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Unlimited World ~生産職の戦いは9割が準備です~  作者: あきさけ
後日談その4 天上の試練に挑みし者
460/466

380.報酬:リザルト1

本当に長らくお待たせしました!

一ヶ月以上ぶりの更新再開です。

今後の予定について後書きで書かせていただきますのでよろしくお願いします。

《レイドチーム名『神に挑みし者たち』によってレイドクエスト『天上の試練に挑みし者』が初攻略されました》

〈レイドクエスト『天上の試練に挑みし者』のワールド初攻略チームです。入口のモノリスにチーム全員の名前が刻まれます〉

〈レイドクエスト『天上の試練に挑みし者』のワールド初攻略チームボーナスとしてボーナスBP40ポイント、ボーナスSP40ポイントが与えられます〉

〈レイドクエスト『天上の試練に挑みし者』のワールド初攻略チームボーナスとして称号【幻神に打ち勝ちし者】が与えられます〉

〈レイドクエスト『天上の試練に挑みし者』のワールド初攻略チームボーナスとして各プレイヤーに『スペシャルスキルチケット:幻神オーディン』が授与されます〉

〈レイドクエスト『天上の試練に挑みし者』レイドチームMVPはプレイヤー『仁王』です。仁王にMVP報酬が授与されます〉

〈レイドクエスト『天上の試練に挑みし者』レイドパーティMVPはプレイヤー『白狼』です。白狼にMVP報酬が授与されます〉

〈レイドクエスト『天上の試練に挑みし者』をクリアしました。クリアボーナス経験値が与えられます〉

〈レイドクエスト『天上の試練に挑みし者』をクリアしました。クリア報酬をパーティ用臨時インベントリに格納しました。初クリアボーナスとしてクリア報酬が増加しています。レイドクエスト離脱までに臨時インベントリより取り出してください。クエスト離脱までに取り出さなかった場合、対象アイテムは消滅します〉

〈取得条件を満たしているためスキル【グングニル】を取得しました〉


 ボスを倒したことにより、レイドクエストもクリアとなったようだ。

 各種リザルトメッセージがログに表示されている。

 内容的には……まあ、妥当だろう。

 攻守ともに最前線で頑張っていた仁王や白狼さんがMVPなら、誰も文句は言わないだろうし。

 それ以前に、このメンバーなら文句を言うようなことはないか。

 ……って、おや?


「あれ、どうしたの、お兄ちゃん? 変な顔して」

「変な顔は余計だ。……白狼さんたちを呼んできてもらえるか? 俺のクリアログにスキル取得のログがあった」

「スキル取得? ……わたしのにはないね。わかったよ、ちょっと行ってくる」


 近くにいたハルにお使いを頼み、俺はスキルの詳細を確認する。

 何々、『(STR+INT)÷2.5+DEXに依存するダメージスキル。必中効果あり』か。

 必中っていうことは確実にダメージを与えられるってことだけど、その分、ダメージは期待できないのかな?

