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152話

 竜の混合魔法、竜の祝福を受けた身体能力をのせた剣。それはどちらも通常の魔獣相手なら、それがたとえ最上位の魔獣であっても瞬殺し、跡形もなく消し飛ばす力がある。そう、今となっては真竜でさえ無事ではないだろう。それらでさえこの王種には傷ひとつ付けられない。やはり王種を倒すには勇者とその勇者の振るう聖剣が必要なのだろう。僕はいざとなった時の事を想い、その時には賭けに出るしかないかと密かに覚悟を決めた。

 「フェイウェル殿、ミーア殿、ご迷惑をおかけした」

「勇者様、相手は上位王種です。早め早めの連携を頼みます」

勇者パーティーが戻ってきた。連携は、だいぶマシになっているけれど、以前のファイアーデビル討伐時を思うとぎこちない。勇者様は成長し、青の勇者としては十分以上に有能だろう。しかし、エルダーアークデーモンは、格上すぎた。振り下ろされる拳のひとつが重戦士たるレミジオをして支えきれない。振るう聖剣が与える傷は小さく、そしてその小さな傷でさえ戦闘中に回復してしまう。放たれる闇魔法こそアーセルの聖域魔法で辛うじて支え切れているようだけれど、それもいつまでもというわけにはいかない。

 僕とミーアがエルダーアークデーモンの敵意を引きつけ、勇者様が聖剣を振るう。何度、何十度、何百度と繰り返す。そこにエルダーアークデーモンが魔法を放つ予備動作に入った。アーセルが聖域魔法の準備に入ろうとしている。

「アーセル、聖域魔法は不要だ。勇者様、魔法を恐れてどうします。あなたは分かっているはずです。僕とミーアもサポートします」

僅かな戸惑いのあと勇者様が魔法の予備動作で無防備になっているエルダーアークデーモンに聖剣を切りつけた。いつもより大きく切りつけることが出来ている。しかし、エルダーアークデーモンの魔法発動を止めるだけのダメージは与えられない。

 エルダーアークデーモンが闇魔法を放つ。ターゲットは勇者様。僕は闇魔法のコアにオリハルコンの両手剣を振るう。続けてミーアも両の手に持つオリハルコンの片手剣できりつける。それによって大幅に威力を落とした闇魔法が僕達に襲い掛かる。僕の視界が闇に染まった。

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