表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アビリティリングの秘密  作者: 9741
第7章 VS エンダー
33/65

上陸。5人の対戦相手

 船は私達を下すと、すぐに出向し本土へと帰った。黒服さんはエンダーのことは知っているけど、能力者ではない。島にいては戦いの足手まといになる。だから一度帰ってもらった。もちろん、連絡すれば、ちゃんと迎えに来てくれる。


「誰もいませんわね……」 


 上陸と同時に攻撃してくるというユウの心配は、取り越し苦労だった。 

 私は周辺を見回す。海岸には誰もいない。 


 でも代わりにある物を見つけた。


「っ! あれ見て!」 


 木が倒れていた。一本だけなら騒いだりしない、何本も倒れている。しかも倒れ方が不自然だった。 

 倒木が島の中央、森の奥まで続いているのだ。


「この木の倒れ方、明らかに何者かの手によるものだな」

「エンダーの仕業か!」

「十中八九な」 


 膝を折って倒木を見つめるユウ。


「さながら、エンダーによって作られた、獣道ならぬエンダー道ですわね。これを辿って来い、ということなのでしょう」

「行こう」 


 私達はエンダーが待つであろう、島の奥へと歩き出した。 


 森の景色はしばらく続いた。途中で珍しい小動物や鳥を見つけた。……エンダーとの戦いが無ければ、皆で楽しくハイキングできたのかな。 


 やがて、開けた場所に出た。


「ここは、盆地か?」 


 この地は、まるでカップアイスクリームをスプーンですくったかのように、凹んでいた。直径五十メートルはある丸い凹み。


「おかしいですわね、DCで地図を拝見しましたが、ここは湖のはず。……!! 水が干上がっているのですわ!」 


 氷華ちゃんが叫ぶ。


「これもエンダーの仕業か」 


 こんなことをして、エンダーは何をしたいのだろう。環境破壊が趣味なのだろうか。


「おい、向こう側に誰かいるぞ!」 


 車田くんが凹みの向こう側を、枯れた湖の向こう岸を指す。 


 そこには、何者かがいた。 

 一、二、三、四、五。 五人はそれぞれ赤、青、紫、緑、白のローブを来ていた。 


 きっとあれがマーザが用意した五人の対戦相手だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