 そこのところも確認できればいいんだけど。


「きたよ、トワ君。なんだか、スキルを覚えたんだって?」

「おう、何を覚えたんだ? っていうか、どうやって覚えたんだよ?」

「鉄鬼もきたのか。というか、ほとんど全員集まってますね……」

「それはもちろんだろうよ。ようやく、倒せたレイドボスだ。そんな中でひとりだけスキルを覚えました、なんて言い出したら注目されるに決まってんだろ」


 なるほど、確かに。

 これはうかつだった。

 ……まあ、黙秘するわけにもいかないから、同じことなんだけど。


「それで、どんなスキルを覚えたんだい?」

「『グングニル』ってスキルですね。STR・INT・DEXの三種依存型ダメージスキル。説明欄を信じるなら、必中効果ありです」

「……ダメージ源が分割されているのは痛いけど、必中か。それはほしいスキルだね」

「あ、STRとINTは足して2.5で割った値が参照されるらしいです。DEXだけ素の値が参照のようですよ」

「なるほど。そのほかの情報は?」

「えーと。リキャストが百二十秒って位しかわからないですね。あとは、実際に使ってみないと」

「確かに。そうなるとPvPモードを使ったほうが良さそうだね。相手は……」

「おう、俺がやるぜ」

「じゃあ、鉄鬼君にお願いしようか。そのあと、ダメージの違いを調べるため別の誰かにもお願いしてみよう」


 そう言うわけで、鉄鬼とPvPモードで向かい合ってグングニルを発動。

 発動までにかかった時間は二秒ちょっと。

 魔法スキルのキャストタイムなんかも同じくらいだし、必中スキルの時間がこれくらいなら十分に利用価値があるな。

 スキルの準備が完了すると、頭上に光の槍が出現した。

 さて、問題の威力だが……。


「鉄鬼相手で三百ちょっとか。多いか少ないか悩むところだな」

「ああ、そうだな。PvPモードの減少も考えなくちゃならねーが、一発の威力としては微妙だな。二分に一回の必中スキルとして考えれば十分つえーが」

「確かにそうかもな。白狼さん、次はどうしますか?」

「次は、本当に必中かの確認だね。相手はハルちゃんに頼んであるよ」

「よろしく、お兄ちゃん」

「ああ、頑張って避けてみてくれよ」


 検証ふたつ目、必中かどうかの確認。

 今度はハルが相手で試してみたが、結果としては本当に『必中』だった。

 言葉にすると単純だけど、結果を見るとものすごくて、準備が終わった後、攻撃をした瞬間に槍が命中している。

 ステップ中だろうが高速移動中だろうがお構いなしに命中する。

 命中時の衝撃もそれなりにあるようで、空中で命中したときは弾き飛ばされていた。


「うん、本当に必中のようだね。検証お疲れ様。ちなみに、ダメージ量はどれくらいだったのかな?」

「一発あたり五百ほどでしたよ。やっぱり、わたしだとダメージ量が多いです」

「なるほど、ダメージ倍率も悪くはないみたいだね。検証ありがとう。後は……無敵時間中に当てた場合だけど」

「さすがにそれは無効化じゃないでしょうかね? あくまで『必中』であって、効果が貫通するわけじゃないみたいですし」

「だろうね。それじゃあ、そっちの検証はやめておこうか。……あとは取得条件なんだけど」


 さて、それが困った。

 今回の戦闘で何か条件を満たしたらしいが、トリガーがなんだったのかさっぱりわからない。

 関係がありそうなものと言えば……。


「やっぱり、あの槍を破壊したことですかね」

「トワ君もそう思うかい? ほかのみんなが条件を満たしていなくて、トワ君だけが条件を満たしていそうな行動ってそれくらいなんだよね」

「でしょうね。そうなると、今度はあの槍を破壊したプレイヤーすべてが対象なのかどうかとかいろいろあるんですが」

「……そこは教授たちに丸投げしようか。どちらにしても、僕らはクエストをクリアしてしまった以上、一週間のクエスト参加不可期間だし」

「そもそも、今回の戦闘情報って参考になるんですか? 俺の武器とか、五重刻印を大量に集めて力尽くで突破してるんですけど」

「……そこも含めて、なんとかしてくれると信じているよ、うん」

「本当に丸投げですね」

「なんとかしてくれるよ……多分」


 ここまで投げやりな白狼さんも珍しいけど、今回のレイドクエスト、本当にお金かけているからなぁ。

 必要なら、俺の使った武器は修理して提供するけど。

 ……俺?

 面倒だから、もう参加したくないよ。

 さて、ほかの報酬も確認してみますか。

いつもお読みいただきありがとうございます。

毎回の誤字報告本当に助かっています。

感想もありましたらよろしくお願いします。



**********



いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。

作者都合により一ヶ月以上更新が滞り申し訳ありませんでした。


また、Unlimited Worldの更新ですが、本話も含めて残り四~五話で一旦完結とさせていただきます。

主な要因はメンタル面の不調もあるのですが、作者側で書きたいお話はほぼ書き終わった……と思ってしまっているのが理由です。

一言で言ってしまえば燃え尽き症候群ですね。

本当はあと一シリーズ書く予定だったのですが、話の内容的に思うところがありまして、一旦完結扱いとさせていただきます。


後書きで長々と書いてしまうのはどうかと思いますので、後ほど活動報告で再度ご報告いたします。

もしよろしければそちらもご確認ください。

それではまた次の更新で。


次の話はもう書き上がっているので来週水曜日までには更新できると思うよ!

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― 新着の感想 ―
[一言] 一旦終わりとは残念です。 ケットシーの里の発展とか陰陽師とかの閑話とかもあったらと、 気になっていたのですが。 また、投稿される日を楽しみにしています。
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