冒険者ギルドと初任務なお話。
木を頼りにして、歩いてみること約1時間弱。ここまで木、川以外に何にも無かったが、少し奥に村が見えてきた。[...きっと始まりの村的な場所なんだろうな....]
あまり期待はせずに少しづつ歩いていった。どうやらここは、水の村という場所らしい。転生した直後の場所から川がずっと続いていたので、納得いく名前だ。
[...なんか、視線をめっちゃ感じる....]まあ、無理もない。なぜなら自分の今の服装は転生前と同じなのである。(転生する前に服装とかくれないのかよ..と内心思ったが黙っておく。)白いワイシャツに、紺色のブレザー、長ズボンというどこにでもいる学生の服装だが異世界人からしたら異形?なのには違いない。幸い、貧乳だったので、胸元も痛くない。[...今まで服装で悩む事なんて、なかったんだけどなぁ...]そう思いつつ、とりあえず俺は冒険者ギルドっぽいのを探しにいった。
[...とりあえず金を稼がないと話にならんからな...スローライフっていうのも視野に入れつつ、依頼をこなしていく感じになるかなぁ...]そうこうしてるうちに着いたらしい。[....ここが、ギルド...]自分はソシャゲやMMOは基本ソロプレイなので、ギルドとかそう言うのは興味が全くなかった。が、今回ばかりは仕方ない。それに...[....百合..か..悪くないかもな..]出会いはやはり求めるものである。
[とりあえず手軽なクエストを頼むか...]「すいませーん!」とびこり可愛い声[だと思いたい]で受付係を呼んだ。「はい。なんでしょうか」「ギルドに登録することって出来ますか...?」「少々お待ちください。」
[なんか素っ気なかったなぁ...いや、そういうものか受付嬢って]受付嬢が奥から何が取ってきた。「こちらに手をかざしてください。」地面の突き刺さった剣のフィギュアみたいなのを持ってきた。[...これで、おそらく職業などが判明するのか...]どんなチート持ってるかな〜とワクワクしながら剣の取っ手?を持った。
[....魔法適正が..8で?武術適正が...4...なんか微妙だな...]「お客様の職業は、魔法使い(ウィザード)です。」「へ〜!ありがとっ!」[...なんか..キモイな..]かわいく演じるのにはまだ時間がかかりそうだ。
...そして、ダークゴブリン討伐を引き受けた。ちなみに魔法適正の最大は10武術適正の最大は8となっている。つまり自分は体術は向かないと言うことだ。そして簡単にそこら辺の図書館で漁ったこの世界の今の状況を説明しよう![この世界の名前はグライブといい、3人の神によって均衡は保たれてたとゆう。その神名は1人目がマーシャ・ハーツという魔法適正が10とゆう脅威的な強さを持つ神だ。2人目が、グラー・v・アストラムという武術適正10の武術の達人の神だ。もう1人の情報は不明らしい。そしてとある日のことマーシャとグラーの意見が食い違ったことにより大戦争が起こったという。(ちなにこの戦争をマシャグラ虐殺戦争というらしい。)そしてその戦争により均衡がくずれ、世界は3つに別れたマーシャが率いているスターズ(この世界の言葉で別れた世界の名称を指す。)はマーシャルといい、グラーが率いているスターズはグレスと言われるようになった。(ちなみに私がいる所はグレスらしい。)ざっとこんな所である。魔物が湧くのはマーシャルの刺客らしい。それでダークゴブリン討伐に行くことになった。]今きている制服を売り、(めっちゃ高額だった)武器屋に着ていた。そして1番最初に目に付いたのが、[...ハンドガン..?!]なぜかハンドガンらしき物が置いてあった。店主に聞いた所この銃はサイコ・ガンといい魔法適正が高いものしか扱えない武器らしい。私はこの銃と、適当に剣を購入。今の所マーグ(通貨の名前)には余裕がある。ちなみに戦闘スタイルは右手に剣、左手にサイコ・ガンを持ち戦う。どこがウィザードなんや....と言いたくなるだろうが、厨二心は抑えられず...。そして討伐に向かった。
....そしてダークゴブリンを見つけた。その数はなんと25匹[多すぎるだろ!?]演習もしてないので、ぶっつけ本番である。まずは剣でなぎ払いゴブリンを倒しつつ、死角から音がした瞬間サイコ・ガンで対処。(ちなみに弾は魔法で生成する。)魔法などこれっぽちも使っていない。この戦術で15匹を撃破。が、体力が持たず逃げを試みるが、後ろから雄叫びが...[この雄叫び...まさか..!]図書館でみた姿とそっくりだった。エンシャント*ドラゴンである。危険度はこの世界でMAXのサイコ。[....やばいまだ、死ねないのに...!]ゴブリン10体が下敷きにされ、一体一となった。[...くそっ、どうすれば...回復アイテムも切れたし村とかに戻れるアイテムはそもそもなかった。身体強化系の薬、魔法も...やはり情報不足だったか...!]戦うことを決断する。だが、少しワクワクしている。[....少女になったからか動き身軽だし、ここらで色々試すか、、!]心が燃え盛ったまさにゾーンに入ったかのように冷静になった。そして、開幕のゴング(サイコ・ガンの銃声)が、鳴った。