見たが、答えなんて毎度同じく…
「えっ、可愛いじゃないですか?!それに、ここ(職員の間)じゃ、先生は、むらっちのほうが、浸透してるんじゃないですか?」
…確かに…いや、でも、しかし…
「まぁまぁ、むらっち先生、いいじゃないですか〜☆…面白くて(笑)」
と、また話し掛けて来たのは、実技担当の、川島。(こいつに、先生、は付けたくない。)
「…川島か。」
「ちょ、先生は?!」
「…。」
「無視ですか〜;;」
因みに、奴は幼なじみだ。腐れ縁ってやつだな。まじ腐っちまえ。
と、自分の考えに浸っていると、いつの間にか、話題が変わっていて、声の音量も少し下げぎみになっていた。 …? なんだ?
安
「…ところで、村川先生?例の…不明クンはどんな感じなのです?」
さっきのちゃらけた言い方ではない話し方。
成る程、あいつのことで話しかけて来たのか。
「特に…いたずら…というか、あまり授業に出ない以外は、他の生徒と変わりありませんが。」
「そうですか。なら、良いんですが。…失礼します(^ω^)」
最後は元の安部先生だった。
やはり、“不明”というのは職員の間でも、不可解なのだ。
「…むらっち、さ…不明、をどう思う?」
珍しくシリアスな雰囲気で川島が話し掛けてきた。「どう、って、なんだ。」
探るような物言い。
「…まさか、お前も“それより微弱”説を信じてるのか?」
「何が言いたい?はっきり言えばいいだろう。」
「……。場所を変えよう。」
で。
「で?」
「…“それより微弱”なんてあり得ない。…現に、彼は…瞬間移動が出来るだろう?」
そう、それが問題なのだ。
「なら、最低でも、レベル2はあるはずだ。仮に、“それより微弱”だったとして、、この学校で最低レベルは、0.2。この子は確か…何も出来ない、子だったはずだ。素質がある、だけで。 …分かるか?素質があるが、0.2。瞬間移動が出来るが、不明。 おかしいだろ…!!」
「落ち着け。……とりあえず、あいつは、子供だ。」
「むらっち…とにかく、あいつをよく見てたほうがいい…」
何かつらそうに川島は言った。
何か、何かが変わる気がした。 不穏な風が吹き抜ける。
読んでいただきありがとうございました!!少し、進展してみましたよ(^ω^) 自分は楽しかったのですが…どうでしょう?(・・?)楽しんで頂けましたでしょうか?(・・?)是非ともなにかコメントを頂けると…有難いです、すごく…!小心者なので。