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アビリティリングの秘密  作者: 9741
第6章 失われた記憶
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吹雪氷華の尋問

「初めまして。わたくし、吹雪氷華と申します。お見知りおきを」 


 吹雪さんがニコリと笑顔を見せてくる。 

 こちらも自己紹介しないと。


「あ、私は凩やつでです。それで、こっちが……」

「不動ユウだ。お前は確か、NEXに出場していた水使いだったな」 


 ちょっとちょっとユウ。初対面の女の子にお前呼ばわりはダメだよ、失礼だよ。


「水使いではなく、H2O使いと呼んでくださいな、不動さん」 


 どうやら怒ってはいないらしい。私はほっと胸を撫で下ろす。


「あの、吹雪さんもディーノ社長に呼ばれたんですか?」

「ええ、そうですわ」 


 吹雪さんは肯定する。


「吹雪はどうして社長に呼ばれたのか、その理由を知っているか?」 


 ユウは質問する。


「私が呼ばれた理由は分かりませんが、あなた方二人が招待された理由は、大方の予想はできています」


 吹雪さんが続ける。


「おそらくは、NEXに現れた謎の乱入者について、でしょうね。あなた達は間近で見ていただけではなく、倒したのですから」

「だろうな」 


 車が発車する。慣性の法則で身体が少し揺れる。


「私からも、質問してもよろしいですか?」 


 私とユウは了承する。


「あなた達はどうやって、あの乱入者を倒したのですか?」

「刀で斬った」 


 ユウが簡素に答えた。


「……私の聞き方が悪かったようですね。聞き方を変えます。私は控え室からカメラを通して、あなた達の戦いの様子を見ていました。その時、凩さんが不動さんにリングを渡し、不動さんはリングを使って武器を生み出したように見えました」 


 私はドキッとする。あの時、観客の皆は慌てて逃げようとしていたから大丈夫だと思ってたけど、まさか見ていた人がいるなんて。


「先日ニュースでアビリティリングの能力が実体化する、というものがありましたね。ディーノ社長は否定していましたけど。……もう一度尋ねます、イエスかノーかでお答えください。あなた達の持つリングは、現実世界でも使えるのですか?」


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