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大樹を

短いです。モチベが上がりません。

「私の名前はグドーといいます」

 食事を用意し、二人で食べ始めた直後、彼はそう言った。

「私は……」

 答えようとして、悩んだ。

 私の名前、なんだっけ。

 自分の名前を誰かに名乗った事も、名前を呼ばれた事も、もはや遠い昔の記憶だ。

 数秒かかって、ようやく思い出す。

「私はリムです」

 グドーは一瞬首をかしげ、食事を再開した。私もまた食べ始める。

 鹿肉。

 私の料理の腕は分からないが、単純に食材の味は良いと思う。

「おいしいですね」

「そうですか? なら良かった」

 味付けに使っているのは、魔法でつくった塩だ。この魔法は私からすると案外簡単だったりする。

 だが、私からすると簡単な魔法だが、並の魔法使いにはなかなか出来ないはずだ。無から有を創りだすのは物質創造系統の魔法であり、物質創造は非常に難易度の高い系統なのだ。この魔法は物質創造系の中では非常に難易度が低いため、私からすると簡単なのだ。

「実は私には妹がおりまして」

 突然グドーが話始めた。

 とりあえず聞き続ける。

「その妹は非常に重い病に罹っているのです。多くの医者をあたったのですが、誰も直せませんでした。そこで私は仕方なく、高名な魔法使いの方を尋ねたのです。彼は私の妹を見て、直せると断言しました。ですが、法外な額の治療費を要求されたのです。払うことはどう考えてもむり。ですが私は、それでもすがりました。最後のは彼が俺、私が魔法の実験体になることを条件に、妹を治療してくれました」

 グドーはそこまで話して、こちらを向いた。

「私にかけられた魔法、どんなものだと思います?」

「え?」

 そう言ってグドーは立ち上がりながら、剣に手をかける。

「それは……魔法による生命への干渉を妨害する魔法。つまり、即死魔法に耐性をつける魔法ですよ!!」

 言い終わった瞬間、グドーは剣を抜き放ち、私に跳びかかった。

次回は水曜のつもりです。


追記:ここ最近モチベーションが上がらず、かけていません。こんなに短いのに。

 モチベーションが上がるまでしばらく休止します。

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