4話:過去ー教室ー
健目線になっております。
若干鷹人目線じゃないか?と思うかもしれませんが、ご了承下さい。
一方、教室では。
「おい、広田、何してんだよ」
責められていた。
「・・・」
そりゃそうか。
「おい広田、今すぐ職員室に来なさい」
あ、あの先生は確か学年主任だっけ。
「・・・はい」
とりあえず俺は職員室へ向かった。
「なんであんなことをしたんだ!!」
と学年主任の怒鳴り声。
「アイツが俺のことを馬鹿にしたからです」
なんとなく覚えてる・・・。
「ハァ?馬鹿にされたからといって、相手を怪我させる奴がいるか!」
「ムカついたんです」
それが理由か・・・。
「・・・とりあえず、津本は大丈夫だそうだ。
俺も付いていくから、津本の家に謝りに行こう」
そういや菓子折りを持って来たんだっけ。
「・・・」
「親御さんに連絡するから待っとけ」
走ってくる音が聞こえてくる。
「はあはあ・・・広田!」
来たのは本原と近藤。
「・・・何?」
「こ・・・これ!荷物」
「あぁ・・・ありがとう」
荷物を持って来てくれたのか。
「広田は今からどうするの?ガラスの処理は千鶴がやってるから後で感謝しなさいよ!」
ハハ・・・本原懐かしいな。
「・・・『ありがとう』ととりあえず峰田に伝えてくれ。
俺はとりあえず先生と津本の家だ」
と伝言を頼み立ち去って行く広田。
「うん、わかった。お元気で」
永遠の別れじゃないんだからさ・・・
「おう」
ー4話 完
次回は津本の家に行くお話です。