プロローグというかなんというか
こんにちは。
なろうド初心者のミカズキと申します。
正直今もちんぷんかんぷんでわたわたしてます(笑)
この小説、キーワードにボーイズラブと記入してありますが、異常な程に仲のいい男の子達が出てくる予定なので、念のためつけているような感じです。
それ程BL色は強くありません。
空を見上げると、スカッと広い青空が広がっている。
そして、その空では鳥が飛び交っている。
いやぁ、なんとも爽快。
爽快。
うん、爽快……
「……だけど、な……」
この状況はマズイ。
「朝起きるとお屋敷の前とかマジふざけんなよ……」
──はい、俺はなぜか朝起きた時、普通にどっかの立派なお屋敷の前で手足おっぴろげて寝てました。
逃げ出そうにも門の鍵はビッチリと固く閉められ、屋敷を囲う塀にはトゲトゲとした柵が取り付けられている。
と、いうことで現実逃避を行っていたのだが……
「見つかるのも時間の問題だしなぁ……」
お屋敷が大きいからといって、俺はその屋敷の真ん前で寝ていた。
今まで見つからなかったのが奇跡に近い状態だ。
どうする、俺。
このお世辞にも長身とはいえない身長を使って子供だって言い張るか?
子供のイタズラなら許してくれるだろう。
……多分だけど。
深いため息をつく、そんな俺の後ろで人工芝がガサッと音を立てた。
俺が振り向くのよりも早く、
「きゃぁぁぁぁ! なによこのガキ!!」
そんなヒステリックな声と共にガーンッと頭に鈍い衝撃が走った。
足元の人工芝に、俺の物と思われる赤いものがポタポタと落ちた。
ヤベェ。
俺、死ぬかも……
スッと意識がとおのいていった。