情報
まったくどうなっているんだろうか。
校長室から出て来てガバッと問い詰めて来たさくらにも、クラス移動の話をした。
今まで同じクラスだったのに、違うクラスになる事が心底ショックだったらしく、さくらは「じゃあ、私授業あるから…」と言ってとぼとぼ歩いて行ってしまった。
廊下に2人残された俺と快は、とにかく情報が必要だと話合う事にした。
なにせ、俺たちが新しく配属される「stクラス」の詳細について何も説明がなかったのだ。
その上、「生徒には秘密」だというクラスなんて聞いた事がない。
「なぁ、STって何の略なんだろうな?」
「は? 略?」
「そ。俺、思ったんだけど多分<st>って何かの略だよ。」
略、か。
「略、ね。確かにそうかもな。っていうか、それ以外考えられないし。」
「で、その略さない…要するに、正式名称が分かればある程度は…クラスについて分かるかも。」
「あー。なるほど。じゃ、聞きに行くか。」
「?…哉、お前当てがあるのか?」
「こういう場合だけ、役に立つ奴がいるんだよ。」
そう。
この学校にいる中では、おそらく「略語」について知るもので右に出る者などいない、
「名前くらい、快も知ってると思うぞ?」
ただ、その名前は、いや人物はーーー
「? 俺が知ってる?」
「っていうか…多分ほとんどの人が知ってる。」
もはや、ーーーなのだから。
「誰だよ? 」
「名前は、Mr.ジープ…通り名は…<THEビーンズ>」
その人は、伝説の中の人。
す、す、すごく短くてごめんなさい…!!
お待ち頂いていた方々も、初めての方もゆっくり読んで頂けたでしょうか?
今回は短いですが、ここで一区切り、という事に…しておきます…
毎度読んで下さっている方も、初めての方も、またのご来場を心よりお待ちしております。
何かご意見等々ありましたら、お気楽にコメントしてくださいね?
では、失礼します!