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アビリティリングの秘密  作者: 9741
第7章 VS エンダー
38/65

次鋒、吹雪氷華

「これはこれは、初戦を取られてしまいましたか」 


 向こう岸の敵が話しかけてくる。


「……どういうつもりだ? 場外したにも関わらず攻撃を続行するとは」

「卑怯だぞ! 場外だったのに攻撃しやがって!」 


 ユウと車田くんが抗議する。私と氷華ちゃんも怒っていた。勝負は完全に空くんの場外勝ちだった。なのに相手は攻撃を続行した、これは明らかなルール違反だ。


「はて? 何のことでしょうか?」 


 なんと相手は白を切ってきた。自分達は場外負けしたところを見てないという。なんというやつらだ。


「白々しさもここまでくると感心しますわね」 

「さて、次鋒戦と行きましょうか」 


 もう次の試合を始めようとしていた。話をするつもりは無いらしい。


「今の試合で、分かったことがある」 


 ユウが腕を組みながら話す。


「敵にとって勝ち負けなんてどうでもいい。俺達を殺せさえすればいいんだ。」 


 そんな! と私は叫ぶ。


「それじゃあ、ルールなんて無いも同然じゃない! こんな試合、する意味ないよ!」

「だろうな。……だがこちらがルールに背いたことをすれば、奴らは鬼の首を取ったかのごとく、人類を抹殺するだろうな」

「そんな……」

「とにかく、今は勝つしかない。しかも場外や気絶ではなく、相手を殺しての勝利だ」 


 相手を確実に仕留める。私以外の四人が今までやってきたことをするだけ。


「でしたら、わたくしが次鋒を担当しますわ」 


 氷華ちゃんが立候補してきた。


「大丈夫か? 敵はおそらく、お前が水系能力者だと知っているぞ」

「ご安心ください、負けるつもりはありませんわ。それとユウさん」

「なんだ」

「以前も言ったでしょう。私のことはH2O使いと呼んでくださいな。やつでさん、すみませんが帽子を預かってくださいますか?」 


 私は氷華ちゃんの被っていた麦わら帽子を受け取った。


 氷華ちゃんはフィールドへを向かう。 

 次の敵は青色のローブを着たエンダーだった。ローブを外すと、中から腰の曲がった立派な髭のおじいさんが出てきた。


「ホッホ、よろしくの、氷華ちゃん」

「ええ、よろしくお願いしますわ。……わたくしの名前を知っているということは、やはりわたくし達のことは事前に調査済ということですか」

「当然じゃ。敵を倒すためにはまず敵を知らんといかん。マッハの馬鹿は己を過信して、敵を侮った。故に負けたんじゃ」

「マッハ? ……ああ、さっき常盤くんに倒されたエンダーのことですか」

「マッハは馬鹿じゃったが、どこか憎めない奴じゃった。……敵は取らせてもらうぞい」

「申し訳ありませんが、わたくしも負けるつもりはありませんわ」

「ホッホ。……バトル開始じゃ!」

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