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アビリティリングの秘密  作者: 9741
第5章 奇妙な能力者達
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消えたアビリティリング

 ユウが謎の乱入者を倒してから三日経った。 


 NEXは当たり前だけど中止となった。当然だ、人が死んだのだから。 

 それにあの乱入者も謎のままだ。大会を再開して、またあのような乱入者が出てこないとも限らない。

 ユウと私のアビリティリングがあったから、この前は何とかなったけど……。 


 ここで私の持つアビリティリングについて説明しようと思う。 

 私のアビリティリング……『妄想創造』の力を宿したリングは普通の物とは異なる。 


 通常のリングは異次元フィールド限定で能力者に変える。 


 でも私のリングは違う。私の『妄想創造』は現実でも使える。 


 この前の大会で殺人鬼を倒すことができたのも、私のリングが特殊だったおかげだ。もしあのリングがただのリングであったなら、ユウや私だけではなく、会場にいた全員が殺させていたかもしれない。 


 どうして私のリングだけが……いや、私のだけじゃない。この前の電撃痴女も現実世界でリングの能力を使えたのかは分からない。 


 分からないけど、私はこの能力を結構重宝している。 

 例えば、傘を持っていない時に急に雨が降ったとする。そんな時はメモ帳なんかに傘の絵を書いて実体化させれば、雨に打たれずにすむ。 

 他にも消しゴムを無くした時に、わざわざ買いに行かなくても、消しゴムの絵を描いて実体化させれば解決だ。 


 こんな風に私はちょくちょくリングを使っている。 

 言っておくけど、犯罪とかには利用していないからね? 


 それと、リングの秘密は他の人にも内緒にしている。人に知られると多分ややこしいことになりそうだから。 

 リングのことを知っているのは私と、ユウだけだ。両親も、私の能力が現実化することは知らない。 


 え? もう一度、絵が実体化するところを見てみたい? 

 うーん、残念だけど今はちょっと無理かな。 

 何故かと言うと……。


「どこに行ったんだろ、私のアビリティリング……」 


 私のアビリティリングは絶賛行方不明中だ。 


 寝る時とお風呂の時以外、リングは常に手首に着けているから失くすとしたら家の中だ。 

 でも、家中をひっくり返してみたけど、どうしても見つからなかった。


「ねえ、ユウは知らない?」

「さあな」 


 公園のベンチに座りながらユウに聞いてみたけど、答えはそれだった。 

 あれはとても大事なリングなのに。


「のん気だなぁ……もしかしたら盗まれたかもしれないのに」

「そんなことあるわけないだろ」  


 ユウはそう言うけど、もしかしたら本当に盗まれた可能性がある。

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